がん末期で最後は自宅で…と希望された方が今日亡くなりました。
担当させていただいた時には既に状態が良くなかったので、私たちもご家族様も最初から常に死を意識したお付き合いでした。
介護ベッドのレンタルの手配、退院時の通院乗降介助の手配、付き添い、要介護申請代行、各種サービス導入時の顔合わせ、フェース・ケアプラン作成、事業所間への連絡…などなど。数えるほどの短期間であっても介護保険を使う以上はきっちりした流れが必要になります。
表だってはご本人の体にふれることもなく、介助をすることもなく、ケアマネはすべて裏方に徹します。
家族さんやご本人さんが頼りたいのは主治医や看護師やヘルパーだけで、ケアマネの仕事なんてきっと最後まで理解されずに終わってしまうんだと思います。
しばらくしたら看護師さんのグリーフケアに同行させてもらったり、時期をみてまだご契約のこととかで訪問させていただくことになりますが、本当に事務的な契約事項が多くて亡くなられたかなり後に介護認定の結果が出た場合などはその時点で初めて計画書をつくり各事業者さんに請求をだしたり、順序は逆なんですが誰からも見えないところで事務処理は続きます。
それでも大変苦しまれた中で、最愛の家族に囲まれ、大好きな自宅で死の時を迎えられたご本人様は幸せに旅立たれたと思います。
ー合掌ー