要介護認定には必ず認定期間というのがあって、半年から2年に1回は更新申請をして再度認定調査を受ける必要があります。
自分の担当している利用者さんがあと2か月で期間切れになるという時には、ケアマネが市役所に本人に代わって更新申請をします。(と言っても、申請用紙は自宅に送られてくるのでご自分で提出される利用者さんもいます)
今まで要介護2だった方がこの更新認定により要支援に移行される場合も少なくありませんので、ケアマネ・本人ともに結果が気になるところです。
先日、私の利用者さんの家族さんから電話があり、「父の新しい介護保険証が届いて、要介護1でした」とのこと。
今まで要介護3だった方なのに何故??と突っ込む間もなく「今回の調査では本人が演技しなかったもんですから~」
なるほど。。よくよく考えると、そうだなぁ…あんなに頭もしっかりしているのに今まで要介護3であったことのほうがおかしい。。
もちろんこのかたのように演技をして介護度を上げることも(本当は好ましくないけれど)可能ではありますが、めいっぱいサービスを利用しないのにやたらと上げることにこだわる方が多いのは、皆さんあんまりご存じないのかもしれません。
介護度が上がるごとに利用するサービスの単価も上がります。
使える範囲は確かに増えますが、週3日のデイサービスの利用くらいならば要介護3よりも要介護1で利用するほうがだんぜんお得
ですから上記の利用者さんも、演技をしなかったことでずいぶんと月の費用が安くなりました。
ただ、要支援になってしまうと使えるサービスの種類が変わってくるので難しいところなんですね。
担当も在宅支援センターから包括支援センターに代わりますし、身体的には喜ばしいことなんですが、実際は今まで受けていたサービスが使えなくなり、戸惑われる方も多いのが事実です。
ケアマネも包括への申し送りなど忙しくなると同時に担当を外れる寂しさもあります。
今月は私の利用者さん6人が同時更新なので、結果報告待ちでなんとも落ち着かない日々です。。