ケアマネの…

ケアマネのひよこっちも、最近壁にぶちあたってばかり。長い間さぼっていましたが再び復活です。タイトルが思いつかないので

はったりケアマネ

2009-08-15 20:20:10 | お仕事

ケアマネの仕事のひとつに、新規で相談に来られた方との契約、居宅介護支援に関する重要事項説明というのがあります。

実はこれ、結構しんどいんです。。
居宅介護支援の理念や事業所の営業案内、ケアマネジャーの仕事内容、支援費のしくみ、秘密保持、相談窓口、情報公開など、説明書に沿って読み上げながら、利用者および家族様に説明しなければいけません。

最初の頃はこれをひとりで読み上げるだけで緊張して声はふるえてくるし、どのようにして説明したらわかりやすいのか、な~んて考えながら喋っていると自分でもわけわからなくなってしまうんですね…

担当者会議はみんなに話題を振ることで肩の力を抜いたり出来るのですが、重要事項説明は介護保険についてほとんど初心者、知識のない方にわかりやすく説明しなければいけないわけで、時として説明途中で家族さんからするどい突っ込み、質問が入ることもあります。

そりゃあそうですよね。未知の世界のご契約ですからいろいろ疑問に思われて当然なのです。
でも、ひよこケアマネここでひるんでいては不信感を持たれてしまいます。

重要事項…に限らず、ケアプランを作ってサービスを開始するまでには様々な質問に答えなければいけません。
そこで、ちょっと自信がないことでも ”言い切ってしまう” というワザを身につけました。

もちろんその場ではハッタリなのですが、実はこれ結構自分にプレッシャーをかける意味でも使えるのです。
言いきったからには責任が伴うので事務所に戻ってからも徹底的に調べなおします。 調べなおすとさらに知識が確実なものとなります。

それで万一間違えていたとしたら…即、電話で平謝りです。
「先ほどの件、勘違いしておりました
ありがたいことに、たいがいの方々はこれで許してくださいます

今、「はったり」で検索かけてみたら、あながち私だけの思い込みでもなさそうです。

 


島唄

2009-08-14 20:11:02 | 日常思うこと

今にして何故…??
と、自分でも思うくらいTHE BOOMの島唄にハマっております。

ヒットしていたのは1990年代前半でしたか、あの頃からずっと耳には残っていたのですが今改めて聴いてみるとめちゃめちゃ良い”うた”ではありませんか。
もう何度リピートしたでしょう。
深い歌詞と心を打つメロディー、こんな完璧な歌は他にないと言い切れるほど私の中でマイブームとなっております。
一日中、島唄が頭の中でエンドレスで流れて仕事になりません
おまけに、島唄を熱唱する宮沢和史さんかっこよすぎる~!!


更年期??

2009-08-13 20:11:00 | 日常思うこと

最近、後頭部から背中にかけて滝のような汗をかきます。
顔に流れることはないのに首すじにかかる髪の毛はいつも濡れていて。。
それに太っているわけではないのですが、内股にもたっぷりの汗…

思えば30代の頃はこんなことなかったのです。
「のぼせ」というのでしょうか、身体の中から噴き出すような熱気で自分自身が沸騰して
しまうような感覚も日に数回やってきます。
あぁ…私にも、とうとう来てしまった。

いくら若いつもりで日々過ごしても身体は年齢に正直ですね。

 


脊髄小脳変性症

2009-08-11 21:53:41 | お仕事

今日お会いした介護の世界ではまだまだ若いご夫婦。
奥様が原因不明の難病。ご主人が悪性の腫瘍…

こんな厳しい状況なのに奥さまは終始にこにこ
ご主人はそんな奥さまにメロメロ

部屋中の壁にはお二人の、ご家族の写真がたくさん飾ってあって…聞き取り調査をする話の内容からはかけ離れた幸せな光景。

毎日少しずつ出来ないことが増えてきて、気がついたらひとりでは家の外へ出られなくなっていた。
今は時間をかければ出来ていることも、近い将来何も出来なくなってこの家にもいられなくなるなぁ~と明るく語る奥様の笑顔。

こんなにも明るく話が出来るようになるまで、どれほどの涙を流したことだろう。

ご自身も重い病を抱えながら、そんな奥さまを見守るご主人。

幸せってなんだろう…?
愛に満ちた充実した毎日を過ごすことが幸せならば、このご夫婦は間違いなく幸せだ。


合掌

2009-08-03 18:22:55 | お仕事

今日、私の受け持つ利用者さんが突然亡くなられました。

つい先日お見かけした時にはいつもとなんら変わらず、笑顔で手を振っておられて…
たまたま急ぎの用事があった私は近寄って話もせず、また近々の訪問でゆっくりお話させてもらおう、なんて心の中で言い訳しながら、その場を去ってしまったことが今となっては本当に悔やまれます。

ご高齢ではありましたが周りの誰もがご本人より体調のすぐれない奥様のことに気を取られていて、ちゃんと奥さんを手伝ってあげないとだめですよ、なんて言えるほどお元気な方だったのです。

デイサービスの帰りの送迎車に向かって職員さんたちが毎日思いっきり手を振ってお別れしているのは、次回必ずまた会えるという可能性が少ないから、きちんと毎回お別れするのだと聞いたことがあります。
80代、90代のお年寄りを相手に仕事をするケアマネも、もっと毎日緊張感を持って仕事をしないといけないなって今日は心の底から思いました。

Mさん、訪問したらいつも2時間近くお話ししましたね。色んなこと教えて下さりありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りします。

 

 


お年寄り恐怖症?

2009-08-02 21:28:55 | 日常思うこと

なんて言うんでしょうか…

職業柄、毎日お年寄りと接していると休みの日に実家・義実家に行くのがとても億劫になります。
自分の親ももういつ要介護度が出てもおかしくない年齢になってきていて、親孝行できるのも今のうちと頭では分かっているのです。
親孝行とまでいかなくても、せめてしょっちゅう電話してあげるとか、月に1度くらいは訪ねてあげなくては…という焦りもあります

だって、いろんなところでお年寄りの本音や寂しさを聴かされているのです。
他人事になると、そうだよなぁ…同居しないならしょっちゅう訪ねるくらいしてあげればいいのに…って、正直思います。

でも、、、たまの休みは仕事を忘れてゆっくりしたいし掃除もしたい。
料理人が家では自分でご飯を作らないってのと同じような感覚かもしれません

そうは言っても行かなければ行かないでこうしてストレスがたまるので、ここはひとつ月に1度は親孝行デーと覚悟を決めるしかないのかな


もう8月

2009-08-01 22:12:39 | 日常思うこと

今年はなかなか梅雨が明けませんね。
スコールのような雨が突然ななめに降ってきたりして、、、
カラっと晴れの日が続かないせいか、8月になったという実感が全くわきません。。

子供が小さい頃は、いつキャンプに行こうか、海に行こうか、晴れるといいなぁ~と思いながら天気予報とにらめっこしていたものですが、いつの間にかそういったイベントからも引退してしまいました。
今はせいぜい外回りをする時は雨が降りませんように…と思うくらいです。

こんな風にして夏の過ごし方ひとつをとっても月日の流れを感じます。

 

 


深い~い話

2009-07-31 22:13:23 | お仕事

今日の先輩ケアマネからの名言。

ケアマネって学校の先生のようなものだと思う。
40人くらいを受け持って一段高いところから、学校生活がうまくいかない子はいないか(サービスがうまく利用出来ていない人はいないか)、勉強についてこれない子はいないか(プランに沿って効果が上がっていない人はいないか)、家庭がうまくいっていない子はいないか(家族とのトラブル・虐待などはないか)を常に見落とさないよう気配りしながら、家庭訪問・三者面談・懇談会(モニタリング訪問・担当者会議)で家族ともコミュニケーションを取りながら、必要であれば学校推薦(優先入所申込み)してあげたり、進学先の紹介(特養・老健・有料など)、転校の手続き(他事業所への申し送り)をしてあげたり、などなど…。
本当は金八先生のように、ひとりひとりに深く関われる信頼される先生(ケアマネ)になれたら…それが理想なんだけどね。。 ブラボー

クラスの中に問題児がいたら、その子に振り回されてついつい真面目な生徒は見過ごしてしまう…本当に日々の仕事がこんな感じで進んでいきます。
あんまり熱心にその子に関わりすぎると、今度は親が「後のことは先生に任せた」とばかりにさっと手を引いてしまう。
独居のお年寄りなど、本当はとことん関わってあげたいな…と思っても40人クラスを受け持っている以上ケアマネが出来ることには限りがあります。

なんとなく今…学校の先生の気持ちがわかったような気がしました

 


おひさしぶりです

2009-07-30 22:56:28 | お仕事

思えば去年の7月、就職とともに「ケアマネのたまごっち」ブログを立ち上げてからちょうど1年が過ぎようとしています。
紆余曲折ありながら、なんとか辞めずに続けてこられたことに感謝!!
今日は、再開を記念して1年目の感想…というか現状を綴りたいと思います

当たり前ですが、仕事関係で私のことを知る人がたくさん増えました。
電話での挨拶もお決まりの「お世話になります」から「こんにちは~」と親しみをこめて言ってくださる方もちらほら…

最初のころ乗り越えられないくらいの緊張を感じていた「担当者会議」も、自分のペースで楽しくこなせるようになりました。人間、どんな境遇にも慣れるものですね

関連事業所さん、福祉用具の業者さん、それぞれの個性・特徴・良い面・悪い面などいろんなことが見えてきました。(逆に私も他所から見られていることでしょう

新規の面談などでも自分の力で一通り説明し、相談業務もこなせるようになりました。

そして当センター内で自分の居場所(人間関係)が日々確立されて、とっても居心地が良くなってきています。

それでも、情報の把握量は100ある中のまだ65くらいでしょうか。
本当に日々いろんなことが起きて、そのたびに聞いて、調べて、追い詰められて…の繰り返しです
1年前に比べたら色んなことが分かって来たけれど、それでもまだまだこれからです。。 今年一年は去年の総復習の年にしたいな、と思います。
知っていることでも自信を持って答えられるように…(実はこれが一番難しい

 

 

 


すこしだけ鬱

2009-05-06 19:00:33 | お仕事

連休最終日からだからでしょうか、すっきりしないお天気のせいでしょうか
今、とっても憂鬱な気分です。

介護職の時は絶対にもらえなかった何年ぶりかの4日連休。
特に何をするでもなく、時間の余裕を心ゆくまで楽しんだというのに、何なんでしょうか、このもやもやっとした感じ。

私はもともと外で働くことが大好きなんですが、この職に就いてからノリノリと鬱が交互に訪れるようになりました。(この表現は、まるで躁鬱ですね…

例えば、ヘルパーとか看護師とかなら、パキパキっとした人やのんびりした人、いろんな個性の人が居て良いと思うんです。
テキパキと仕事を片づけてしまう人も、和み系で仕事はゆっくりだけど心安らぐ人も、患者さんからのニーズは人それぞれ。

だけど、ケアマネはパキパキしていないと仕事が回りません。
連絡業務、事務作業、書類作成提出を時間をかけずこなしていかないと、いろんな人に迷惑をかけてしまうことになるし、自分の仕事もたまる一方
休みの日でもどこか落ち着かない、絶えず何かに追いかけられている感が消えないのです。。

すごく頭が冴えて自分がテキパキとこなせている瞬間は、自分がまるで憧れのキャリアウーマンにでもなったような気分なのが、何かにつまづき仕事のノリが悪くなるとてきめん、鬱になってしまうのが、私がこの仕事に無理があると感じているところなのです。

元来何事ものんびり屋の私。
身の丈に合わないことをしているなぁ~と実感していながら、だましだまし続けてもうすぐ1年が来ようとしています。