ケアマネの仕事のひとつに、新規で相談に来られた方との契約、居宅介護支援に関する重要事項説明というのがあります。
実はこれ、結構しんどいんです。。
居宅介護支援の理念や事業所の営業案内、ケアマネジャーの仕事内容、支援費のしくみ、秘密保持、相談窓口、情報公開など、説明書に沿って読み上げながら、利用者および家族様に説明しなければいけません。
最初の頃はこれをひとりで読み上げるだけで緊張して声はふるえてくるし、どのようにして説明したらわかりやすいのか、な~んて考えながら喋っていると自分でもわけわからなくなってしまうんですね…
担当者会議はみんなに話題を振ることで肩の力を抜いたり出来るのですが、重要事項説明は介護保険についてほとんど初心者、知識のない方にわかりやすく説明しなければいけないわけで、時として説明途中で家族さんからするどい突っ込み、質問が入ることもあります。
そりゃあそうですよね。未知の世界のご契約ですからいろいろ疑問に思われて当然なのです。
でも、ひよこケアマネここでひるんでいては不信感を持たれてしまいます。
重要事項…に限らず、ケアプランを作ってサービスを開始するまでには様々な質問に答えなければいけません。
そこで、ちょっと自信がないことでも ”言い切ってしまう” というワザを身につけました。
もちろんその場ではハッタリなのですが、実はこれ結構自分にプレッシャーをかける意味でも使えるのです。
言いきったからには責任が伴うので事務所に戻ってからも徹底的に調べなおします。 調べなおすとさらに知識が確実なものとなります。
それで万一間違えていたとしたら…即、電話で平謝りです。
「先ほどの件、勘違いしておりました」
ありがたいことに、たいがいの方々はこれで許してくださいます。
今、「はったり」で検索かけてみたら、あながち私だけの思い込みでもなさそうです。