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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

桂吉弥独演会@国立演芸場<22年vol.1>

2010年03月10日 | 落語
3日も前なので今さらですが自分メモってことで。

週末の日曜日はご贔屓にしている上方の落語家桂吉弥さんの独演会に行ってきました。

ちりとてちんブームで上方落語が流行った時は東京に何度も来てくれましたが、ブームが落ち着いた今、東京に来る回数が最近はちょっと回数が減ったような・・・?なのでお久しぶりの吉弥さん。

独演会は3席たっぷり聴けるのがいいところ。

一席目はざこば師匠のお弟子さんのちょうばさん。
私はお初。若くて元気いっぱいな語り口がとても爽やか。

創作落語の「ぜんざい公社」はぜんざい屋さんがもし公的機関だったら?というネタ。
回りくどい手続きをしなければぜんざいが食べれないという、笑いの中に皮肉をたっぷり込めた内容で面白かったです。

吉弥さんは「厄祓い」、「かぜうどん」、「ねずみ」の3席。

一席目はまぶしいほど鮮やかな蛍光黄緑の着物で現れたのでたまげましたけれども、親しみやすく愛らしいキャラクターは相変わらず。

★「厄祓い」は初めて聴くネタ。
江戸時代には年末になるとその年の厄を祓って回る「厄祓い師」さんがいたのだそう。

新人厄祓い師のおとぼけぶりがおかしかったです。
オチのごろ合わせもなかなか。

★吉弥さんの「かぜうどん」、毎年この寒い時期に必ず聴いている気がします。
これと「ふぐ鍋」は聴いているだけで体が暖まるような気がします。

いつも終わった後うどんが食べたくなるけど、この日は事前にうどんを食べていたので平気でした(笑)

★「ねずみ」、この噺は以前三遊亭白鳥師匠がアレンジしまくったのを一度聴いたことがあり、それはそれで面白かったけど、一度基本も知らないと、と思っていたので聞けて良かったです。
爆笑ってわけではないけど雰囲気があり、後味もいい噺で良かったです。


3番目に登場の吉坊さん。
吉弥さんに次ぐ大好きな落語家さんですが、本当に久しぶりでした。

もっと聴きに行きたかったけど、吉坊さんの会の日って必ず別の用事が入ってたんですよね~。これからはもっと聴きに行かなきゃです。

「質屋芝居」、これは仮名手本忠臣蔵三段目をもとにしています。

四段目をもとにした「蔵丁稚」と同じく、奉公人の定吉が蔵に質草になっている裃や布団を取りに行った際、芝居を思い出し、成りきって演じてしまう、という話。

吉坊さんの古典芸術にかける情熱は素晴しく、芝居噺を演じさせたら絶品だと思っています。
吉良上野介、塩谷判官、鷺坂伴内、早野勘平、おかる、様々な登場人物の名シーンを見事に演じ分ける吉坊さん、見得も歌舞伎役者ばりに決まって素晴らしい!

ツケ打ちや三味線のはめものも入り、まるで歌舞伎を観てるかのような迫力に、客席からも大きな拍手が上がってました。

主人、番頭、定吉、客を巻きこんでの三段目、次に出た吉弥さんが「これボクの独演会ですよね?」っていう位の大盛り上がりでした。

歌舞伎好きにとって、芝居ネタはやっぱり胸躍るものがあってやっぱりいいなって思います。
なので吉弥さんの独演会でしたけれども、一番印象に残ったのは吉坊さんの「質屋芝居」なのでした。

また機会があったら聴きたいなぁ。


<桂吉弥独演会2010 vol1>3/7国立演芸場

桂ちょうば ぜんざい公社
桂吉弥   厄祓い
桂吉坊   質屋芝居
桂吉弥   かぜうどん
桂吉弥   ねずみ


足を運ばないとなかなか触れることのできない落語ですが、今年の1月からテレ朝の火曜深夜1:21~「落語者」という番組が始まりました。

この番組は今、最高に面白い落語家が一席披露するという番組で、これまでに柳家花緑師匠、柳亭市馬師匠、三遊亭白鳥師匠、橘屋文左衛門師匠、柳家彦いち師匠、古今亭菊之丞師匠などが登場。

最後にインタビューもあり、じっくりと1人の落語家の噺の世界に浸れるのでとってもオススメの番組です。

興味のある方は、是非一度観てみてください!

きっと今のお笑いにはない、味わい深い笑いの世界を体験できると思います!


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行かれたんですね (yukinama)
2010-03-11 22:45:51
DMを頂いていたのですが行けず。
様子が伺えてありがとうございました。
吉坊さんで厄祓い聞いたことあります。やっくはらいやしょーという呼び声が耳に残っています。新しい米朝さんの本に吉坊さんのこと褒めてる記述がありましたよ。
イワトの吉坊の日は行きたいと思ってます。
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独演会 (チャミ)
2010-03-12 17:18:42
>yukinama様

そうなんです、雨の中行ってきましたよ~!

yukinama様は行けなかったんですね、雰囲気だけでも伝わったようでよかったです!

米朝師匠の本って「藝、これ一生」ですかね。
私も読みたいなぁって思ってました。図書館にあるかな?

イワト吉坊の日、私は考え中です。
行きたいんですけど予定が入りそうで・・・。
吉朝弟子の会は予約しました♪

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