十二月大歌舞伎（夜の部）＠新橋演舞場

アラシゴトに追われて、観劇の感想が最近全然書けてませんが・・・

23日に演舞場にて12月大歌舞伎を観て参りました。

11月に引き続き、菊五郎劇団のお芝居です。

忙しい時期だったけど、菊ちゃんの八ツ橋ならなんとしてでも観に行かなければ！とちょっとチケ代も奮発です。

若手の女形で一番品があり、美しい菊ちゃん（と個人的に思ってる）が演じる花魁八ツ橋は、それはそれは綺麗で、ため息がこぼれるばかりでした。

玉三郎さんに指導を受けて臨んでいるだけに、所作も優雅で、手の先から足の先まで、どこを取ってもとにかく美しい！

次郎左衛門に笑いかける時の妖艶さったら鳥肌ものでした。ほんっと、菊ちゃんはどんどん素敵な役者さんになるなぁと思いました。

私が言うことじゃないけど、素敵な奥様を見つけて、早く後継ぎを！って思ってるんですけど、どうなのかしら？

菊五郎さんも、騙されたあとの、再び茶屋に訪れた時の変貌ぶりというか、鬼気迫るオーラをビシビシと感じ、さすがだな～と。

本当に見応えのある素晴しい籠釣瓶でした。日程きつかったけど、観に行ってほんとよかった！


奴道成寺はお久しぶりの三津五郎さん。

三津五郎さんの軽やかな身のこなし、コミカルな表情がとっても良かったし、花四天との立ち回りもあって、この1年の歌舞伎納めにぴったりな、華やかな楽しい演目でした。

この日で今年の歌舞伎観劇は最後でしたが、1/3には国立劇場に初芝居に行ってきます。またまた菊五郎劇団のお芝居です。


4月には新歌舞伎座も開場するし、歌舞伎ファンには忙しい一年になりそうです。（チケ取れるかなー）




＜新橋演舞場＞

十二月大歌舞伎

平成24年12月1日（土）～25日（火）

夜の部

一、 籠釣瓶花街酔醒（かごつるべさとのえいざめ）
　　 序　幕　吉原仲之町見染の場
　　 二幕目　立花屋見世先の場
　　 　　　　大音寺前浪宅の場
　　 三幕目　兵庫屋二階遣手部屋の場
　　 　　　　同　　廻し部屋の場
　　 　　　　同　　八ツ橋部屋縁切りの場
　　 大　詰　立花屋二階の場

　　　　　　　　　　　　　　佐野次郎左衛門　　菊五郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　八ツ橋　　菊之助
　　　　　　　　　　　　　　　　　下男治六　　松　緑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　七越　　松　也
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　九重　　梅　枝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初菊　　右　近
　　　　　　　　　　　　　　　　　遣手お辰　　歌女之丞
　　　　　　　　　　　　　　　　絹商人丈助　　亀　蔵
　　　　　　　　　　　　　　　絹商人丹兵衛　　秀　調
　　　　　　　　　　　　　　　立花屋おきつ　　萬次郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　釣鐘権八　　團　蔵
　　　　　　　　　　　　　　　　繁山栄之丞　　三津五郎
　　　　　　　　　　　　　　　立花屋長兵衛　　彦三郎



二、 奴道成寺（やっこどうじょうじ）

　　　　　　　　　白拍子花子実は狂言師左近　　三津五郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所化　　亀三郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所化　　亀　寿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所化　　宗之助
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所化　　萬太郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所化　　右　近