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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

七月大歌舞伎<昼の部>@歌舞伎座

2008年07月23日 | 歌舞伎
月曜日、歌舞伎座にて七月大歌舞伎、昼の部を観てきたので感想です!


一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  鳥居前
  吉野山
  川連法眼館

  市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候

  鳥居前
      佐藤忠信実は源九郎狐    海老蔵
             源義経    段治郎
             静御前    春 猿
            早見藤太    市 蔵
           武蔵坊弁慶    権十郎

  吉野山
      佐藤忠信実は源九郎狐    海老蔵
             静御前    玉三郎

  川連法眼館
       佐藤忠信/源九郎狐    海老蔵
             源義経    門之助
            川連法眼    寿 猿
             妻飛鳥    吉 弥
            駿河次郎    薪 車
            亀井六郎    猿 弥
             静御前    玉三郎




【あらすじ】

平家を滅ぼして都に凱旋した義経だが、平知盛、維盛、教経の首が偽首だったこと、さらに後白河法皇から初音の鼓を賜ったことから、兄頼朝から追われる立場に。
なぜなら鼓を打つは頼朝を討つ、という意味が秘められていたからである・・・。
歴史上人物と大まかな設定はそのままだけど、ストーリーは全くのオリジナルで、ある意味メルヘンと捉えた方がいいそうです。歌舞伎十八番のひとつ。


「鳥居前」

わずかな家臣と都落ちし伏見稲荷までたどりついた義経(段治郎)を追ってきたのは愛妾静御前(春猿)。いっしょに連れていってくれと懇願されても女を同道するは無理と、静を傍らの梅の木に縛りつけ主従は去っていった。
そこへ、義経を探し回る早見藤太(市蔵)がやってくる。

静を見つけ、初音の鼓もろとも引っ立てようとした時、義経の忠臣佐藤忠信(海老蔵)が勇ましい姿で駆けつけ、静の窮地を救う。
戻ってきた義経は忠信の手柄をほめ、源九郎の名と鎧を譲り、静を託していく。

「鳥居前」は芝居の序盤。
忠信が静をボディガードすることになるくだりが展開されます。
敵役として登場する早見藤太は道化っぽい役どころ。見るからにヘンテコでおかしかったです。

あと弁慶もこの話ではお茶目で、義経に怒られて泣いちゃうところが可愛かったです。
その藤太をやっつける忠信は、ここでは荒事で登場。隈取りのせいか海老蔵が太って見えました。
やっつけられる時、藤太が目が飛び出た眼鏡をしていて、こんなの歌舞伎でありなんだ、とびっくり。

幕切れの幕外での狐六法(狐の真似して引っ込む)も見ものらしいのですが、3階の右端の席だったため見えませんでした(泣)

静御前役の春猿、私ちゃんと見たの初めてなんですが、ものすごく綺麗で、仕草も女性らしくて素敵だな~って思いました。


「吉野山」

今は吉野の山中に身を隠している義経をたずねる旅に出た静御前(玉三郎)。
その胸にしっかりと抱かれているのは初音の鼓。
義経を思って初音の鼓を打つと、いずこからともなく忠信(海老蔵)があらわれた。
その忠信は義経からもらった鎧を背負っている。
静は夫を、忠信は主君を慕っての旅である。

「吉野山」は静御前と彼女に付き従う狐忠信の舞踏劇。
桜が満開の吉野山を舞台になっているから舞台がとっても華やか。下手には吉野川が流れ、滝があるのですがすごく綺麗でした。

静御前役で玉三郎の登場。緋色の着物に杖と笠を持っているのですが、立っているだけで存在感があるし、ため息が出るほど美しかったです。
海老蔵も源氏車の柄の紺色?でキリッとしていてすごく男前。まさに美男美女の共演。

2人の舞はそれはそれは綺麗で、切り取って飾って置きたい位。っていうかあとで舞台写真買っちゃいました♪
海老蔵が玉三郎に向って扇を投げるところ、綺麗に決まってました!


「川連法眼館」

一方、義経主従は吉野の川連法眼の元にかくまわれていた。
そこへ佐藤忠信が義経(門之助)を訪ねてくる。静もいっしょかと思えばさにあらず、預かった覚えもないと言う忠信に疑いをかける義経。
すると、再び静の供で忠信が来たという取り次ぎの声。

心当たりがあるという静御前に詮議が任されることになり、ひとりになった静が初音の鼓を打つと、どこからともなくもうひとりの忠信(狐忠信)が現れる。
鼓の音色に聴き入っている忠信の油断をついて切りかかる静。ヒラリとかわす忠信。

正体を尋ねると、実は、初音の鼓の皮は親狐で、自分はその子どもで、親恋しさの一心から鼓を持つ静の供をしてきたのだと言う。
奥の間で仔細を聞いていた義経は、源九郎狐に初音の鼓を与えることにする。
喜びにうちふるえる源九郎狐は、そのお礼に、夜討ちを企てた悪僧どもを化かして館に引き入れ、狐の神通力で懲らしめると、初音の鼓を手に去っていく・・・。

「川連法眼館」は原作の浄瑠璃では四段目の切りにあたることから「四の切」とも呼ばれる人気場面で、狐忠信が登場。
主役が狐だけに、武士から狐への早変り・欄干渡り・宙乗り・意表をついた忠信狐の出現など、ケレンと呼ばれる派手な演出で観客を驚かせます。

早変りはほんとにあっという間で、見ていてほんとびっくりしてすっごくワクワクします。
それだけでなく、海老蔵演じる子狐の親を慕う情愛がすごく伝わってきて泣けてくるんです。
仕草や台詞運びも狐に成りきっているし、すっごくいじらしくて、あの強面の海老蔵が可愛いとまで思えてきます。

実は今まで海老蔵苦手だったんですけど、ちょっと見直したというかさすが成田屋の後継者だけあるなって思いました。
この段の幕切れの引っ込みは、家によって型が違うのも見どころらしく、今回は海老蔵が猿之助さんから指導を受けたので宙乗りのある澤潟屋型でした。

ワイヤーを体にくくりつけて、3階席まで来るのですが、ワイヤー切れるんじゃないかって位体を伸ばしたり縮めたりと全身で喜びを表現していてすっごいなぁと思いました。

4月大歌舞伎の時に勘三郎さんが宙乗りしていましたがまさにそんな感じで、最後は3階席に桜吹雪が舞って、華やかで楽しい幕切れでした。


7月は実はあまり期待していなかったのですが、想像以上に面白く大満足の内容でした。
舞台写真見てたら夜の部も面白そうで、チケット取ればよかったってちょっと後悔。もう3階席は全部売り切れでした、残念。

帰りに銀座を歩いていたら海老蔵が出てるCMのお茶のうちわを貰いました。
スタバのコーヒーゼリーフラペチーノと一緒に。



私のタイプではないでけど、なんてかっこいいんでしょ。
海老蔵、次は9月に新橋演舞場に出演するみたい。行ってみようかな♪


2 コメント

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海老蔵 (チャミ)
2008-07-24 15:42:47
あやのすけさん初めまして!

海老蔵、顔は好きなんですけど、声がどうも合わなくてダメなんですよ・・・。
私のお気に入りは菊之助です♪あと最近三津五郎さんも大好きなんですよね。

歌舞伎座いいですよ~特に八月はオススメです!
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海老蔵 (あやのすけ)
2008-07-23 21:36:48
かっこいいですよね!?私も好きな役者さんの一人です♪
でも吉右衛門さんが一番好きというシブ好みです♪♪
久しく歌舞伎座行ってないので久しぶりにでかけてみたいな!!
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