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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

十二月大歌舞伎<昼の部>

2007年12月25日 | 歌舞伎
歌舞伎座にて、12月大歌舞伎昼の部を観てきました。
12月の歌舞伎座は人気俳優勢ぞろいで豪華だったので今回は歌舞伎が初めてのお友達を誘ってみました。

先週築地の魅力に取りつかれた私、歌舞伎座って築地の近くじゃない!ってことで、朝ごはん代わりに気になっっていたお蕎麦屋さん「長生庵」に行ってみました!そこでイチオシの付けカレー蕎麦をいただきました。あっつあつのカレーに細くて冷たい蕎麦がよく絡んで美味!味はちょっとしょっぱめだけど濃い味が好きな私は全然平気でした。ルーにはネギの天ぷらや豚肉がたっぷり入っていて、ボリュームも結構ありました。友達が食べたあなご蕎麦も美味しかったな~ また行きたいお店です。



本題の歌舞伎、昼の部は
一、 鎌倉三大記 絹川村閑居の場
二、 信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)
三、 水天宮利生深川(すいてんぐうめぐみのふかがわ)


鎌倉三大記は鎌倉といいつつ、時代背景は徳川家康と豊臣秀吉の戦いのころで、千姫と秀吉の部下の悲恋の物語がモデルになっているとのこと。鎌倉時代の話だと思ってたからびっくり。歌舞伎ってそういうことがよくあるんですよね。

福助さん演じる時姫が橋之助さん演じる三浦之助に恋をする姿がとってもいじらしくて、かわいかったです。物語は後半、三浦之助との恋を成就させるには実の父を殺さなければならないというシリアスな展開になりハラハラドキドキ。

ひたすら三浦之助に尽くす時姫に涙涙。激しい動きは一切ないのですが、一つ一つの動きが美しくて見ごたえ十分の義太夫狂言でした。
ラスト、橋之助、福助、三津五郎の三人の見得を切るところ、ほんと素敵でした。


信濃路紅葉鬼揃は能の「紅葉狩り」を歌舞伎化した舞踊劇。
玉三郎演じる上臈と5人の次女が揃って踊るところはとても美しくて惚れぼれしちゃいました。衣装も煌びやかで華やか。玉三郎さんはさすがの貫録。

そこに紅葉狩りに来た平維茂(海老蔵)が美女たちに誘われ、お酒を飲んで寝てしまうのですが、美女たちは実は人を食べてしまう鬼女だったからさあ大変。寝てしまった維茂を山神(勘太郎)が起こして逃がそうとしても維茂は全く気付かなくて、やっと起きたら目の前には鬼女、そこで対決をして鬼退治をするという話。

海老蔵さん、ちゃんと観たのは今回が初めて。というのも、私は今まで中村屋さんや高麗屋さんばっかり観てたので観る機会がなかったんですよね~ 生で観る海老蔵はテレビで観るより顔が痩せているいる印象で、二枚目だな~って感じ。出てくるだけでお客さんの反応がすごいのにびっくり。確かにいるだけでかっこいいかも。

鬼女になった玉三郎さんの迫力はすごかった。すごい形相で思わず怖いよ~!って声に出ちゃった。
山神の勘太郎君、やっぱり彼は踊りが最高に上手い。海老反りはすごかった。あんなにぐにゃ~って体が曲がるなんて驚きです。演技もどんどん上手くなってる気がします。いや~面白かった!


水天宮利生深川は、貧乏すぎる親子のお話で、貧乏すぎて生活が苦しいため一家心中しようとするのですが、あまりの悲しみでお父さん(勘三郎)が発狂してしまうという・・・豹変した時の壮絶な勘三郎の演技が見物。
最後は丸く納まって「来年もいい年になりますように」という台詞で終わり、晴れやかな気持ちになれるいい演目でした。

勘三郎さんのお父さんの当たり役で、今回初挑戦だったとのこと。常にチャレンジ精神を忘れない勘三郎さん、大好きです。

歌舞伎は長いから苦手な人もいるとは思うのですが、今回一緒に行った友達は途中ウトウトはしてたけど、「楽しかった!」と言ってくれたのでよかったです。


歌舞伎座では幕間にお弁当を食べるのもまた楽しみ。日の出寿司さんの手毬寿司のお弁当にしてみました。食べるのがもったいないほどの美しさ。蕎麦でお腹いっぱいになりすぎてちょっと残しちゃったけど美味しくいただきました。



帰りに日比谷公園のクリスマスツリーを見ました。日本最大のツリーらしいんだけど、おっきいだけで雰囲気はあまりないなっていうのが印象でした。まあでも時間ごとに変わるライトが綺麗だったので載せておきます。


そのあとは下北沢の行きつけの居酒屋さんで友達8人で忘年会。いっぱい食べて飲んで、喋って歌って非常に楽しい一日でした。



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