Step forward one step!(夢の実現へ)

新たな「夢の更新&実現」への一歩を踏み出す息子!

Memories(2013-12-17)

2013-12-17 |  _アーカイブス

 

 
 幼いころから 水泳を始めていた息子が、
 ジュニア選手へのお誘いを受けた時、
 当初は 迷いがあった...
 
 身近で スポーツを継続した人は、 
 (=これをアスリートといつからか呼ぶようになったけど)
 実兄が 大学まで野球を続けたくらいの例しかなく、
 競泳 というのは 身近なスポーツでは無かったこともあり、
 はたして どの程度の練習を必要とするものなのか?
 想像もできなかった...
 
 ジュニアオリンピック大会(JOC) という全国大会があって、
 ジュニア選手になったその日から、
 未知&無知のままに
 それが一つの目標として課せられた日々の練習..
 
 週一からはじめ、
 無欲に
 四泳法を身につけるまでの期間だけで終わるつもりだった..
 どこかに・・・、
 水泳は基礎体力作り(&将来の趣味の一つ)として捉えていたところがあって
 当時は他に硬式テニスにも挑み、
 初の大会で優勝 という ラッキーな体験をし、
 将来的には テニスプレーヤーになるのかな? と
 親としては秘かに 感じていたところもあった..
 
 しかし、次第に 水泳競技での結果もよくなると
 SCコーチたちからの勧誘の機会が増し、
 最終的には 本人の意思によって
 最低でも 中高の6年間は競技にトライすることを決めた
 
 ほとんどのジュニア選手は、
 同様の経緯で競泳の世界にデビューする。
 
 SC内部では、
 選ばれた子供たち というような 注目を受けるようになり、
 レベルが上がり
 SCジュニアの中でのエリート集団は 朝練組 となり、
 盆も正月もないほとんど365日、
 この寒い冬場も朝4時には起床して 4時半にはSCにINして練習を始める
 
 毎朝、3時間の練習をしてからの登校。。。
 そんな中学生時代を3年間迎えるにあたり、
 本人の強い意志と 両親との間での約束は、
  SCで競技することは学校とは無関係の個人的な活動
  だから!
  朝練で 疲れたからという理由で 授業が散漫になったり
  中学校の部活その他の行事に 非協力的なことは許さない
 
 実際に。。。
 『寝る子は育つ』 と言われる育ち盛りで
 ただでさえ眠くなる時期なのに、
 朝のハードな練習後の疲労に耐えて、
 気持ちを授業に集中させることは、
 かなりの努力が要ったことだろうと思う
 
 けれども 息子は 一度たりとも 辞めたい と申し出たことはなかった。
 学業 や 学校行事にも 積極的に取り組みぬいた中学校を卒業するときに、
 先生方から
   彼は スーパー中学生でしたよ
   彼ほどの頑張り屋は なかなか現れない
 ・・・と
 卒業の餞(はなむけ)としての賛辞を 親ばかにも 
   そうだ! そうだ!
   約束通り、文武両道に手を抜くことはなかった
 と 心から 我が息子を尊敬したものだった
 
 ほとんどの中学生スイマーが同様に 
 本格的な競泳競技にデビューをする時に
 その延長線上に望む世界(=将来の自分)には
 個人差が生じてくる
 
 息子は、
 文武両道を自分の軸とし、
 勉学にも手抜きをすることがなかった
 
 対照的なタイプとしては、
 競技一筋をめざし、
 オリンピック出場レベルに到達することを念頭に置いて
 一にも二にも トレーニングに余念のないタイプ
 
 高校に入るときに 道は分かれる
 
 一にも二にもオリンピックを 目指す
 そういう選手は 高校時代にますます伸びて
 念願かなって
 高校生オリンピックスイマーとなったりもした
 
 一方では、
 中高時代の全国大会では必ず決勝に残るレベルでありながらも
 目指すところは 医学の道。。。
 一浪の末、某国立大医学部合格の念願を果たす
 彼は、スイマーとして不遇の高校時代を強いられてしまった息子が、
         (↑ これはSCの問題(^^; )
 最後の1年を過ごしたSCのエリート選手だった..
 互いに 異質なSCで長年競技をして来たもの同士で、
 出会ったことで
 それぞれのSC(=指導傾向)の一長一短を 感じ合い
 双方が感心を持ちあう中で 共感する思いが高まり
 息子にとっては 自慢と尊敬に値する親友となっている
 
 同じ競技に 同じ年代から取組み、
 ほとんど同じレベルのハードなトレーニングを
 365日 × 5年半ほどの歳月を費やすときに
 さまざまな選択肢がある中で
 前出の親友や 息子は 最も困難な競技体制に挑んだ
 と言えるように思う。
 
 文武両道 とは言うけれど
 それは 形としてだけの意味合いではなく、
 質的に 双方ともレベルを高く維持継続することの難しさ
 息子を観て 感じ取ってきた
 
 そんな 最高峰に 怯むことなく、
 ポジティブに挑み続けている息子を頼もしく思いつつ...
 その子自身が持っているもの(=親の力の及ばないもの)
 というものを実感している
 
   親という字はね^^
   木の上に立って 見る と 書くでしょう?
   それが親の仕事なのよ
   手を出すことはない
   子供がすることを しっかり
   どこまでも 見てあげる
   それだけでいいのよ
 
 と 実姉を初めとして
 年上の親しい子育て先輩の人たちから教えてもらったのを忘れない...
 
 だから、私はその言葉通り...
 いまだに 息子を 『見る』 ことに徹している
 
 いったい? 彼が! 何を決断して
 どんな行動を起こしてくれるのか?
 
 幼いころから そうやって 楽しんで見てきたことを
 いまや懐かしく思い出すほどの歳月を経たのですね^^

 



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