手刻みと自然素材で造る大工さんのブログ…

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粘りのある建物2

2020-06-14 20:55:41 | ひとりごと

粘りのある建物の説明で欠かせないのが

土壁の家と貫き工法の家です。

柱を貫きという厚み15㎜、巾90㎜ほどの材料を貫通させ、

楔(クサビ)でその貫きを締め、それに竹小舞を編んで土をつける土壁(荒壁)の家。

貫き工法になるとその貫通させる貫きのサイズが厚み30㎜、巾が100~105㎜、

それを楔(クサビ)で締めます。

いずれも管柱(くだばしら)のサイズは4寸角(120㎜)以上、通し柱は5寸や6寸(180㎜)を

使います。

建物が大きく揺れても、その貫通した貫きとクサビが

力を逃がす構造となり建物が倒壊するのを防ぎます。

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