粘りのある建物の説明で欠かせないのが
土壁の家と貫き工法の家です。
柱を貫きという厚み15㎜、巾90㎜ほどの材料を貫通させ、
楔(クサビ)でその貫きを締め、それに竹小舞を編んで土をつける土壁(荒壁)の家。
貫き工法になるとその貫通させる貫きのサイズが厚み30㎜、巾が100~105㎜、
それを楔(クサビ)で締めます。
いずれも管柱(くだばしら)のサイズは4寸角(120㎜)以上、通し柱は5寸や6寸(180㎜)を
使います。
建物が大きく揺れても、その貫通した貫きとクサビが
力を逃がす構造となり建物が倒壊するのを防ぎます。
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