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思い出の汽車たち 10

2025年04月28日 | 汽車・鉄道
2輌のC58
C58(シゴハチ)というと反射的に「万能機関車」という言葉を思い浮かべますが、確かに、貨客両用で何でも器用にこなせる機関車だったようです。それゆえに全国的に活躍し、輸送を支える働き馬としての役目を果たして去って行ったと言えるでしょう。

しかし、小型のD51のような姿は華を欠き、ファンにはあまり顧みられなかったように思われます。今から思えばもったいないことでした。
C63形という、設計だけで終わった「幻の機関車」がこのC58とよく似ていて、性能では煮詰まっていたと言えるのかも知れません。

佐倉機関区の主力はC58形で撮影当時は機関区にゴロゴロしている印象でした。それでも往時から比べれば少なくなっていたのではないでしょうか。機関庫には既にDE10が入線していて、派手なボディーカラーを見せつけていました。
165号機と166号機は、いずれも昭和14年(1939)9月に製造された兄弟機関車で、運用もほぼ千葉県内でいっしょでした。昭和44年(1969)12月、同時に廃車されています。


機関庫脇で待機するC58166号機。今思うと、ネガカラーで撮影する意味はほとんどなかったと思います。オリジナル写真は赤被りとコントラストが強すぎたので、画像ソフトで修正をかけたのですが、機関車を黒くすると空の色が黄色っぽくなってしまいました。機関区の地面は、灰や石炭ガラで白っぽっかったように思います。


機関区の前を走行するC58165号機。見にくいですが、「岩」の文字が見えますので、この時は新小岩機関区の所属でした。

*機関車の履歴等については「機関車データベース」並びに諸氏による関連ブログなどを参照しました。


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