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千代田「獅子の会」の歩み

千代田区民の声を議会に届けよう!区民の為の議会を求めましょう!

杉並続報

2015-12-07 17:50:14 | 政務活動費
杉並区での議員報酬値上げ問題は昨日書いたが、もう一つ大きな問題がある。
非常勤選挙管理委員が数ヶ月に渡り病気欠勤していたが、区はその間の報酬支給を行った。住民はこれを不服として住民監査請求⇒住民訴訟を起こした。地裁において区長敗訴判決があったが、区は控訴した。少し前に最高裁で区長に対し支払い命令がが下され、区長敗訴が確定した。条例が違法性があることも付け加えられた判決確定である。このような状況の中での区長や議員等の報酬値上げである。議員には政務活動費が別に支払われるのだ。税金をなんと考えているのか!議員・行政幹部は厚顔無恥というより異常者の集団であると言わざるを得ない。最高裁指摘の条例改正が先であり、報酬値上げ条例が先ではない。明日決議されるが、杉並の行政・区議会に良識があることを願う。
議員のための区民なのか、区民のための議員なのか、腹を据えて真剣に考えて欲しいものだ。議員は言う「選んだのは区民である」と。
杉並や千代田だけの問題ではない。日本中の議員は考えるべきだ。市民にとって当たり前の常識は持っていただきたい。もう議員の常識はいらない。政治屋はいらない。選挙屋(選挙に当選することのみ考えている議員)はいらない。
10日の千代田「報酬審」の結果ほどうなるだろう?報酬審委員は市民なのだから。 文責山口

傍聴のお願い

2015-12-06 19:16:15 | 政務活動費
10日(木)10時より区役所8階委員会室で「報酬審議会」が開催される。前回までのブログに書いた通り、政務活動費を報酬に組み込む答申案が決まってしまう。もし決定されれば全国の地方議会が追随することは火を見るより明らかであり、全国初となる政活費2/3を報酬に組み込む条例が決められてしまう。千代田区民は「恥」を晒すことになる、こんな議員を選んだのかと、日本中に! 恥を晒さないためには、区民の意見表示とし出来る唯一の方法「傍聴」を皆様にお願いします。
ちなみに、杉並区では8日に区長や議員の報酬アップが決定される。千代田とは異なり政活費については触れていない。お手盛り議員はどこにでもいる、悲しいことだ。杉並の委員会を傍聴したが酷いものだった。報酬アップ議案以外は時間をかけて質問・意見が述べられたが、アップ議案はたった二人の議員の質問で終了、そして議決、おぞましい。ただ救いがひとつあった。委員外議員として、与えられた5分間正論を主張した気骨ある議員がいたことだ。ただし採決には関われない。 本当は当の議員も含めて議論するのが、当たり前の議会なのだが、委員会制に疑問が残る場面であった。
お手盛りで給料が上がるのだから議員はやめられない稼業だ!!(笑)
「報酬審委員の選任及び費用に問題がある」のではと議会の企画総務委員会で言及した議員がいたようだ。私は係争中の対象議員は選ぶべきではないと思う。同様に係争対象者である、選挙管理委員長・議員選出監査委員の選任にも問題がある。選管委員長は区議在任中は自民会派であり、選挙を管理するにあたり、党派の色が完全についている人物は選ぶべきではないであろう。これらは全て「お金」が「税金」が支払われるのだ。多数会派がこれらのポストを持ち回りすることが慣例のようであるが議会自ら改めるべき、最優先されねばならない重要課題である。このことこそ全国に先駆けて議論して欲しいものだ。「議会のあり方に関する調査特別委員会」が設置されているが、何を議論しているのだろう?区民目線での議論を期待する。
みなさまにお願いです。10日は是非傍聴にいらしてください。
議員が何人傍聴するかも関心がある。特に議会で反対を表明した議員はどうするだろう?


報酬審その2

2015-11-30 18:33:50 | 政務活動費
報酬審の件が13日の朝日新聞に続き24日の東京新聞一面で大きく報じられた。25日にはテレ朝「羽鳥慎一のモーニングショー」で放映。私の顔もちょっぴり映り、コメントも放送された。大きな反響があったと感じる。
一つは、議会定例会中であり、一般質問の中で取り上げた議員がいたり、報道のような議案が提案された場合は私は反対すると明確な表明をした議員がいたこと。
二つ目は、各区のオンブズの方たちからのエールがたくさん寄せられたこと。
三つ目は、報道関係3社から取材申し込みがあったこと。と関心がかなり高かったと思える事態だ。私の仲間のところへも多くの問い合わせがあり対応に大忙しだったとも聞いている。
問題点を整理してみよう。
①政活費を報酬に組み込む件は報酬審で検討できない。区長は今定例会において、あたかも議会が正式に報酬審に申し入れたような答弁をしたと聞くが、公表されている「企画総務委員会」議事録からは判然としない。申し入れの事実はないと言わざるを得ない。
②教育長が法改正により特別職となるため報酬審の検討事項となったが、あくまで報酬に関することである。報酬の「等」に政活費は含まれない。何故なら区長・副区長・教育長に政活費は交付されないからである。「等」に含まれるのは、費用弁償・期末手当までである。報酬審に関する条例と政活費に関する条例はそれぞれ別に存在する。
③政活費を1/3と2/3に分ける議論がされているが、根拠の明示はなされていない。個人的に使う分がおおよそ2/3で会派使用が1/3としているが数字的裏付けなしに議論が進んでいる。私達の調査では会派ごとに使い方は異なっている。例えば、ある会派は町会などの区内団体の忘・新年会懇親会への会費支出が多くあるが他の会派は全く支出がない。また、ある会派は切手購入が年間200万円(会派への総交付額900万円、切手購入額は25%を占める)を超える支出があるが他の会派には見受けられない。タクシー代も同様な偏りがある。このように根拠は皆無である。
④政活費を使いやすくする、報告義務をなくすといった不透明性を助長する議論は、透明性を求める「法」を無視することになる。
⑤東京新聞に報酬審会長武藤氏のコメントとして「細かいチェックが厳しくて、政活費を一切使わない議員がいる」と記事記載されているが千代田区においては一人も該当者はいない。
⑥政活費は税の対象外であるが、税法上曖昧な扱いなのである。
以上のように「法」を議論しているとはとても言えないのである。

千代田区特別職報酬等審議会(報酬審)

2015-11-13 19:29:44 | 政務活動費
12日議員の報酬等を検討する「報酬審」が開かれた。政活費を報酬に組み込む案が話し合われ了承された。
報酬審の件が本日(13日)の朝日新聞朝刊社会面と東京版に掲載された。二つの紙面に掲載されたのはそれだけ問題が大きと新聞社は判断したのであろう。記事は、私たちの活動にとって大きな支えとなり励みとなると感じている。
私は11月7日のブログで報酬と政活費は分けて議論すべきと訴えたが、反映されることはなかった。その時触れた政務活動費審査会は委員の任期切れで後任の委員の選出がされていないため、現在は委員会が存在しない状態である。議長は正当な手続きを以て委員会不存在を認めているのであろうか?審査会規定では「審査会を置く」と曖昧で「置かなばならない」とはされていない。しかし規定の第3条には、議長は交付額の見直しを行おうとするときは、あらかじめ審査会の意見を聞かなければならない。との規定がある。報酬審を傍聴した限りでは、報酬審に対し議長からの検討要請依頼はないと判断される。12月10日に開催される報酬審に突然依頼文書が出てきたらお笑いだ!そこまでいい加減とは思わないが。
報酬審資料に、政活費の一部を報酬に組み込む理由として、①全国的に政活費に対する厳しい報道がなされている中において、区民に対する説明責任を果たすため、わかりやすく、透明性を高めるべきであること。②議員が政務活動に必要な調査費であるにも関わらず、政務活動費が使えない恐れが出てきていること。③政活費のうち3分の2は個人的な政務活動に使われていることが多いということ。このため、会派運営に使う経費(3分の1)と個人的な政務活動に使う経費(3分の2)をわけるべきであること。 とある。但しこの記述は前回審議会のもので、今回は「個人的な」部分に棒線が引かれている。現在我々が係争中の問題点は私的流用の指摘であり、このことを一部認めたとも言える。条例では会派に交付されるのであるから、今更個人と会派を分けて検討するのは誤りである。①②③とも政務活動費を委員は全く理解していない。何度も言うが報酬審では議論できないのだ!

政活費見直しの不思議

2015-11-07 18:47:30 | 政務活動費
千代田区特別職報酬等審議会(以下報酬審)が報酬等の見直し議論をしている。報酬審とは区長の附属機関であり、議員の報酬等の額の定め方を改めようとするときは、区長は審議会に意見を聞くものとする、3年に1回報酬等の額の適否について審議会の意見を聞かなければならない、と条例で定めがある。報酬等の「等」とは期末手当・費用弁償のことと解する。
政活費見直しに関しては、区議会議長の意見聴取機関として「千代田区議会政務活動費交付額等審査会(以下審査会)に関する規定」がある。条例に準ずるものだ。議長は、少なくとも3年に1回、政務活動費の交付額を見直さなければならない。見直しをするときは、別に定める方法により意見聴取等を行った上で、議会運営委員会に諮り決定しなければならない。議長は、前項の決定をした場合において、千代田区長に対して、決定した内容を書面により通知しなければならない。と条例で定められている。別に定める方法とは審査会のこと。
報酬と政活費では、異なる条例により支払われている。二元代表制が尊重されている部分であろう。であるならば、報酬審だけで政活費に関して議論するのは誤りである。審議内容も決められており、審査会は議長が、報酬審は区長が招集権者であるからだ。
審査会議事録は25年7月までしかHP上で公開されておらず25年9月~26年10月分は未掲載である。公開するよう求めたが一向にUPされることはない。私の開示請求には応じたが、26年10月分はマスキングが酷く全く判らないものを交付された。1ページ丸々黒く塗りつぶされたものが数ページ含まれていた。1ページ10円支払っているのですよ!10月以降審査会は開催されていないようだ。3年を過ぎてしまうと思うがどうなのだろうか。それとも秘密会にしたのだろうか?見直し答申が議長に提出されていないのであれば報酬審は空回りであり、前述したが越権行為である。
政活費の見直しや撤廃を公約に当選した議員は何をしているのだろう。不思議だ。