もう とっくに翼をもがれてしまったから
飛べない鳥はみじめです
どれだけ翼をはためかせても
ただ地上をよちよちと歩き回るだけだから
さっきまで仲間だった鳥たちが
悠々と飛ぶ様が
卑屈になった飛べない鳥には
この上なくうらやましく見えてしまうのです
人間さえ その美しい色に目を奪われ
珍重する鳥だというのに
飛べない鳥は 自信が持てないのです
存在が美しくても 無駄なこと
「人様の倖せのためだけにここにいることはできません」
鳥はうつむき そう言うと
去っていきました
もう とっくに翼をもがれてしまったから
飛べない鳥はみじめです
どれだけ翼をはためかせても
ただ地上をよちよちと歩き回るだけだから
さっきまで仲間だった鳥たちが
悠々と飛ぶ様が
卑屈になった飛べない鳥には
この上なくうらやましく見えてしまうのです
人間さえ その美しい色に目を奪われ
珍重する鳥だというのに
飛べない鳥は 自信が持てないのです
存在が美しくても 無駄なこと
「人様の倖せのためだけにここにいることはできません」
鳥はうつむき そう言うと
去っていきました