写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

数字、読み方

2014年11月13日 | 随想

 

数字、読み方

 

 

OCRソフトを使って仕事をしていると、手書き文字というのは

「なんちゅう ええかげんに書いとんねん !!」

(怒りの言葉は関西弁に限る・・・) と思うことがしばしばある。

 

と、同時に、書いたヒトの知能を疑いたくもなる。保育園児でさえ

もう少し ましな文字 書くぞ、と [ 真剣に ] 思ったりする。

 

ゼロやらやらわからなかったり、なのかなのかわからない、と

いうのは序の口で、と誤認識させたり、と誤認識させるとか、

ありえないような数字をお書きになる御仁がいたりする。

 

 

で、

そもそも、である。

 

なぜ「1」が「1つ」を、

「2」が「2つ」を、「3」が「3つ」を示すのかというと、

実は、“初期”のアラビア数字の形を見ることで、

この由来がすぐにわかる。

 

 つまり、読み方と同じだけ「角」が存在する、という訳である。

 

(ソースは↓)

 

 

 

1 なら「角」も1つ、2 なら「角」が2つ、3 なら「角」が3つ...。

(「“初期”のアラビア数字」である。今と少し形が違う。)

 

んで、

「角」が“無”のときが「0」!

 

 

インドの「0」の概念は “”ではなく、どちらかと言えば、“”であり、

“無”といえば、無為自然の老荘思想を指すのが一般的で、

“空”のほうが、色即是空とかの概念に合っている。

 

このあたりは漢字の表現力の限界だろう。

 

 

「0」が“空”・・・

ということで、「0の発見」というのは、仏教とも深い関係がありそうである。

 

 

 

 

近年、国境を無視した「イスラム国」の台頭などもあり、宗教が世界を

動かしている、などと今さら気付いたような記事を、週刊ダイヤモンドが

特集している。(買ってしまったが・・・)

 

 

まぁ、大仰なタイトルの割には、ページ数と同じくらいに内容も薄っぺらい

ので、参考になることは少ない・・・・無い、と言っておこう。

 

 

「国境が・・・」なんて言ってるが、英仏で勝手に決めただけだし・・・

 

 

 

OCRでは、数字の書き方へのいちゃもんだったが、

数字の読み方となると、

これは、「日本語」の簡便さ・明瞭性・わかりやすさが群を抜いている。

 

 

フランス語で、70から数字を数えようとすれば、

「70」が 「60」+「10」、「71」が 「60」+「11」、「79」が 「60」+「19」、

「80」が 「4」×「20」、「81」が 「4」×「20」+「1」、「89」が 「4」×「20」+「9」、

「90」が 「4」×「20」+「10」、「91」が 「4」×「20」+「11」・・・

 

石原慎太郎ではないが、これじゃあ おつりの計算もできねぇなぁと思うし、

何故こんな複雑な数え方をするかと言えば・・・・「習慣」、としか言いようがない。

 

 

 

ドイツ語だって、「152」の読み方は 「100」と「2」+「50」 だし・・・。

なんで? と言えば、そういう「習慣」だから。

 

「357021」の読み方は、日本語では、「35」万「7」千「21」だが、

英語では、「357」×「1000」+「21」 (three hundred (and)

fifty-seven thousand twenty-one) であり、ドイツ語では

dreihundertsiebenundfünfzigtausendeinundzwanzig」 

(ドライ / フンダート / ズィーベン / ウント / ヒュンフツィッヒ / タウゼント / アイン / ウント / ツヴァンツィッヒ)

と読む。

 

(「300」と「7」+「50」)×「1000」+「1」と「20」、という意味である (>_<)

 

 

単に3ケタずつのコンマで区切って読む、という単純なものではない・・・

まぁ、ここまで来ると 笑ってしまいそうになるくらいである。

 

 

数字と言えばインド、ということで、インドではどう読みかというと、

「3」ラーク「57」ハザール「21」。

(100の位があれば、そこだけ「△ソウ」と呼ぶ。)

 

1000までは英語とかと同じく3ケタ区切りだが、その上は、

2ケタずつを限りなく続けていく。(インドの数の数え方

 

 

すぐに話せる! ヒンディー語」とかによると、

ヒンディー語の数詞は基本的には10進法なのだが、不規則な発音が多く

まるで百進法のように 1 から 100 まで全てを暗記する必要がある、という。

ヒンディー語の数体系

 

 

 

世界の中では、日本人として

「数字が苦手・・・」 なんて言っておられませぬぞ。