掛け算をしている訳じゃないし・・・
日経新聞(H27.3.24付)の「辺野古作業の停止指示」では
「サンゴ礁が傷ついた蓋然性が高く、調査する必要がある」
とのことで、脳内お花畑っぷりを遺憾なく発揮しておられる。
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2014年9月以降の中国漁船団による小笠原諸島周辺海域での
大量のサンゴ密漁には全く沈黙したままだった訳だが、
「そんなにサンゴが大事なら、なぜ中国に文句の1つも言わないの?」
という声が大きく挙がっていた。
まぁ、当地から離れている、っちゃあ 離れている訳だが、
んなら、「那覇空港拡張工事」で埋め立てる第2滑走路のところにゃあ、
サンゴは無いのかい?
ジュゴンはいないのかい?
サンゴ ジューゴン、なんて
掛け算してるんじゃ ねぇぞ?
聞くところによりゃあ、モロにサンゴ礁を破壊する、ってぇじゃねぇか。
(那覇空港拡張 図)
ナハは良くて ヘノコはダメ、ってぇ理屈は、ちょっと通らねぇってもんだ。
そうだろ?
ジュゴンも、辺野古のんは保護せよ、と喚いてるくせに、
かてて加えて、「マリンシティ泡瀬」っちゅう 海洋都市構想では
185ha もの海域を埋め立てる、ってぇ-ことらしいな?
その建設資金、国から何千億円 もらってるん?
ハタチ前の若者みたいにツッパリたいんなら、
「国からのカネはイラねぇ!」というところまで突っ張ってみろよ。
つうか、何で沖縄か? って言うんなら、
沖縄だから、だろ? それが答え。
戦艦「武蔵」が70年ぶりに発見された、というが、
同型艦の戦艦「大和」が、なけなしの燃料を積んで特攻出撃したのも、
向かう先が「最重要戦略地点」だったからじゃねぇのか?
アメリカ軍だって上陸して占領する際にめっちゃ犠牲者を出したのも
そこが「最重要戦略地点」だったからこそであって、その重要性は
今でも何ら変わるところがない。
まぁ、大陸側からすれば、アメリカ軍が常駐してる、ってことは
いまいましい限りだろうよ。
それくらいに、沖縄というところは、完全な「要衝」なんだよ。
「少なくとも県外」に在日米軍が移転したとしたら、
それは、大陸からの進攻を容認した、ということとイコールになる。
喜び勇んで攻め込んでくるだろうよ。
聖徳太子が、なぜ、身の程もわきまえずに
「日いずるところの天子・・・」
などと、啖呵を切ったのかというと、
「友好」などという甘っちょろい目的のためではなく、
「緊張」状態のまま対等な外交をする、という決意表明
だったからだ。
そこんとこ、わきまえていない政治家、評論家が口を開くのは
正直言って、傍ら痛い限りである。