きつつきの夜

映画や舞台、最近読んだ本などについてきままに綴っています。

読書のことなど

2008-12-27 05:53:50 | 図書室
クリスマスが過ぎてもういくつ寝ると・・・、
今年もあとわずかです。

「たなぞう」に感想を寄せたり、
読書関係のブログにお邪魔して刺激を受けて、
今年も図書館にはたいへんお世話になりました。

新刊もそんなに待たされること無く書架に並び、
また近隣の図書館から協力貸出できるので、
読書生活が充実しております。

後はもう少し洋書が読めるといいなぁと思います。
なんだかんだといってもやはりハリー・ポッターには
読ませる力があったのではないかと思います。

DWJは好きなのですが、読了するには苦労します。
“Deep Secret”「バビロンまで何マイル」や
デイルマーク4部作は時間がかかりました。
でもどちらも大好きな作品です。
(“Deep”は再読できましたから)
(“Fire and Hemlock”「九年目の魔法」もじっくり読みたい!)

“A Princess of Roumania”はやっと3/4までこぎつけました。
あともう少しです。

それが終わると年始まで本が届かないから、
積読中のアルテミス・ファウルでも開こうかな。

読みたい本と、読んでおくべき本に囲まれて、
2009年もやってくるのだなぁと思います。
あ、2008年もまだ5日あるけど。

そうそう、チャイナ・ミエヴィルの
「あの季節がやってきた」“tis the Season”
(SFマガジン2007年12月号)読了しました。


SFマガジン

2008-12-26 06:11:43 | 図書室
つくづく便利な時代だと思います。
チャイナ・ミエヴィルで検索すると、「キング・ラット」(ミーヴィル)と
SFマガジン所収の短編4つが日本語で読めることがわったので。

2004年06月号「基礎」
2006年03月号「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」
2006年12月号「使い魔」
まで読みました。
(図書館という強い味方に感謝します)

「キング・ラット」と「使い魔」はグロテスクで、
ああ、“Un Lun Dun”の著者なのね、というところです。

「ロンドンに・・・」は・・・!?
不思議な印象ですね。

「使い魔」(Familiar)は、今度映画化されるらしい
“Details”と同じく“Looking for Jake”に所収とのこと。
これはやはり読んでみるべきか、それが問題です。

さてSFマガジンの他の頁をめくってみれば、
「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」や
「ジェイン・オースティンの読書会」などが紹介されています。

アンテナを張るのはいいけれど、
世の中には存在すらしらずに過ごしてしまう本のなんと多いことか!?

「Paradise Prince」「ダンシング・フォーユー」

2008-12-23 20:07:04 | 宝塚
今年は東宝は27日まで上演中なので観てきました。

植田景子+大和悠河といったら、やはり「シンデレラ・ロック」でしょう。
「パラダイス・プリンス」もやはり、
‘頑張っていればいいことあるよ’メッセージに溢れていました。

(「シンデレラ・ロック」と言えば、そうです半ズボン姿の
 可愛いすぎる紫城るいさんは大和さんのバンド仲間でした)

芸術家たちのお話なので、なんとなくお衣装に目を引くものがありました。
陽月華さんの初登場場面と、NYへ行くときのものがお気に入りです。
春風さんの赤のボーダーもいい感じです。
大和さんの赤のジャケット、早霧さんも赤を着ていますね。
そこんとこ「シニョール・ドンファン」っぽいかも。

・・・というか、衣装の感想ばっかり。

あ、美穂圭子さんがお母さん役で出ている。
専科だったんですね。

・・・だから大和さんらしく元気がでていいんではないでしょうか。

ショーは、和音美桜さん、卒業してしまうのですね。
エトワールでもばっちり聞かせてくれました。

(公式を見たら、星組さんがまたどっさりお辞めになるようです。
 立樹さんに、えっ、和さんに麻尋さんも!?)

なんとなく、最近の宝塚は私の‘ブーム’ではないみたい。
今のトップさんたちに不満があるわけではないのに。
(皆さん下級生の頃は要チェックの方たちだったのに)
宝塚のトップさんにもきゃーっ、とときめいてしまえる方に出会いたい!
それが今の宝塚に対する感想です。

あ、でも瀬奈じゅんさんの「エリザベート」は観に行きたいです。
タイトルロールはどなたでしょうか。

“Marked”読了

2008-12-19 13:31:02 | 図書室 洋書 
ちょっと軽いノリの
逆ヴァージョン「トワイライト」+「ハリー・ポッター」でした。

なんといっても敵役はサラ・ジェシカ・パーカー似。
(もちろん、‘・・・を若くした’が付きます)

16歳のゾーイはある日学校のロッカーでヴァンパイアに出会う。
彼に額に刻印されてしまったので、
彼女はヴァンパイアの学校‘House of Night’に入らなければならない。

友だちやBFたちや母親と継父に化け物扱いされて、
傷心のゾーイはチェロキーの血をひく祖母を訪ねる。

この世界のヴァンパイアって選ばれてなるようです。
しかも学校に入ってゆっくり変化する。
ちょっと「ハリー・ポッター」みたいです。

でもギリシア神話やネイティブ・アメリカンの呪術なんかが絡んだ
ヴァンパイアものでした。

続編は“Betrayed”“Chosen”“Untamed”

チャイナ・ミエヴィルの「キング・ラット」と
SFマガジン2004年6月号の「基礎」(Foundation)を借りてきました。
ブラック・ファンタジー・・・不思議な世界です。




「前線」捜査官ガラーノ P.コーンウェル

2008-12-16 09:52:16 | 図書室
 

スカーペッタシリーズの最新刊の邦訳が待ち遠しいと思ったら、
捜査官ガラーノシリーズの「前線」が出てました。
hamuchuさんによるとTV映画になるはず。
(なったのかな)
やっぱり年末はコーンウェル。

あっ、シャンナ・スウェンドソンの新刊
「<(株)魔法製作所>コブの怪しい魔法使い」も2月以降に出るみたい。

幻想劇場(または妄想)

2008-12-15 09:49:16 | 紫城るい
「愛と青春の宝塚」ヴァージョン観劇。

オープニング、ハンチング姿の貴城けいさんは可愛かったとのこと。
大鳥れいさんはやっぱり歌がお上手です。
この日は紫吹さんのファンで盛り上がっていました。
もちろん、るいちゃんの‘べに’は今日もとっても可愛かったです。
おまけに、タッチーことかしげさんとのラストのダンスは
現役時代を思い出させます。

その後、べにちゃんと同じような髪型でも、
クラシカルなハリウッド女優さんのようなるいちゃんを見たので、
ちょっと妄想してみました。

もしも紫城るいさんが「ベルサイユのばら」に出るなら・・・。
勝手に作って「オスカルとロザリー編」。
それはやはり健気で可憐な‘春風ロザリー’
そうですオスカルさまに『私の春風』と言わせるロザリーです。

アンドレは出しません。
朝海ひかるさんと舞風りらさんの「オスカル編」とはもっと変えて、
原作に近い女子高校のお姉さま・・・的な雰囲気でさらっとかわして。
でもオスカルの『私は女だ』の科白を活かします。

そう、一番つらいときに支えてくれたオスカルを慕い憧れる。
義理の妹シャルロットの死、ポリニャック夫人の卑劣さを知り、
ベルナールとの本当の愛を得て人間として強くなった彼女は、
亡きオスカルのためにも王妃の最期を見守る。

なんてね、ぜったい舞台にならないでしょうね。
それなら、私が勝手にオスカルとロザリーの原型だと思っている、
「桜京」の勝子ちゃん、なんてどうかなぁ。
などと想像力たくましくしたのでした。

「愛と青春の宝塚」

2008-12-12 01:26:46 | 観劇日記
2001年、藤原紀香主演のフジテレビのドラマの舞台化。
主役4人をダブルキャストで8人の宝塚OGが演じます。
その4人の組み合わせは4パターンありますが、
今回は紫吹・彩輝・星奈・紫城のヴァージョン。

ドラマを見ましたが、やはりいくら背が高くて綺麗でも、
宝塚の男役は即席ではできないのだと思いました。

そこのところは‘本物’のトップスターのOGがばっちり決めています。

オープニング、嶺野白雪役の紫吹さんが羽を背負って
10段ほどの階段を降りてきますが、
あのステップが妙に懐かしく感じられました。

重いテーマを笑いでやわらかく包んでいます。
星風鈴子の星奈さんは悲劇のヒロインですが、
そのトップへの執着ぶりにも笑いがきます。
やっぱり優里さんは華やかですね。

そしてるいちゃんの紅花ほのかは、ひたすらコメディパートです。
(映美くららちゃんも観てみたくなります)

べにちゃんはタッチーこと橘伊吹との絡みが多いので、
貴城さんと一緒のヴァージョンが楽しみ!

彩輝さんの歌声がのびやかになったような気がします。
無理に声を低くしないからでしょうか。
紫吹さんは男声っぽくも女声っぽくも歌うからたいへんそう。

新宿コマ劇場の最後の舞台だそうです。
(この劇場は、榊原郁恵さんの「ピーター・バン」以来です!?)
特別にフィナーレがついて、最後に劇場の神様にご挨拶して幕。
(ステージ後にトークショー付き)

面白い舞台になっていました。

今日はビデオ撮りの日だったとか、DVDも楽しみですが、
かしるいヴァージョンはないのでそれは残念です。

それから、真山葉留さんや凛華せらさんや叶千佳さん月丘七央さん、
青葉みちるさん・・・もっとたくさんの懐かしい顔がみられて
嬉しかったです。


“Scarpetta”

2008-12-08 17:52:48 | 図書室 洋書 


うっかりしていました、今日は12月8日です。
P.コーンウェルの新刊“Scarpetta”の発売日です。

今度は舞台がニューヨークみたい。
ベントンもルーシーもいるけれど、マリーノは…?

またまたスカーペッタはストーキングされるのか。
怖いですねぇ…。
邦訳はいつ出るのでしょう。


読書中“A Princess of Roumania”“Marked”

2008-12-07 06:49:19 | 図書室 洋書 
amazonから届きました。

“A Princess of Roumania”は400頁を超えているので、
これは積読になるかなと心配しています。
まずは300頁の“Marked”から、と思いつつ
両方ちらっと読み始めてみたら、どちらもさくさく読めます。

“Roumania”を勝手にヒストリカルロマンだと思い込んでいたら、
現代のお話なのでちょっと肩透かし。
(表紙をよく見ましょう)
チャウシェスクなんて名前が出てきて、ああ本当にルーマニアです。

“Marked”はヴァンパイアものですが、ちょっと切り口が新鮮かも。

どちらもある意味、ハリー・ポッター的です。
お姫さま願望とでもいいましょうか、
今の自分は偽りの姿である日正当な場所へ送り返される。
女の子の妄想ですね。

二つともシリーズものなので、嵌ったら長い道のりになりそうです。

ブログにシャンナ・スウェンドソンの最近の読書暦が載っていましたが、
「盗神伝」と「囚われちゃったお姫さま」にニンマリしました。
やはり大好きな作家とは本のツボどころも似ていたら嬉しいです。
とにかく彼女の新作も(たとえ魔法製作所シリーズでなくても)
楽しみにしています。

「ベルサイユのばら外伝 ベルナール編」

2008-12-04 12:04:35 | 宝塚
来年の退団発表をした星組トップコンビによる「ベルばら外伝」、
ベルナール・シャトレと春風ロザリー編。

安蘭けいさんは、前作「スカーレット・ピンパーネル」の
パーシーよろしく変装して登場。
オスカルは涼紫央さん、立樹遥さんはアンドレとアランの二役。
(涼さんは前回の星組全国公演「ベルばら」でもオスカルでしたね)

うーん、「ベルばら」はそろそろ皆さん食傷気味なんではないでしょうか。
やはり‘女王’マリー・アントワネットは出ない、
(あ、実は登場しました)
オスカルもほとんど脇役の外伝はやはり寂しいのです。
(全ツでただでさえ少ない人数の影の薄い近衛隊と衛兵隊!?)

ショー「ネオダンディズムⅢ」
遠野あすかさんの初舞台はたしか「シトラスの風」でしたね。
「明日へのエナジー」は姿月あさとさんが真ん中でした。
うーん、十年って早いなぁ、と感慨にふけってしまいました。

まあ、自分の宝塚観劇人生はまだ十数年なので、ひよっこでございます。