みんな大好きカーネーション ~北海道カーネーション部会~

北海道のカーネーション生産者で構成されている部会です。
北の大地で作られたカーネーションをご覧ください。

2010カーネーション部会 分科会 コロンビアのカーネーション生産事情 その②

2010-02-25 | 現地・分科会など
こんばんわ

先週は随分寒い日が続きましたが、今週に入って暖かい日が続きます。
もうすぐ3月ですものね~
三寒四温、順調に春に向かっていければいいんですけど。
女子フィギアSPで、浅田真央さん、キム・ヨナさんの演技を見て
えらく感動してしまって、さらには最近お母さんを亡くされた、カナダのロシェットさんの
演技でもう、涙・涙・涙でした。
ずぅっーーと見てたら、気分はもうフィギア選手で、調子に乗ってグルッとまわったら、
あっ、グキッ、ぐわっ。。。いたたたた。


☆今回はコロンビア生産事情の続きです。

カーネーションの日本への輸入はどうなっているでしょう。
コロンビアと中国からが多く、2000年に入ってから急激に増え
今や輸入比率は41%です。
中国産はあまり品質は良く無く(一頃よりはよくなっているらしい)、
コロンビア産は結構品質が良くなってきているらしいです。
日本産に比べるとはやり質は落ちます。

日本国内での花卉生産の推移
10年前(1999年)と比べて、主要品種(カーネーション、菊、バラ、かすみ草など)
は軒並み、生産面積が減っています。
カーネーションについては508ヘクタール(1999年)だったのが、
412ヘクタール(2008年)になってしまいました。約96ヘクタールの減です。
ヘクタールでは分かりづらいですので・・・
1ヘクタール=3,000坪 一般的なビニールハウスが1棟100坪だとすると、
1ヘクタールで30棟で、96ヘクタールでは2,880棟減った、ということになります。
一番減ったのは菊で658ヘクタールです。
では、逆に増えたのは何でしょう。
トルコギキョウです。さまざまな品種(バラ咲きタイプなど)が増えたこと、生産技術が確立されたこと、
市場価格が高いというのが、生産者にとっては一番の注目点です。
花キューピッドの花束にも良く使われている点も、消費が増えた一因でしょう。
しかしながら、花卉生産のみならず日本の農産物の生産が全体的に減っています。
やはり、現農家の高齢化に加え、跡継ぎとなる後継者不足、が大きな要因でしょう。
そんな中、カーネーションの輸入品にどう立ち向かわなければならないか、
重要な課題です。
少し横道にそれました。分科会の内容に話を戻します。

コロンビアのカーネーション生産について---
赤道直下の標高2500メートル前後に位置する生産地。
常春の気候で、日中25℃と夜間8℃。0℃以下は稀。
毎週改植ができるのがポイント。
カーネーション生産面積は1,000ヘクタール前後(100坪ハウス、30,000棟分)
この数見ただけでもすごいですね。日本では1992年の約600ヘクタールが
一番多いときの生産規模です。
日本のカーネーション生産技術や人気の品種も研究。
植え付け密度も日本向けの品種にあわせて減少。
土壌のフザリウム汚染対策として、バッグでの隔離生産やハイドロポニック・システムを導入。
独自の品種の育種や、花束加工して、他社と差別化しています。

続きはまた次回~

2010カーネーション部会 分科会 コロンビアのカーネーション生産事情 その①

2010-02-21 | 現地・分科会など
こんばんわ

16日に行われた分科会の内容を少しだけ紹介します。
私もまじめに聞いてはいたんですが、記憶があいまいな部分もありますが、
そこはご勘弁ください。

演題「コロンビアのカーネーション生産事情」
講師 クリザール・ジャパン株式会社 取締役副会長 海下 展也(かいした・のぶや)氏


コロンビアってどんな国?
面積は114万k㎡。人口4,360万人。GDP 人口一人当たり4,000ドル(日本円で約364,000 レート91円)。
首都はボゴタというところで、花の生産面積は7,266ha。
その内訳はボゴタ80%、メデジン15%、カリ5%。

ボゴタの特色
常春(いっつも春らしい)の国で、気温も8~25℃で、カーネーションを作るには適地適作
です。赤道直下で、高度は約2,600mですから、富士山の8分目辺りでしょうか。
人口は700万人で、安価な労働力(月給約450ドル 日本円で40,950円 レート91円)
海下さんが仰るには、45年前の日本と同じ年収らしいです。

コロンビアの花の輸出先
ほとんどがアメリカ(80%)、英国(4%)、ロシア(4%)、カナダ(2%)
日本はというと約3%。現在は少ないですが、ドル安、ポンド安なので
円高な日本へ、より輸出しようと、画策しているみたいです。

コロンビアの輸出品目
花束が32%。バラが30%。大輪カーネーションとスプレーカーネーションをあわせて、
20%。菊は8%。そのほか。

日本向けの輸出品目
大輪カーネーションとスプレーカーネーションをあわせて53%。約半分。
その他が44%。バラが3%。

続きは次回です。

無事にセミナー・総会・祝賀会が終了しました。

2010-02-18 | その他
こんばんわ

なんだか寒いままですね。
早く暖かくなればいいんだけど・・・。
東京でも2月に9回も雪が降っている(ちらついている)らしいですね。
わたしも横浜出身なので、雪なんか1センチでも降ると
もうたいへーん事故は起こるわ、滑って転んで死人が出るわで、
ちょっとした事件です。
もっとも、私がいる太平洋側はあまり、降らないんですけどね。てへへ

さて、16日にかでる2.7で行われました、分科会・総会。
そして、ポールスターでの設立30周年記念式典・祝賀会は
無事に終わることが出来ました。
これもひとえに、皆様方のご理解・ご協力の賜物と思っております。
ありがとうございました。
当日は寒く、雪もちらちらしておりましたが、たくさんの方にご出席いただきまして、
とても熱い1日となりました。
特に熱かったのは藤田部会長なんですがねぇ。

次は、カーネーションの歴史は少し横に置いときまして、
分科会などの内容・様子を記事にしたいと思っておりますので、
おたのしみに~

明日は設立30周年記念式典・祝賀会です

2010-02-15 | 部会が開催するイベント
こんばんわ

昨日は、バレンタインデー
どうでしたか?たくさんチョコもらいましたか?
でも、チョコレート会社儲けさせているだけですよね~
思いを伝えるなら、やっぱりカーネーションでしょう
それしかないっっ。。。

明日は設立30周年記念式典・祝賀会です。
場所はポールスターです。
でもその前に、かでる2.7で花きセミナー分科会と総会があります。
こちらに参加してーの、記念式典に出席してーの、ということになります。
結構ハードなスケジュールですが、がんばりましょ

では、あした。

東洋一の玉川温室村と戦前の隆盛期 その①

2010-02-09 | カーネーションとは何ぞや?
こんばんわ

先週は異常に寒かったですね。
わたしのところでは氷点下24℃まで下がりました。
さむいってもんじゃないですね。
「痛いっ」の一言です。

久しぶりにカーネーションの歴史の記事ですぅ。


東洋一の玉川温室村と戦前の隆盛期

ということで、まずは・・・
1.玉川温室村の生い立ち

①企業的花き園芸の発祥の地
 「温室村は、わが国の企業的花き園芸の発祥地として、園芸史に残し得る規模と内容を整え
それにふさわしい人材と技術を包含していた。」
湯尾啓治さんは、「世田谷の園芸を築き上げた人々」(1970年、昭和45年)で
誇らしげに述べています。
調布から上野毛に続く丘陵によって北風を防いで「南は玉川を隔てて川崎に広がり、
北は田園調布から上野毛に続く丘陵によって北風を防いでいる。従って夏は涼しく、
冬は暖かい。こうした土地に昭和初期、30数名の園芸家が大温室を建てたのであるから、
その偉容はまさに花き園芸の殿堂たる風格をそなえていた。」
「最盛期の1937年(昭和12年)には1万5千坪の温室があり、洋花生産のメッカ
として、東京市場に君臨していたのである。」
と述べています。

お詫び:文中に気分を害する表現がございますが、当時の文をそのまま引用させていただきました。なにとぞご理解ください。

次回は玉川温室村の創始者のお話です。


寒すぎるっっ。。。

2010-02-03 | その他
こんばんわ

今日はかなり寒かったですねぇ。
寒いというか、しばれちゃうっていうんですかね。
日中でも-7℃しかありませんでした。

ハウス横にある簡易トイレの中に、最高最低を測れる
温度計をぶら下げているのですが、今日の朝はなんと-20℃
といっても、昨日の朝も-19℃でしたけどね。。。
今週末までは寒そうです。
体調管理には気をつけようね