馬とお昼寝

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アイ・アム・レジェンド

2008年07月01日 13時41分17秒 | 映画
ウィル・スミスのアイ・アム・レジェンド。
これもいわゆるゾンビ物ですね。
でもこれまでのオーソドックスなゾンビとは見た目も性質も違います。
見るからに腐臭漂う血まみれの姿ではなく青白いすっきりした姿(笑)で、凶暴なのは変わりませんがものすごく俊敏で力も強い。
今までのゾンビと言うより猛獣に近いです。
群れのボスらしいのがいるのも動物っぽいです。
元は癌治療のためウイルスを改良したのが、癌は直っても人類をまったく違う生き物にしてしまう、しかも空気感染するウイルスになってしまったのでした。

ニューヨークから始まったウイルス感染は封鎖しきれず全世界に蔓延。
もともと免疫のあった科学者ネビルは世界でただ一人の人類の生き残りとして愛犬サムとニューヨークに残り日々メッセージを送って他の生き残りを探し、ウイルスを抑制する研究を、日が暮れると感染者達が狩りを始める世界で三年間続けてきた。
しかし・・・と言うストーリーです。

動物園から逃げ出して増えたであろう草食動物たちが群れになって廃墟を走る様は壮観です。
でも夜になったら狩りを始める感染者たちがあれだけの数いて、どうやってあの草食動物たちは生き残ってるのかしら・・・
動物だから足が速いから???
でも感染した犬なんかもいるんですよ。

猛スピードで車を運転しながら逃げていく草食動物をライフルで撃とうとするネビル。
あんなスピードで運転しながら撃つよりどこかでじっと待って撃った方がいいのでは・・・(笑)

愛犬のサムを殺す場面は泣けました。
しかし登場人物がたった一人って言うのも・・・このシチュエーションでは間延びします。
実際見ててもだんだん飽きてきます(笑)。
展開も遅いですし。

犬もいなくなったことだし、これはもう誰か違う人が出てくるしかないな・・・と思っていたらやっぱり出てきました(爆)。
全然地球最後の男じゃないじゃん(笑)。

ストーリー的にはどうと言うことない今までのゾンビ物とたいして変わりませんが、感染者達の猛獣のような動きは圧巻です。
ただ、感染者には極端に紫外線に弱く日中は暗いところに隠れて活動できないと言う弱点があるので、これは今までのゾンビに比べるとはるかに制圧しやすかったはずなんです。
紫外線を照射するような武器を作るとか、アメリカ軍ならいろいろできたでしょう。
なのに制圧しきれず全世界に広がると言うのは空気感染のせいもあるでしょうけどいまいち設定が納得いきません。

これだけの状態になっているにもかかわらず、ラストは簡単にいきすぎるのでは・・・
登場人物が圧倒的に少ないこともドラマに厚みが出せない理由でしょう。
秀作の多いゾンビ物の中で、いまいち感が強いです。
製作者はゾンビ物のつもりじゃないのかもしれませんが(笑)。


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