馬とお昼寝

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ララちゃんの後ろ足壊れる

2009年11月16日 13時12分48秒 | 日記
ララちゃんの後ろ足が壊れてしまいました。
力が入らない感じで横にくねくね流れます。
骨折か!と、まずは思いました。
私が学生の頃飼っていたウサギのマルちゃんは雑種だったからかとても丈夫で、高いベッドの上からダイブしても骨折することなどなく、そういうものだと思っていましたが、今回ララちゃんを飼うようになっていろいろと調べたら、実はうさぎの骨はとても軽くてもろいものだとわかりました。
骨の割合は体のわずか7~8パーセントであり、それに反して後ろ足の筋肉はとても発達していて強いので、たとえ外部からの衝撃や高所からの落下がなくても自分で思いっきり足を蹴り上げたりしただけで骨折することさえあるそうです。
しかし普通に生きていて動物としてそんなにもろいというのは有りなんでしょうか。
野生の状態で敵から逃げる時に、自分で自分の骨が折れていては食べられてしまうでしょう。
それほどもろいのは飼いウサギとして改良された種類のみなのか、うさぎ全般がそうなのか良くわかりませんが、昔飼っていた雑種のウサギが丈夫だったことを思うと改良されたうさぎだからなのかしらと思わずにいられません。

身体をひっくり返してみると、股の付け根が両方ともぷっくりと腫れ上がっていてまるで睾丸のよう・・・
え?・・・もしかしてオスなんじゃ・・・
と思わず考えましたが、いやいやそんなはずはない、ララちゃんは女の子。
きっと股の所のリンパ腺が腫れ上がってるんだわ。
こんなに腫れ上がるなんてよっぽどのことに違いない・・・

ともかく、病院に連れて行かなければ・・
犬や猫と違ってうさぎ、フェレット、鳥、爬虫類などのペットはどこの動物病院でも大丈夫なわけではありません。
連れて行けば一応診てはもらえるでしょうが、実際は良くわからないというのが獣医さんの本音のようです。
なので犬猫以外のペットを飼う場合、病気になる前からその動物に強い動物病院を捜しておく必要があります。
病気になってから探すと時間かかって無駄ですから。
うちは犬、猫、ウサギ、オカメインコがいますから、犬と猫の病院、鳥の病院、うさぎの病院と3軒別々にお世話になることになります。
うさぎの病院で犬猫も診てもらえますが、うさぎを診れる病院は少ないので遠方からも患者が連日やってきていて予約の嵐・・・予約を取れなかった患者も来ますから待合室はすごい状態です。
なので犬猫は普通の病院へ。

ララちゃんも予約を取れなかったので、予約外で待つ事になりました。
待っている間も続々と来る患畜のほとんどがうさぎ。
キャリーバッグの隙間から見えるいろんな種類のうさぎ達を見て王子と「かわいいね~」と小声で言い合います。

やっと順番が回ってきて、一応電話で症状は伝えておきましたがもう一度説明。
股の付け根が腫れあがっている事も話すと・・・
「や~、それは男の子なんじゃないかな~。」
といいながらひっくり返す先生。
「あ、男の子ですね。」

ひ~~~、やっぱ男の子じゃ~~ん!!
リンパ腺が腫れてるんじゃなくて睾丸じゃ~ん!!

「よくあるんですよ~。」と先生。
子ウサギのときは見分けが付きにくいのでしょう。
しかし普通のペットショップならいざ知らず、ララちゃんを買ったのはうさぎ専門のペットショップです。
店内にうさぎ以外の動物が一切いないうさぎだけの専門店です。
なのにオスとメスを間違うか???
しかも、これはどの動物にもいえることですが、オスよりメスの方が値段が高いのです。
当然メスだということで、同じ色のオスの兄弟達よりララちゃんは高値が付いていました。
別にメスが欲しくて買いに行ったわけではないのでオスであろうとメスであろうとどっちでもいいのですが、メス値段だったことはむかつくし、女の子と信じてララちゃんと名前をつけたのもどうしてくれんのよ!!って感じです。
今更名前を変えるのもあれなんで、ララちゃんのままかわいがることにしましたが・・・複雑・・・

さて、そんなことより後ろ足です。

診察をしてもらい、レントゲンを撮ってもらいました。
骨折や脊髄損傷かと心配していましたが、レントゲンに移った骨も脊髄もきれいでした。
とはいえうさぎの骨はとても細い部分もあり、レントゲンでもわからない骨折というのもありえるそうなので一応まだそっち方面の疑いもきれいに晴れたわけでは有りません。

そしてもう一つの可能性は・・・

エンセファリトゾーン

この聞いたことのない単語は、寄生虫の名前なのだそうです。

およそ七割のうさぎがこの寄生虫を身体に飼っている状態なのだそうですが、ほとんどの場合虫は悪さをせずにそのままなにごともなく寿命を迎えることが出来るそうです。(他に病気や骨折をしない場合)
しかしほんの一部の個体が発症してしまう。
発症とはなんなのか。
それは体の中の白血球などの免疫が、ある日急に寄生虫の存在に気づき取り除こうと攻撃を始めてしまう。
攻撃していても虫だけを殺せばいいのですが、虫の周りの組織まで一緒に破壊してしまうのが発症ということなのだそうで、虫も死ぬけれど回りの組織も死んでしまう。
どの場所にいる虫を攻撃するかによって現れる症状も違い、最悪の場合即死したり半身不随になったり、それ以外に失明したり首が曲がったままになったりといろいろなのだとか。
ララちゃんの場合は後ろ足を動かす命令を出す脳細胞が破壊されたのではないかということでした。
しかし本当にそれがこの寄生虫のせいなのかどうかは個体が死んでから解剖して初めて確定することであり、生きている間に確かめるすべはないのだそうです。

ララちゃんの後ろ足がレントゲンに写らないほど微細な骨や脊髄のせいなのか、エンセファリトゾーンのせいなのか、それは確定できることではないけれど、もしも後者だった場合、今後もどんどん免疫系が虫を攻撃し続ける可能性が高いので今は後ろ足だけでも、ほって置くといろいろな場所に障害が出て進行していく恐れがあるので、骨の治療薬と同時に虫の駆除薬を飲ませる治療が有効だと説明されました。

もしもララちゃんの後ろ足が骨などの損傷のせいなら、時間はかかっても治る可能性があります。
でも寄生虫のせいなら一度破壊された脳細胞は再生しませんから一生障害を持って生きていくことになります。
そうであっても元気で生きてさえいればいいという方向で今後は考えてくださいといわれました。
つまり治らないということでしょう。

それどころか、駆虫薬は28日間飲ませ続けなければならず、28日間で完了するのであればその間に症状が進んでしまう可能性もあるのです。
今はまだ、確かに後ろ足はちゃんと動かなくて力が入らなくて歩くのも心もとない感じだし後ろ足で立つことも出来なくなってしまいましたが、それでも後ろ足をきちんと体の下で丸めることが出来る(半身不随になると下半身がアザラシのようになってしまう)し、後ろの両足をうまくまとめて蹴ってなんとなく走ることさえ出来ます。
それでも完璧だったトイレはほんの5センチほどの段差にのぼるのさえ辛くて、おしっこの時だけ苦労してトイレでするようになり、一昨日からはついにおしっこでさえトイレに行かずに垂れ流すようになってしまいました。
食欲はあって元気だけど、まったく改善の余地は見えず、ゆるやかにだけど悪くなってきている。
虫が駆除されるのが早いか、他の場所に出たり今の症状が進むのが早いか、本当に怖くてたまりません。
トイレは行けなくなってしまったけれど、もうこれで症状が止まって欲しい・・・
あんなにこまめにトイレに行ってきれい好きな子だったのに、
あんなに部屋やお庭を我が物顔に跳んだり走ったりして回っていたのに、
まだ0歳なのに、これから先の長い一生を自由に動けなくなって生きていくなんてかわいそう過ぎます・・・

「ララちゃん、かわいそう過ぎるよ・・・」と毎日泣いていた王子も、自分が守っていくんだと吹っ切れたようで一日に何度もかごの床を拭き、まめにご飯をチェックし、優しく声をかけてなでてあげています。

幸いお薬は獣医さんのアドバイスで100パーセントのリンゴジュースに粉薬をといて針のない注射器で飲ませていますが、これがララちゃんは大好き!
毎日のお薬タイムが修羅場になるのでは・・・と心配していただけに、自分から「おいしいおいしい!」と注射器のお薬に食いついてくるララちゃんに、せめて薬を飲むことだけでもストレスフリーでよかったと思わずにいられません。

この先ララちゃんの身体がどうなってしまうのかとても心配です。
とにかく元気でご飯を食べてくれているのが心強いですが。




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