ゆとり

何年前からなのか忘れましたが日本の学校ではゆとりの時間の制度になり、以前と比べて極端にお勉強の時間が減りました。
そのおかげで世界の国々の中での日本の学力の順位がかなり下がったとか・・・
危惧している人たちはたくさんいるし、政治家の人たちも失敗だったとわかったのではないでしょうか。
なのになぜすぐ改めないんでしょう。
今もゆとり教育は続いています。

必ず行かなくてはいけない義務教育でゆとり教育をされると、全ての子供達の学力が落ちるかというとそうでは有りません。
なぜなら学校を見限った親達が塾に行かせるからです。
その結果、ゆとりの学校だけで学んでいる子供達と塾に行っている子供達の学力差はとんでもなく大きくなります。
それはとても心配なことであり、一体何のために学校に行ってるのかわからなくなります。
もちろん学校は勉強を教わるだけの所ではありません。
でも、あまりに勉強をしなさすぎるというのでは本末転倒だと思うのです。

先日から王子のクラスでは社会の時間にごみの捨て方についての勉強が始まりました。
ごみの捨て方は日本全国で地域によってかなり違います。
事細かに分別してリサイクルに勤めている地域もあれば、なんでも一緒に捨ててオーケーのアバウトな地域もあります。
私たちの地域はかなり細かに分別している場所ですから、ごみの捨て方をきちんと教えるとなると大変です。
リサイクルは大事なことですし、それを社会で取り上げることも必要でしょう。
しかしこのごみの捨て方を２週間かけてやる、と聞いたときには唖然としました。
２週間って・・・
他に教えるべきことあるだろう・・・
日本地図で都道府県を覚えるとか、県庁所在地や各地の特産や特徴を学ぶとか、それだけでもかなり時間がかかるはずです。
ごみの捨て方は今のところその地域独特のものです。
取り上げるなら一時間でやって、後は各家庭で毎日の生活の中で教えるべきことでしょう。
なのになんでそれでなくてもゆとり教育で勉強の時間が減っているのに２週間もかけてその地域だけのごみの捨て方を教える必要があるのでしょう。

それに遠足でもないのに「春を探しに」近くの公園に行く、しかも３時間も続けて・・・
って、幼稚園かい！！！
何考えてんねん！

だいたい遠足は別にあるんですよ。
その遠足のオリエンテーションも３時間もぶっ続けでやる。
それは一時間にして国語とか算数とかやったらどうなのよ。

学校だけに勉強を任せていたら本当に馬鹿になります。
ご近所には３箇所も塾に行かせているおうちも有るとか・・・
まじで不安になります。

もう、ゆとりだったらゆとりで学校の拘束時間を短くして欲しいです。
勉強しないんだったら給食食べて終わりとか。
そしたら午後の時間を塾なり何なりの時間に出来ますが、学校終わってから塾とか家で勉強とかって本当に時間が遅くなってしまってかわいそう・・・
学校でゆとりに使われている時間がもったいないです。