チャンドリ・ブダ招聘公演実行委員会

バリ島の歌舞劇「アルジャ」役者の華ニョマン・チャンドリさんと、スカワティ村ガムランの我らがボス・ブダさん公演ご案内!

全公演無事終了、お二人は無事に帰国しました

2011年09月27日 | 公演
東京・名古屋・沖縄公演すべて好評のうちに終了。24日間に及ぶツアーを終えて、お二人は無事にバリに帰って行きました。

浅草と沖縄は前売完売!御礼申し上げます。
荻窪、名古屋も大勢の方に来ていただき楽しんでいただけたようです。
招聘実行委員会一同、ご来場いただきました皆様に深く感謝申し上げます。

これにてこのブログも終了。
またいつかどこかでお目にかかれる日を楽しみにしています。

Enjoy Batel! Enjoy Arja!

さて沖縄公演です!

2011年09月20日 | 公演
名古屋公演も無事終了しました。ご来場みなさまありがとうございました。
楽しんでいただけましたか?

チャンドリさん&ブダさんは台風の合間を縫い、無事に沖縄へ向かいました。

沖縄公演は東京・名古屋とはまた違った内容です。
二人の魅力が全開になることでしょう。是非足をお運びください。
※◆9/23(金・祝)16時開演@浦添市てだこ小ホール 前売り1,500円
☆出演:チャンドリ+ブダ with マタハリ・トゥルビット+クンバン・マス
☆沖縄の日本人中心のガムラングループとの共演です
チラシは過去記事にあります ここをクリックしてください


(ムルティのおとーさん役@早く週末にならんか・・・)

いよいよ名古屋に参ります!

2011年09月16日 | 公演
チャンドリさん+ブダさん、そしてサンディアムルティ東京メンバー、本日名古屋へ移動いたします。

おかげさまで11日と13日の公演は好評のうちに終了。その他に3回のワークショップや特別講座を行い、いずれも盛況でした。お見えになった方々に深く感謝申し上げます。

ハードスケジュールな2週間を経て昨日一日、まったり休憩したお二人、ますますパワーアップして名古屋に臨みます。東京・名古屋シリーズの最終公演はいよいよ今週末の18日。東京公演を見逃した方、是非週末は名古屋へお出かけください。

バカ王女リクー

2011年09月16日 | アルジャ


アルジャに登場する人物たちは、大きく「マニス」な性質をもつグループと「ブドゥ」な性質をもつグループに分けられる。

「マニスmanis」は甘い、かわいいといった意味で、優美で洗練された物腰の、礼儀正しい、美男美女、善音善女。

「ブドゥbuduh」は日本語に訳すのが難しい。「きちがい」「オカシイ」といった意味なのだが、精神病的に狂っているわけではない。もう少し正確にいうと、「自分の欲望や感情をうまくコントロールできていない人」をさす。
性格としては傲慢で自分勝手、物腰は粗野で、礼儀を知らない。

バカ王女・リクーはアルジャの登場人物の中で、もっともこの「ブドゥ」さを濃縮して表現している人物だ。登場するなり「ママ~ママ~(バリだとイブイブイブイブ~となる)」といって泣き、落ち着きなくせわしく眼や身体を動かしてヘンな風に踊り、すぐ怒り、すぐ笑う。いい年して三つ編みだし、衣装の着方もなんかちょっと歪んでいる。冠のお花のバランスもどことなく変だ。いい男を見ると結婚したいといい、取り上げられると怒って泣き、暴れる。子供っぽくてばかばかしい。しかしだからこそ、リクーは観客の人気の的だ。

写真はリクーの名役者レシュニさん。先日バリでみたアルジャでも、彼女のリクーのバカバカしいけどカワイイ感じは際立っていた。世の中キレイでイイ人でコントロールできる人ばっかりでは、ドラマは生まれないわけで、アルジャの芝居としての面白さは「ブドゥ」な人たちによって引き起こされる一種のカオス状態にある。