チャンドリ・ブダ招聘公演実行委員会

バリ島の歌舞劇「アルジャ」役者の華ニョマン・チャンドリさんと、スカワティ村ガムランの我らがボス・ブダさん公演ご案内!

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バカ王女リクー

2011年09月16日 | アルジャ


アルジャに登場する人物たちは、大きく「マニス」な性質をもつグループと「ブドゥ」な性質をもつグループに分けられる。

「マニスmanis」は甘い、かわいいといった意味で、優美で洗練された物腰の、礼儀正しい、美男美女、善音善女。

「ブドゥbuduh」は日本語に訳すのが難しい。「きちがい」「オカシイ」といった意味なのだが、精神病的に狂っているわけではない。もう少し正確にいうと、「自分の欲望や感情をうまくコントロールできていない人」をさす。
性格としては傲慢で自分勝手、物腰は粗野で、礼儀を知らない。

バカ王女・リクーはアルジャの登場人物の中で、もっともこの「ブドゥ」さを濃縮して表現している人物だ。登場するなり「ママ~ママ~(バリだとイブイブイブイブ~となる)」といって泣き、落ち着きなくせわしく眼や身体を動かしてヘンな風に踊り、すぐ怒り、すぐ笑う。いい年して三つ編みだし、衣装の着方もなんかちょっと歪んでいる。冠のお花のバランスもどことなく変だ。いい男を見ると結婚したいといい、取り上げられると怒って泣き、暴れる。子供っぽくてばかばかしい。しかしだからこそ、リクーは観客の人気の的だ。

写真はリクーの名役者レシュニさん。先日バリでみたアルジャでも、彼女のリクーのバカバカしいけどカワイイ感じは際立っていた。世の中キレイでイイ人でコントロールできる人ばっかりでは、ドラマは生まれないわけで、アルジャの芝居としての面白さは「ブドゥ」な人たちによって引き起こされる一種のカオス状態にある。

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