僕は君を知らない。だけど君は僕を知っている。

いわゆるバックアップだとお思い下さいませな。
しかし、先は不明。

玉置から熊野へ

2005-06-28 00:31:09 | 流離道行

初めての玉置神社1~7からお読み下さい


熊野方面に向け車をとばしていきましたが、やはり本宮に着いた時は
もう日が暮れて周辺は真っ暗な状態でした。


仕方が無いので本宮は明日にまわすことにし今夜の宿泊の予約をしてある
ホテル○○○○○に向かったのです

そのホテルはイタリアンレストランとサーフショップを併設してある
オシャレな感じのホテルでした。

どこに泊まるか探していた時に、旅行会社の受付のおねーさんから勧めてもらい
私も夕食がイタリアンコースというのに惹かれHさんも気に入ったようなので
このホテルに宿泊する事に決めたのでした。


到着した時刻が遅かったせいもあり、夕食場所であるレストランには、私達の他
食事をしているグループは1組だけで、この人達はホテルの泊まり客ではなく
地元の人達のようで食事の為だけに、このレストランを訪れたようでした。


私とHさんは食事を終え、指定された自分達の部屋に戻りました。


どうも、このホテルはサーファーにとってサーフできる海が近い所にあり
その趣味のある人の利用が多いホテルなのかしれませんが、この時期の平日
であるこの日の夜、私達以外の泊まり客には誰にも出会いませんでしたし
廊下を歩いていても他のどの部屋からも人のいる気配や、話声なぞはもれて
きませんでした。

私達に用意されていた部屋は、2階の一番はしの部屋でした。

そのホテルの建築上の問題で私達の部屋はきちんとした四角い部屋では無く
三角形の一辺を切った形の台形部屋でした。

部屋は綺麗で、白いバルコニーなんかも付いていて朝になれば見晴しの良い
景色が見えそうな、いい部屋でした。

ツインのベットが備えられており、Hさんが窓に近い方の左のベッドを利用し
私は、廊下側に近い右のベットを利用する事になりました。

部屋が台形の為私のベットの右横には小さい三角形の空きスペースがあり
そのベットの足元から60cmぐらいの所にこの部屋に出入り出来るドアが
ありました。

私は朝からの熱と玉置神社の山登りで体調が悪い事は悪かったのですが
食事をしてお風呂に入るとホッとして、少し元気になってきました。

しかし、明日の日程の事を考えると少しでも早く休んで休養をとらないと
ひどくなった場合Hさんに迷惑をかけてしまうと思い早々に私はベッドに
入りました。

Hさんは、もう少しお話をしていたいようでしたが、私がベッドに横になった
ので自分もベッドに入り部屋の電気を消しました。

ベッドに入って眠りにつき、どれぐらいの時間が経った頃でしょうか…

私はふいに、自分のベットの足元から少し離れたドアを開け誰か人の入ってくる
気配を感じたのです。


続く…