パームオイルについて考えてみる

石けんを作るようになってずっと考えてそして悩んでいたことがあります。
パームオイルについてです。
石けんの硬さを出すのに必要なオイルなのですが、最近このパームオイルを使う量が
極端に減りました。バター系のもので硬さを出すようにレシピも少しずつ変えていきました。
（といっても少量とはいえ使っているのは事実。）
このパームオイルの原料アブラヤシプランテーション拡大の為、
熱帯の天然森林の伐採が続き、オラウータンやゾウの生息地が失われているという現状。
動物達が豊かに暮らせる天然森林を壊す事がどれだけ恐ろしい事かというのは
土地も気候も違うこの日本でも「クマ森」などの活動でほんの少しだけ勉強したけれど
結局は人間である我々にとっても最悪な結果になることくらいは理解出来るのです。
それでね、そんなパームオイルを使って「環境に優しい石けん」なんてうたっているのは
チャンチャラオカシイ事な訳で・・。
そんな事を考えながら、私の石けんレシピの中からパームオイルが減っていきました。
（実はまだ大量に買い込んだものがあるのですよ。）
今手持ちのが無くなったらパームオイルを使わないで石けんを作っていこうかと考えています。
実際ね、ちゃんと固まるんですよ、使わなくても。
断っておきますが、このリポートは別にパームオイルを使っている人達を
どうこう言おうってんじゃないし、使うのうやめましょう～みたいな考えでもないです。
石けんに限らずパームオイル製品はそこら溢れています。でもそれも現代の現実。
自分が使いたくないなと思ったら自分が使わなければ良いのです。
それが自分の出来る事なのだから。

きっとまだ知らない現実、そして間違った知識がたくさんあるのでしょうね。
本当のナチュラルライフって何なんでしょうね。