デザイン制作の極意~谷宜樹~

デザイン制作の極意を紹介していきます。

「CTAボタン」とは?どんなデザインが効果的?

2022年04月08日 | WEBデザイン

WEBページの構成についての解説で、谷宜樹がお話した「CTA」を覚えていますか?
サイトの閲覧者に注文やお問い合わせをしてもらうために、「注文はこちら」などのボタンを設置することがあります。
これが「CTAボタン」ですね。
このボタンをどこに設置するかによって、商品購買率が変わることもあります。
今回は「CTA」のデザインについて谷宜樹と見ていきましょう。

 

■「CTA」とは?「コンバージョン」とは?

サイトの閲覧者に商品購入や会員登録、お問合せなどの行動を促すものを「CTA(Call To Action)」といいます。
また、WEBデザインによく使われる用語として「コンバージョン」もあるので併せて覚えておいてください。
「コンバージョン」はサイトの閲覧者が商品の購入や資料請求などの行動を起こした状態のことです。
閲覧者が行動を起こせば「コンバージョンを獲得」「コンバージョンしてもらう」なんて言い方をします。
この「行動」とは、サイト側が目標としているものです。
例えば商品を販売しているサイトであれば注文入力、サブスクリプションのサービスであれば会員登録、学校などのホームページであれば資料請求などがコンバージョンの対象になります。
「コンバージョンを獲得するために、CTAが設置される」と覚えましょう。


■CTAボタンのデザインを考えよう

より多くコンバージョンしてもらうには、CTAボタンを効果的なデザインにする必要があります。
商品の購入が目標であれば購買意欲をかきたてるデザインに、会社の資料請求であれば信頼感を持たせるデザインにすると良いですね。
トレンドのファッションアイテムを取り扱うECサイトなどは、メルマガの購読を促すCTAボタンにカラフルなデザインをすることもあります。
ビジネスマン向けのスーツ・ネクタイブランドではブルーやネイビー、若い女性向けのカジュアルファッションではパステルカラーなど、サイトの閲覧者が好みそうな色を選ぶと効果的ですね。


■どこに配置すれば良い?

「商品を購入したいけれど、どこで注文すれば良いか分からない」
「気になる会社があって質問したいんだけど、連絡先が分からない」
ということがあると、閲覧者は不便さを感じます。
サイト側もせっかくのコンバージョンのチャンスを逃してしまうことにもなりますよね。
ユーザーが使いやすいと思うのは、欲しいと思ったその時にCTAボタンが出てくるというサイトでしょう。
今サイトを閲覧している人が何を思っているのか察知するのは不可能(AI技術が搭載されていればできるかもしれませんが…)なので、WEBデザインをする際にある程度の予測を立てる必要があります。


「CTA」や「コンバージョン」はWEBデザインでよく出てくる用語なので、ここで理解しておきましょう。
次回はCTAの設置場所について、谷宜樹が詳しく解説していきます。