心神耗弱状態なら何でも許されるのか？

最近凶悪事件を起こした犯人が裁判で「心神耗弱」を理由に、無罪や減刑になっていますね。

【Ｒｅ：社会部】「法の正義」って…(産経新聞) - goo ニュース

日本の刑法ってどうしてそんなに甘いんでしょうね？
やった事はやった事。
間違いなく犯した罪なら、心神耗弱を理由に減刑するのは何故なんですか？
犯罪なんてそもそも精神状態がおかしくなかったら起こらない訳でしょう？

そもそも突発的な殺意を軽視して、計画的な殺意を悪質と捉えることに疑問があります。

計画的な人間はそれだけ頭を使って殺人をしているわけですから、捻じ曲がった性格ゆえに更正が難しいということなんですかね？

昨今の無差別殺人だとか親族殺人だとかの事件を見ていると、むしろ突発的に人を殺すような、いわゆる切れた人間の方がよっぽど更正が難しいような気がするんですけど・・・。
だって、本人の感情の制御が出来ないわけでしょう？？
制御できないものを更正の仕様がないじゃないですか。
それとも画期的な更正方法があるんですかね？
そうでないのなら、そんな危険な人物を世間に野放し状態にしているってことでしょう？
「殺人を犯したけど、事件当時は心神耗弱で無罪になりました。」となれば、その後その人物を誰が指導して更正させるのですかね？
いずれまた同じように心神耗弱状態が訪れて再犯するんじゃないの？
その危険性を認識して誰が対処してくれるんですか？
きっと野放しだよね？

殺された被害者や遺族は、怒りの矛先をどこに向ければいいんですかねぇ？
そもそも人権を無視して人を殺した側に正義はまったくもってないと断じて疑わないんだが・・・。（無差別殺人においてはね）

犯した罪には、ソレ相応の償いがあって然るべきだと思うんだが・・・。

最近の心神耗弱ってのは、無罪を勝ち取るための弁護士のための武器にしかなっていないと思われ。
何よりその心神耗弱を判断する基準が医者によってまちまちな気がするんですけど？
そんな曖昧な確証の無いもので、罪を軽減できる仕組みに疑問が湧いて仕方がないですよ。