遠雷が鳴り響いて、激しかった雨はやがて鳴りを潜め青空が顔を出し始めた。
太陽が顔を出し、雨雲に虹が架かる。
懐かしい思い出に耽っていたXANXUSの手元で、グラスの氷が溶け、カランッと音を立てた。
窓辺に立っているのXANXUSに唐突に声がかかる。
「う゛おおい、ボス、そんなとこで何見てんだぁ?」
そう言って近づいてきたスクアーロがXANXUSの見ている方向を覗き見る。
「へぇ、虹だなぁ。綺 . . . 本文を読む
砂浜はさほど広い訳ではなかったのだが、自分と同程度の人間を背負って歩くのは容易なことではなかった。
スクアーロはふら付きながらも歯を食いしばり、やっとのことで海沿いの道路まで辿り着いた。
そこから一番誓い民家まで約1km程ある。
舗装もされていない小道は、日が暮れると人も車も滅多に通らないことをスクアーロは良く知っていたから、しばらく立ち止まって息を整えなおすと、背中からずり落ちてくるXANXUS . . . 本文を読む
ボス出ないと思ってたけど、ほんのちょこっとだけ出たよ(嬉)
いつも思うのだけれども、ボスの痣の色って黒っぽいのはおかしいように思うんだがなぁ。
あれ、凍傷の痕であり言わば火傷痕のようなものよね?
一般的に考えれば黒っぽくても間違いじゃないんだけど、あの人興奮すると全身に痕が浮かび上がるんだよね。
とするとだ、凍傷を負った部分の皮膚が薄くなっていて皮下の血の色が浮かび上がってるタイプの傷跡だと思うわ . . . 本文を読む