Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

夢見るホログラム

2006年01月09日 23時29分18秒 | ヴォイジャー・レビュー
ドクターってばホント~に変わらなさすぎ。サブルーチンを増やし、機能を拡張するのはいいことです。人間同様の権利を求める気持ちも判ります。でも何度も痛い目に遭い、そのたびに助けてくれる艦長やクルーに対して、あんな程度の評価しかしていなかったのかと思うと、劇中で落胆と怒りを露にしたトム以上にがっかりしました。

人間は色々なことを経験しながら成長します。しかしそれは良い経験だけではありません。失敗や挫折、悔し涙を流したりしながら人間は変わっていくもので、辛い経験から得るものは大きいと思います。いわゆる「痛い思い」をすることで学ぶわけです。だから痛みを感じないドクターには、どんな経験も身に付かないのですね。シャレじゃなく「身(み)」がないのですから。

何度痛い目に遭っても、自分の行動の結果に責任を持てない彼に、ヴォイジャーのクルーは甘すぎます。尤もそこが彼らのいいところですが。艦長が言うようにクルーは家族で、ドクターも間違いなくその一員ですから。

ドクターの創造による「なんちゃってクルー」の艦長が怖かった(苦笑)。「幻の指揮官」でドクの妄想に出てきた艦長もカゲキだったけど、よほど艦長が怖いのかな??。そのかわり本物の艦長は思いっきり別嬪でした。審判の場面のスピーチは、パイロット版のラストに次ぐ名スピーチです。無責任ドクターのためってのには少々引っ掛かりますけど・・・。


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