ぷちこの『おもいつ記』

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2012-03-06 | 日常
先日、仕事でお世話になった方の送別会がありました。
彼は大変仕事ができて頭がよくて怖い顔してぼそっと冗談を言うとても個性的な人でした。
彼と同じ立場の人も何人かいてその人たちのほうが男前で優しいので女性には男前さんのほうが人気がありました。
彼は厳しかったですが要点だけをとてもシンプルに教えるという才能がありました。
出来なければ何度でも教える粘り強さがありました。
確かに彼には関西弁で言う「いやらしい(いじわるな)」ところがあり
嫌われているところがありました。
しかし私はあえて彼に教えてもらおうと決めました。
いじわるな指摘を受けてもそれは彼の指摘は正しくく非常にわかりやすかったからです。
鈍感な私には最適でした。私も遠回りする時間はなかったのです。
そして彼はどんなに小さなことでも出来たら褒めてくれました。
「この人に褒めてもらいたい!」その一心でした。
積極的に彼の隣に行くようにしていた私をみんなは尊敬の意味をこめて「ヘンタイ」と呼んでくれました。笑
彼のそばに行くことで他の人よりも成長は早かったかもしれません。
抜きん出たいというより少しでも早く自信を持って仕事をできるようになりたかったのです。
彼に鍛えられたおかげでみんながめんどくさがって避ける仕事が大好きになり進んでするようになりました。
やはりみんなは尊敬の意味をこめて「ヘンタイ」という称号を私に与えてくれました。笑

そんな彼ともお別れの日がやってきました。
新しい場所でも彼は厳しくときに優しく優秀な人材を育てていくでしょう。
彼の仕事の仕方はどのようにして確立されたのか聞き出せなかったのが悔やまれます。

「みんな俺がいなくなったら寂しいって言ってくれるけど、3日も経てば忘れるんだよ」
最後まで彼らしい言葉でした。

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