鈴木敬子のフラメンコな生き方

スペイン舞踊家の鈴木敬子が、
日常の生活からフラメンコの舞台裏までをつづるブログ

ジェイとニワトリ

2006-06-27 13:13:17 | ジェイ

 

 

   最近ジェイの機嫌が悪い。

 

事務所の受付カウンターの横に、

ジェイが飛び出さないために、柵を買ったのが原因かもれません。

 

普段クラスが無いときは、こうして横のほうに寄せてあります。

 

柵の中に、取り残されてしまったニワトリが気になるようだ。

 

ジェイが生まれて、

初めてのプレゼントがこのニワトリのお人形でした。

が、今ではこのニワトリには全く興味が無くて

いつも放り出されているのに。。。

 

柵の中からニワトリを救い出してあげたいのか?

この柵は自分のだから、この柵から出て行ってほしいというのか?

 

  無言でじっとみつめ合う

 

横に回りこんでもじっと見る。

ワンともニャ~とも言わずに・・・

 

  

何を考えているのか・・・

ジエイは、ずっと何かにこだわるのだ。

20分はたった・・・

寝てしまいそうだ。

 

 

しばらくして、また見てみると

 

 まだやっている。

相変らず、しつこいジェイである。

 

関係ないけど

フラメンコにも、このしつこさは必要だ!

 

 

 


トレーニング

2006-06-24 13:55:14 | 日記

 

毎週水曜日の朝はトレーニングの日

 

木製のマシーンを使い、こうやって足を吊られたり、

コーヒー豆挽きのようなハンドルをク~ルク~ル回しながら、

背骨などを伸ばして、筋肉のトレニーングをしています。

プロのトレーナーが、

一対一で私に合ったプログラムを進めてくれます。

 

 

      

<ロープで吊られた私の足と木製の大きなマシーン> 

 

このトレーニングはジャイロトニックといいます。

もう始めてから2年半経ちました。

 

ジャイロトニックとは、簡単に言えば・・・ 

このマシーンを使いながら

円・らせん・スパイラルなどを意識した3次元的な動きで

無理なく筋肉をストレッチ強化し、

動きに合った呼吸法で内臓まで活発にするとのことです。

自然治癒力の高い身体にしてゆき、

ムキムキの筋肉体になるのではなく、骨の周りの筋肉を鍛えるのです。

 

転んで骨折してアビバに通っていた頃、腰や左足も悪かったので

ついでにいろいろと精密検査を受けました。

検査結果は、

痛みや痺れがあっても薬や手術をして治るものではありませんでした。

 

”なんとか自分の力で良くなりたい” と思い始めたのが

このジャイロトニックです。

 

 

    

 <すごいカッコウですが、普通に足を上げるより楽にできて、無駄な力がかからないのです。>

 

トレーナーの先生には、

「あー いたたたったー うわぁ~~」 と声が出るほど

足をギュ~ッと押されて開脚させられたり、身体をひねられたり

自分ではやらないところまでのストレッチをやってもらっています。

 

地味に続けるだけなので

正直言って、時々さぼりたい日もあります。 ・・・ 

プロの手を借りて、ひとりでは出来ないトレーニングをやるんだから

自分の身体のためにも、ずーっと踊れる身体でいられるためにも

行かなくっちゃ!って、通い続けています。

 

” 筋力がつけば体力もつく ” 

トレーナーの先生との合言葉です。 

 


ブログ

2006-06-20 14:38:39 | 日記

 

このgooブログは、いろいろな機能がついていて楽しい。

 

4月からこのブログを書き始めたんですが、

ようやく解かってきたことがたくさんあります。

 

最初は、せっかく書き込んだ文章が無くなってしまったり、

写真が入れられなかったり、どっかに消えてしまったり

・・・時間の無駄ばかりでガックリくることもありました。

きっと、まだまだいろんなことが出来るんでしょうね。

コツコツ楽しくやっています。

 

このブログは、前の日のデーターを見ることができます。

アクセス解析やアクセスカウントなど、

前日に何人私のブログを見てくれたのかや、ページごとのアクセス数など・・・

一週間の流れも分かるんですよ。

 

土日は訪問者数が減るんだなぁ~とか

見ている時間帯もグラフで出るので、

会社で勤務中に見ている人が多いのかなぁ~なんて想像してしまいます。

 

面白いのが、検索ワードというのがあり

私のブログを検索してやってきた人達が、

どういうふうにココを検索してきたのかが出てくるんです。

 

普通は、

鈴木敬子、  鈴木敬子・フラメンコ、  カデーナ・ブログ

セビジャーナス・鈴木敬子、  フラメンコ・カデーナ、

バタ・デ・コーラ、  カスタネット

・・・・ などなどこんな感じが多いのですが、

 

私の今まで書いたブログのタイトルや文章の中で出てきたものも

たま~に出てきます。

 

たとえば、

夏蜜柑丸漬け、  殺害現場、  八代亜紀

着ぐるみ、  ベリーダンス ・・・ etc

 

夏蜜柑は、けっこうあったので人気商品なんだということが分かったし、

殺害現場はニワトリで使ったのに、

何故か、何かの事件に巻き込まれたらヤバイと思って少し怖かった。

(まぁ、そんなことはないでしょうが)

 

 

最近笑っちゃったのは、鈴木敬子・着ぐるみ

もう検索しながら、私と着ぐるみが一緒になってるじゃ~ん!!

ひとりでウケてました。

 

 

さあ、今日はお絵かきツールに初挑戦しましたよ。   

初めてなんで、あまり良く描けてませんが、タッタッターとやってみました。

絵/鈴木敬子

小太郎・5ヶ月 

小太郎は、ジェイの弟であるロンくんの子どもです。ジェイの甥にあたります。

3日前に私の事務所スタッフのお家にやってきました。

まだちっちゃくて、ちょろちょろするんで写真が上手く撮れません。

まずは似顔絵で紹介します。

小太郎はホントにジェイに似てるんですよ~

 

 

 


病院へ行く

2006-06-16 20:08:42 | ジェイ

 

 

 

今週の月曜日は朝から手術でした。

 

 

<病院受付>

 

 

 

 

私ではなく、ジェイです。

 

先月健康診断があり、身体は異常なかったのですが

全身麻酔をかけて歯の治療と歯石を取ることになりました。

朝、大久保にある動物病院までタクシーに乗って連れて行き

お昼には手術です。

 

この動物病院は、前に飼っていたメリ君のときからお世話になっています。

タクシーに乗らないと行けないのですが、

信頼できる良い先生なので、いつもここまで通っています。

 

 

 

 

この病院には大きな熱帯魚の水槽があります。

診察の順番を待っているとき、

し~ん として震えておびえている、犬や猫達がこの水槽を見ています。

飼い主もです。

私も、こわ~い歯医者さんの順番をまっているような心境になるのです。

どの子も不安げに水槽を見ながら

” あ~、やだよ~。 コワイよ~。 帰りたいよぉ~ ” と言っているようです。

 

こんな不安なとき、

みんながこの熱帯魚を見て癒されてるのかな?

・・・ いい方法だなあ。といつも感心しています。

 

 <こわくて震えながら緊張するジェイ>

 

いよいよ。。。 「ジェイちゃん」 呼ばれました。

診察室に入ると別の子のように静かになるジェイ。

猫をかぶっている。

部屋を出て行く私を見ながら 

” えぇ~、 ママ~~。 なんで~ ” といった顔をする。

” がんばってね、あとで来るからね~ ” と事務所に戻った。

 

 

夕方5時ごろ、迎えに来てくださいと連絡が入る。

看護婦さんは特に何も言ってなかったので、

” 無事に手術は終わったんだな~ ” と安心しながら再び病院へ向かった。

 

 

熱帯魚の水槽を見ながら、待合室で待っていると診察室から

 

「にゃん。にゃ~。うにゃ~。」

 

”いろんな動物が診察を受けてるから、この声はきっと

どこかの猫ちゃんが痛がってるんだな。” 

と最初は思ったのですが、

 

” まさか ・・・

ジェイの声に似てるかな? でも、あの鳴き方は猫だよな~。

やだやだ!ジェイでないでほしい。 ”

 

また、「うにゃ~。にゃ~。うぅ~。うにゃやゃゃーー。」

 

” あれっ~、 もしかしたら 

この声質は聞き覚えのある 「うにゃやゃゃーー」 

 

 

看護婦さんが出てきて

「お待たせしました。 どうぞ診察室にお入りください。」

 

”あらぁ~、やっぱりあの声はジェイだったんだ。

またまた、やっちまったぁ~。

 

私は、タオルに包まれたジェイをみながら

「すみません。スゴク騒いでいたようで。」

お医者さんが

「麻酔からさめて、痛みが出たんですね。 治療したところを触ったら怒ったね~。」

 

手術は無事終わり、またタクシーに乗り自宅へ 

往きのタクシーでは、ぶるぶる震えているのに、

帰りはいつもほっとするジェイ。

景色をみて楽しんでいるようだ。

 

<タクシーの中で撮影>

 

元気でよかった!

健康が一番大切だね!

 

 

 

 

 


美味い店

2006-06-09 13:50:36 | もろもろ

 

 

 

 

 <なめろう>

 

先週の土曜日、代々木上原にある「魚目」というお店に行きました。

どの料理もウレシイ美味しさです。

もちろん、お酒も美味い!

 

このお店は、”なめろう” が自慢。

 

 ”なめろう” は鯵のたたきに味噌やねぎなどを加え、さらにたたいたもの。

漁師の料理だー。

 

夫が言うには 

「もとは漁師が浜辺で作った賄い料理で、

あんまりウマイので皿に残ったやつを

「なめちゃいな」というところから、

その名前が付いたとかつかないとか・・」

ということだとさ。

 

ココでは、卵の黄身を混ぜ合わせながら食べます。

 

  <弟子には厳しいお店のマスター>

「写真とっていいですか?」 ときいたら

「えー!」 と言いながらカメラ目線のマスター

 


ジェイショック!!

2006-06-07 17:52:07 | ジェイ

 

昨日ジェイにショックをうけた。

そのショックは、

まるで自分の息子が凶悪犯で

その現場を偶然目撃してしまったようなものでした。

 

 

 

昨日の夕方ぐっすり寝ているジェイ

だんだんエル字型になってくる

 

 

そこに2匹のミニチュアダックスフンドのお友達がやってきた。

大吉とボロン

2匹ともおとなしくていい子です

 

 

初対面なので、3匹で最初の2~3分はくんくんくんくん。

おっ、3匹でいい感じじゃないの

ジェイのしっぽもプルプルッ。

 

 

・・・・が、ジェイが突然切れた!!

 

 「ガォ~、グルグルグルルルゥ~。

ウゥ~ン、ガァ~~。」

 

ジェイが豹変したのです。

 

ジェイに脅える2匹

「ママ~この子チビなのに怖いよ~」

ベンチの上に逃げる2匹を、しつこく襲おうとする息子。

周りの人もビックリだ!

 

しつこいジェイを無視する2匹

凶暴なので、リードをつけられてしまったジェイ。

「ワンワァ~アアァ~アンーー」

今まできいたことのない鳴き叫び声をだす。

 

 みんなが止めに入っても止めない息子。

あぁ~、恥ずかしい。

小さいしっぽだけ、プルプルプル・・・

なぜか喜んでいるみたいに振っている。

よくわからない??

 

捕らえられても騒ぐジェイに脅える2匹。

 

大吉とボロン・・・ ホントに ごめんなさい。

 

 ただ今、反省中です

 

 

まさか。。。

こんな息子とは知らなかった・・・とほほ。。。

躾け直します。 私も反省中。

 

この次に大吉とボロンに会うときは、少し慣れてくれるかなあ?

ちょっと不安です。

 

犬に詳しい方、どうしたら良いか教えてください。


お知らせ

2006-06-06 14:28:18 | ベリーダンス情報

 

 

カデーナ フラメンカ 

夏の特別オープンクラス

 

 

 

 Keiko Suzuki / DANZA MORA

 

第2回 フラメンコのためのベリーダンスレッスン

2006年 7月1日(土)・2日(日)

11:30~13:00 

 

 

まだまだ 

参加者募集中です!

初めての方大歓迎。

誰でも簡単に参加出来ます。

(1日のみの参加でも、カデーナ フラメンカに所属されてなくてもOKです)

 

夏にむけて楽しく、いい汗掻きましょう。

スッキリしますよ!! 

 

詳しくは、カデーナ フラメンカホームページをご覧ください。

http://www.cadenaflamenca.com/jpn/modules/news/article.php?storyid=13

 

第1回目のレッスン風景より

http://blog.goo.ne.jp/cadenakeikojey/e/f15401f9757cd83f077eea1803ddf30c

 

ご質問などありましたら、

お気軽に下のコメントに書いてくださいね。 


黒い衣裳

2006-06-05 12:20:11 | フラメンコ

 

     黒い衣裳は神秘的だ。     Keiko Suzuki/SOLEA

 

舞台の照明によって様々なニュアンスに変化する。

黒に反射した光と影が、

踊る身体のラインを演出し、深みと色気をさらに加えてゆく。

 

  Keiko Suzuki/TARANTO 

 

私にとって、黒い衣裳は

シギリージャ・タラント・ソレアなどの、重厚な曲を踊るときに

自然と心を落ち着かせてくれる。

 

 

 

ところが、黒い衣裳で失敗した話もいろいろとあるのです。

 

 

 

 

   1年半前に共演したラファエル・エステベス

   マドリッドで活躍している個性豊かなバイラオールです。

 

   3~4年前までは、そんなに太っていなかったのに、

   私との公演のときには、ビックリするほど太ってやって来たのです。

 

   私は、”そこまで太ったのなら、中途半端な太り方より

   いっそのこと、もっと太ったほうが面白いかも・・・” と思いました。

   でも、彼は ”少しでも痩せたい! デブに見られたくな~い。” と言って

   今更、ささやかな抵抗をする。 

   ・・・が、彼は日本食がだぁい~好き!

   私はラファエルの来日中 

   「コレ美味しいよっ! アレも食べてみたら・・・」 

   面白がって、いろんな食べ物をすすめました。

   最初は 「太るからやめとくよ」 1度は断るくせに、

   いつの間にか 「どれどれ、 パクッ、うぅ~ん・・・ 美味しい!」

   と誘惑に負けて食べてしまうところがカワイイ。

   おじさんっぽく見えるのに、ファン・デ・ファンより1歳若いのには驚いてしまいます。

   若いんだね。 食べ盛りなんですねっ!

 

   ラファエルの踊りは、

   そのプリップリの体格でしか出来ない腰の動きと

   柔らかくて美しいブラッソで、女性に負けない表現をする。

   得意のタンゴを踊らせたら、観てる人みんなを惹きつけるのです。

  

 Keiko Suzuki con Rafael Estevez/TANGOS

   

   ラファエルは、けっこうお洒落。

   本番では、衣裳の黒いズボンにも

   「ピチッと線を入れてアイロンをかけてくれ」 とスタッフに催促する。

   私たちは 「どうせ穿けばピチピチで、線なんか消えてしまうのにね~」

   と日本語で喋りながら苦笑い。

   とりあえず、言われた通りにスタッフがアイロンをかけた。

 

   黒のシャツに黒いズボンの衣裳で、ピチッと決めたラファエルが

   「 ぼく、どう? いいでしょう! 

    黒い衣裳だから太って見えないよね~。」

   照れくさそうに聞いてくる。

   私は、だらしないカッコウのレッスン着しか見てなかったので、

   「へぇ~、いいね~。いいよ! いい男に見えるし。

     痩せて見えるよ! いつもよりは。。。(言ってないけど心の中で思った)

   と言いながらズボンを見れば、

   案の定、せっかくアイロンをかけたズボンの線は自然消滅していた。

  

   彼はスペインから、公演を撮影しようとビデオカメラを持ってきていた。

   本番前にカメラをセッテイング。

   るんるんと楽しみにしていたのだ。 

 

   無事公演が終わり、早速ラファエルは楽屋でビデオを見はじめた。

   何度も何度も、巻き戻したり進めたりして確認している。

   音は入っているようだ。

   でも何か焦っているので、

   「どうしたの?」 と聞くと

   「何度見ても、ぼくが映らない」 

   ガ~ン・・・呆然としてカメラを見ている。

   「これじゃぁ、何を踊っていたかわからないよ~。

     大失敗だー。」 

   私も撮影したビデオをみると、

   ”ありゃ~ぁ~、 舞台はバックが大黒(おおぐろ)。 舞台の専門用語で暗幕のこと

   彼がメインで踊った曲はソレアで照明も暗め。

   黒い上下の衣裳。

   この3点セットでは、闇夜のカラス状態だ。

   痩せてみえるようにひげを伸ばしていたせいで、小さな顔。

   おまけに靴も黒かったのです。

   救われたのは、ブラウスの袖を肘までめくっていたからまだ良かった。

   暗い場面は、本番の舞台では見えても

   普通のホームビデオで撮影すると見えにくくなるんですね。

 

これは、写真でも同じことです。

   (その時の舞台写真

この写真は、プロのカメラマンが撮影したものなのでよく見えています。

 Rafael Estevez/SOLEA

黒の衣裳は、こうして記録を見ようとすると

見えにくいときがあります。

 

 

<おまけです>

黒といえば・・・ 

 

ノースリーブの衣裳に、黒のフレコ(リリアンのような紐の飾り)のついた

   マントンシージョは危険ですよ。 <長さによりますが・・・>

 

   踊っているうちに汗を掻いてくると、脇の下にくっ付く場合がありま~す。

 

    そうです! 

 

 

   わき毛に変身するんです。

 

   私は今まで、そういった失敗をした人を何人も見てきました。

   他にも本番中のハプニングは、いろいろあります

   ・・・・・が、

   踊りを観ている人は、

気になることが発生すると、そればっかり気になってしまうもの。

   集中して踊りを観てもらうには、

 

皆さん~、 身だしなみに気を付けましょうね!

本番前のチェックをお忘れなく~

 

 

舞台写真・中尾務