(有)河野工務店

蔵の外壁修繕


蔵の外壁の漆喰の修繕を依頼されました。




あー、漆喰が落ちてしまってますね。
これをどうにかしたいそうです。
というのもこの蔵の向かいには駐車場があり、10台分ほど貸している駐車場の持ち主から破片が飛んでくる恐れがあるというクレームがあったみたいです。

一度、左官屋に補修できるか聞いてみたそうですが、塗ったとしても長く持たずまた剥がれると言われたそうです。

そこで何か対策は無いか、という相談でした。

蔵の建て方ですから厚さが30cmほどある土の壁で出来ています。
漆喰部分に壁を張るとしても土に釘を打つわけにはいきません。
釘が立つような下地がありません。



   
下側は板で腰壁を造っています。
これもほとんど朽ちかけているみたい。
ちょっと板をめくってみると・・・あ、案外いけるかも知れない。
めくったところを覗いてみると下地にしっかりした垂木が入っています。
触ってもビクともしない。
これから下地を造れそうです。



  
腰壁の下地から屋根垂木まで飛ばして外壁の下地を造ります。
本当は腰壁から上の土壁を直すだけでしたが、腰壁もいい加減くたびれているので壁面全部の修繕を提案させて頂いて承諾を得ました。



   
下地が出来たら外壁を張っていきます。



  
張れたので足場を解体です。



  
完成です。



  
窓の部分も最初は漆喰で小庇を造っていましたが撤去して板の下地で板金して造り直しました。
水切りも造って完了です。




上側の窓は格子だけだったので窓枠を巻いて完了です。



    
5~6年で壊すつもりだと工事前に施主様は仰ってましたが、これでまた寿命が延びるかな?
(^_^)

http://kawano-koumuten.co.jp/

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            
 
 
 
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