なんとアトラクティブな乗り物なのでしょう。これほどハラハラドキドキできる乗り物を私は他に知りません。それは何か。TGVです。いままで遅れにあったのは数知れず。時間通りというのが珍しい。ひどい時には運休。おいおい、これでどうやってパリ空港まで行くんだよ。飛行機が行っちまうよ。
今回は今迄で上から2番目にコーフンできる体験。TGVが故障して途中で止まってしまいました。リール駅で乗ったTGVは、何もないところで暫く止まり、車内放送が流れました。テクニカルセキュリティリーズンがフランス語の中で掴み取れました。隣の男性に何言ったんですか?と聞いたら英語は話さないらしく、代わりに筋向いのマダムが答えてくれました。やはり問題があって代わりの列車に乗り換えなければいけないとのこと。飛行機の時間が気になります。パリ空港に2時間前に着くTGVをいつも選んでいますが、遅れること数知れず。これがフランスが誇るTGVの実際の姿。どんなに偉そうな事言ってもこの程度です。
ノロノロ進んで知らない駅に到着。このTGVはブリュッセルからのTGVをリール駅で連結したのでかなりの長さ。止まった事の無いローカル駅の狭いプラットホームには追い出された乗客が溢れて、その集団が隣のホームに階段を下りて移動することになって、大混雑。重い荷物は50キロほど。人を掻き分け、荷物を持っていかれないか気にしながら階段を往復して、何とか隣のホームに荷物を移動させて代わりのTGVを待つことしばし。絶望的な時間が過ぎていきます。
12:30頃に2時間半以上遅れてパリ空港に着きました。13:15分発のエールフランス276便のカウンターは悪いことに一番奥、つまり駅から一番遠い場所。またしても重い荷物を引きずって、パリ空港内を走る走る。電光掲示板を見ると搭乗中ランプが点滅しています。チェックインカウンターに辿り着いくと辺りは人の列が無い。激しく悪い予感。汗だくでカウンターの女性に、
「チェックインお願いします」
「大阪行きなら向こうのカウンターです(右を指差す)」
「大阪?東京行きです」
「東京ですか?(時計を見る)チェックインは終わってます」
えー!!!そんなあ。たのむよお.....
日本だったら新幹線が車両故障で遅れたら、ニュースですね。
今回も素晴らしいエクササイズを有難うTGV@b-Stream
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追伸.分かってるんだったら3時間前に変更したらというツッコミはナシね。
次の日に帰宅、となったんでしょうか?
今回も強運で、団体客が遅れて出発待ちしていたので、セーフ
ストを含めると1/3くらいの確率ですか、このテの遅れに巻きこめれるのは。
日本の交通事情に慣れた人にとってはあり得ないことがしょっちゅう起きますね。