東京都八王子市、京王電鉄京王八王子駅付近にあった京王八王子高速バスターミナルです。過去形で書いた事からわかるように、現在は、このターミナルから発車するバスはありません。
かつてのバスのりばてす。発券窓口と待合室のあった場所は薬局とレンタカー店になっています。
今はタクシーのりばとしても使われています。
待合室のあったレンタカー店。
バスが停車していた場所はコインパーキングに転用されました。路面にはバスターミナル時代の白線が残っています。
こんな表記も・・・
京王八王子高速バスターミナルの閉鎖によって、バスの発車は京王八王子駅10番のりばへ移転しました。ただし、到着便はバスターミナル跡地に隣接する場所(11番)に停車します。
タクシー乗り場の案内看板には「高速バスターミナル」の文字が残っていました。
地図にもこのとおり。
…当時の状況がわかる資料が見つけられなかったのでウィキペディアからの引用になりますが、このターミナルは2007年3月まで使われていたようです。発着していたのは成田空港・羽田空港へのリムジンバス、「スキッパー号(八王子~沼津)※現在廃止」や「ツインクル号(新宿・八王子~大阪)」、「渋谷~金沢線」などです。
<撮影2012年1月>
高速バスブームに乗って、勢いで開設した自他共に認めるニッチ路線。
需要予測の甘さもあって、早々に休止になってしまいましたね…。
しかし、我ながら何故覚えている?
これは事実とは全く異なります
どの路線もそうですが
永年にわたる需要調査を行ったうえ
温め続けて、やっと開設されるのです
結果がついて来なければ予測が甘かったと
叩くのは簡単かもしれませんが
高速バス路線ってそんなに安易に開設しませんし、できません
それだけは知っていただきたい
今はどうでしょうか?特に日東交通では木更津駅のみならず木更津金田、君津、袖ヶ浦の自治体設置のバスターミナルにパーク&ライドを組み合わせて開業してみたら、羽田空港や横浜、川崎の初期からの路線に加えて品川、新宿、東京駅・東雲車庫を開拓して盤石な体制を築いて今や累積赤字も解消しました。
川崎~木更津はフェリーが廃止されました
このスキッパーの例と比較するのは
難しいです
>ブームに乗って勢いで開設した
これは事実とは全く異なります
どの路線もそうですが
永年にわたる需要調査を行ったうえ
温め続けて、やっと開設されるのです
半分当たっていて、半分は?かと思います。
1988年~90年前半にかけては、かなりの数のバス路線が開設されていますが、高速道路の延伸・国鉄の
度重なる運賃値上げによる利用客離れ・バブル期の絶頂期も手伝って、高速バス利用客も当時としては
結構な数ではなかったか?と思います。バス会社
側にしてみれば、この機を逃してなるものかと、ブームに乗って、十分な需要予測をせずに、まず先にライバル会社より先に路線開設というのが多かったのではないでしょうか? 結局、短期間のうちにテコ入れを行ったものの回復せず、休止(廃止)に追い込まれた形になったと思います。
帰郷(帰省)バスという形で需要予測をつかみ、定期運行へと繋がった路線もあります(品川~徳島・品川~今治など)ので、一概に全て甘い需要予測で廃止(休止)に追い込まれたとは言い切れませんが・・・。
長文失礼しました。
JR、京王の駅から離れていること
京王八王子駅内のバスターミナルと
紛らわしいことなどが要因です