先日、小田急バスが運行(小田急シティバスが受託)する、有名な免許維持的路線、「新宿よみうりランド線」(新宿駅西口~よみうりランド間)の2019年ダイヤが発表されました。
これまでの3月16日~6月15日・9月16日~11月15日の日曜・祝日のみ2往復から、6月1日~6月30日の日曜・祝日のみ1往復と、大幅な運行日数の削減と便数の半減が行われます。
そんな中、話題になっているのが、停留所に掲出された予定時刻表に、新たに加わった若林営業所行きの存在です。
「新宿よみうりランド線」で、よみうりランドまで1往復した後に、管轄する若林営業所に入庫する便と思われますが、これまで時刻表には記載されていませんでした。
今年から「新宿よみうりランド線」の運行が6月の日曜・祝日のみ(2019年は計5日間)になるので、当然、新たに登場した入庫便も今年は5日間しか運行されない事になります。しかも、不思議な事に、入庫便の単独区間に、宮前橋という新しい停留所が誕生したのです。
どのような意図があって、宮前橋停留所が設けられたのでしょうか。そんな気になる、宮前橋に行ってみました。
こちらが宮前橋の停留所です。
環状7号線の内回りにあり、小田急線の世田谷代田駅付近にあります。
東急バスの森91系統、大森操車場行き、宮前橋停留所近くに設けられました。
標柱には「小田急バス 宮前橋 季節運行 若林営業所行」と記載されています。
物凄くシンプルな運行系統図。
運行予定時刻表には赤色で「運行日注意」とあります。
実は、既に小田急バスには宮前橋停留所が存在します。しかし、こちらは環状7号線を渡るだけで、新しく設けられた停留所には発着しません。
結局のところ、現地に来てみたものの、入庫便用に宮前橋停留所が新設された理由はわかりませんでした。唯一関連付けられるものがあるとすれば、付近には既に小田急バスの停留所があるという事だけです。
ちなみに、宮前橋停留所を発車して坂を上ると・・・
もうそこは終点の若林営業所です。
恐らく、利用者は誰もいないであろう、入庫便用の宮前橋停留所。一体どうして新設されたのでしょうか。
さて、ここまで、若林営業所行きの入庫便がダイヤ改正で登場するという記事を書いてきましたが、実は過去に新宿駅西口で若林営業所行きの入庫便を撮影していたりします。
撮影したのは、今から16年前の2003年4月。やはり「新宿よみうりランド線」からの入庫便でした。
この頃の時刻表を記録に残していないので、詳細はわかりませんが、過去に存在した入庫便が2019年になって突如復活した事になるのか、それとも一般には知られていないが、バスはずっと走り続いていたのか、謎だらけです。
謎が多い路線ですが、恐らく一般の利用者はいないでしょうし、謎は謎でそのまま受け入れるのが免許維持的な路線の楽しみ方なのかもしれません。
追伸:コメント反映遅れます
毎年乗車されているとはさすがですね(^^)
6月しかないと思うと、バスファンも集まりそうな気がします。私は撮影(乗車)出来るかわかりませんが、予定があえば行きたいなと思っています。免許維持という性格から大丈夫とは考えつつも、2020年も走っている保証はないですものね。
既に3月の・写真の「環七を渡るバス」車内のポスターで
運行期間の縮減を知って、心穏やかでありませんでした。
「入庫便」穏やかじゃいらえません(笑)
一日券で乗って、同じ運転手さんや同業者さんと3回顔を合わせる「試練の道」に耐えられるだろうか、、、?!
ネズミ色のポロシャツです(笑)
ありがとうございます。助かりました。世田谷代田が正当です。
環七と小田急が交差するのは世田谷代田付近(細かく言えば世田谷代田~梅ヶ丘)ですので、訂正お願いいたします