茨城県つくば市にある「つくばセンター」です。多くの学校や研究機関が存在する筑波研究学園都市の交通ターミナルとして1985年より運用を開始、2005年につくばエクスプレスが開通するまでは、東京と「つくばセンター」を結ぶ公共交通は高速バスしかなく、特に「つくば号(東京駅~つくばセンター)」は高頻度の運行、増便、車両の大型化を行っても混雑が絶えない路線として知られていました。鉄道が開通した現在では つくばエクスプレス「つくば駅」の駅前広場としての役割ももっています。
ロータリー型のターミナルとなっており、のりばは8つあります。
3番のりば付近にある待合室と切符売り場。
LED式の発車案内表示器があります。
中に入ると有人の定期券・回数券発売所がありました。
券売機もあります。
他にもコインロッカーや飲料の自動販売機、ベンチが設置されていました。
2010年に再整備が行われたばかりの新しいターミナルなので、ガラスを多用した明るいデザインです。
つくばエクスプレスのつくば駅入口とバス。
こちらはバスの降車スペース。羽田空港行きが進入してきました。
ガラスの壁面と屋根で雨風を防げるようになっています。
東京への輸送は鉄道が主となってしまいましたが、高速バス「つくば号」は現在でも日中30分間隔の高頻度路線です。つくばセンターの付近にはホテルやオフィスビル、ショッピングセンターが立ち並び、都市計画に沿って計画された町並みは、広々としたニュータウンという印象を十二分に感じさせてくれています。
<撮影2010年8月>