こんにちは、きのこです。
釜山と言えば、何を思い出しますか?
昔、王様に進上したという、釜山の郷土料理、東莱パジョンの美味しいお店をご紹介します。
普通お好み焼きというと、小麦粉を溶いて、そこに野菜や肉を入れますが、東莱パジョンはちょっと違います。
ご覧の通り、チョッパといわれる、ワケギを長いまま使い、そこに釜山ならではの海産物をたっぷり入れてあるのはお分かりになると思いますが、小麦粉の代わりにもち米を水で溶いて、具が主体、粉はおまけのようにかかっているのが東莱パジョンです。
この東莱パジョンは釜山を少し北にさかのぼると東莱というところがありますが、その市場でも食べられます。
しかしながら、せっかく釜山に来られたら、やはり雰囲気のいいところで、味わってみたいものですよね。
そこで、ご紹介するのが、東莱区役所のすぐ近くにある「東莱ハルメパジョン」です。
2階の部屋からはきれいに手入れがされた庭が見え、運ばれてくる“パジョン”に舌鼓。
パジョンにはマッコリがよく合うとされますが、このお店のマッコリ(ここでは“ドンドンジュ”と言われてます)は薬膳酒にもなる、とっても体にいいものを材料に造っているとか。さすがに飲むだけで体に元気が染み渡るような感じで、美味しいだけでなく、ついつい飲みすぎちゃいそうな口当たりでした。
以前、このパジョンの作り方を体験する機会があり、教えてもらったのですが、、
材料 : 細いネギ(やわらかめのがいいでしょう)
牡蠣、アサリ、海老、牛肉などの具
卵1つ
小麦粉(少々)もち米 など
だし汁、油
作り方:1.フライパンに油をひきます。
2.きれいに洗ったワケギを向きをそろえて、一握りフライパンに広げます。
3.ネギに火が通るように、1分ほど中火で蓋をして待ちます。
4.小麦粉ともち米をだし汁で溶き、ネギの上からお玉に1杯くらいかけます。
5.その上から、むき海老や貝、牛肉などをぱらぱらと、全体にいくように乗せます。(このときは少し火を弱めて)
6.また蓋をして、海産物に火が通るぐらい、1分くらい待ちます。
7.生卵を軽くほぐし、上からかけます。
8.少ししたら、ひっくり返します。
9.全体に火が通ったら、お皿に盛ります。
10.朝鮮醤油を少しつけて、いただきます。
こんな感じです。東莱パジョンではこのほかにもいろいろな穀類が入っているそうです。
とにかく、釜山の新鮮な海産物を贅沢につかったお好み焼きというわけです。
まずは、どんな味か味わってから、家でも作ってみてください。
--あああ、、おなかが空いてきたああ。
東莱ハルメパジョン(ハルメとはおばあさんのこと、パジョンは韓国風お好み焼き)のお店の前から
お店の前には樹齢400年は経つというエノキの木。
1.行き方
都市鉄道(地下鉄)1号線の東莱駅下車 2番出口を出て、やや左の道をまっすぐ東莱区役所に向かって歩くこと15分です。
右手にはメガマートという大型スーパーがあります。(ここ安いですよ)
大通りをひとつ越えて、東莱区役所の裏口に着いたら(駐車場になってます)手前で右に曲がっていくとエノキの木が見えて来ます。
2.値段
パジョンは直径20センチくらいかな、2~3万ウォンです。
といっても、パジョンだけが出てくるのではなくて、他にもいろいろなおかずが韓国ではついてきます。
このパジョンを肴に“ドンドンジュ”をいただくのが本当においしい
アルコール類はドンドンジュがメインですが、木の実やカボチャを使ったものもあり、香りもいいです。
3.ホームページ
http://www.dongnaepajeon.co.kr/sub/look.asp
写真は、2階。ガラス越しに庭が見えて、落ち着いた雰囲気。お店が木造なので、なんとなく落ち着いて、私が大好きなお店です^^
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