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釜山ライフ3 ソルラル

2012-01-28 | 日記
こんにちは、きのこです。
わたしはマンミョヌリです。
マンミョヌリとは長男の嫁。
責任が重いのです。。。
夫の両親と一緒の暮らし、ソルラルのお供物は私が準備します。
義母は、75歳と若いものの、本人曰く、痛くないところがない、という。

そのお母さんと、一緒に準備するわけです。ーー

まずは、せっせとお母さんは料理に使うハムやら野菜やらと少しずつ買い始めます。
この頃は日本のお歳暮やお年始のように、1年の感謝、そして今年もよろしくという意味も込めて贈り物をしますが、それも使えそうなものがあったら、チェック。お供え物に使えそうな魚や果物、お肉もさっさとベランダそして冷蔵庫へ。

そしてソルラルのまえは冷蔵庫はいっぱいなのですが、食べてはいけないものばかりになるのです。

実は、前そうとも知らずに、大根を切ってしまったら、ものすごく怒られた記憶があります。(知らないからなのにねえん)

そしてソルラルの連休は3日あるのですが、1日は料理を作る日または実家に移動する日、1日はお供え物をして親戚に挨拶に回る日、1日は帰る日となるわけです。
今年は前日が土曜日だったので、釜山の水産物市場あのチャガルチ市場に行って、お魚やタコや、タラの白身などを買ってきました。
この日はものすごい人で、動けないほど。
供え物に使うもやしやゼンマイ、キキョウの根、栗やナツメなどを買うのですが、普段より高いのなんのって。
それでも、お母さんはめげずに安いところ、もうひとつおまけしろとか何とか言って、賢く買い物をしてきます。
本来、お供えもに使う食材はねぎってはいけないものとか。。

そして前日、今年は日曜日でしたが、朝からずっと一日かけて、サツマイモやイカや肉などの料理を地道に作っていくわけです。。揚げ物などは私が担当。主人の弟の嫁が(私より年上ですが)来ると、野菜の和え物などをすばやくしてくれるので、それまでは私が1日中油にまみれて料理をつくります、

わたしより疲れるのはお母さんですが。。

お酒
ご飯
おつゆ
鶏肉
スルメ
干したスケトウダラ
豚肉
牛肉
串刺し
野菜の和え物

果物(ナシ、りんご、干し柿、みかん、栗、ナツメなど)いちごやブドウがつくことも。
ゆで卵
ゆでタコ
揚げ物(サツマイモ、イカ、牛肉、タラの白身などなど)を準備します。
お豆腐も薄く切って少し焼いて、供えます。
そしてできたのが。


お恥ずかしいですが、こんなかんじです。
親戚がみんなあつまってするところは、それぞれ果物担当、肉担当、揚げ物担当とするとこもあって、いろいろ変わってきてはいるようですが、それぞれの家によって、供える料理も、多少が違いがあるようです。
みんな集まってわいわいがやがやと料理するのもおもしろそうですね。
ちなみうちは、弟夫婦が養子に入ったので、そちらのご両親も一緒にむかえるので、箸がものすごく多いようですね。
一年に2回、このようにご先祖様に礼を尽くす韓国人。いい風習だと思いませんか。


そしてこのようにソルラル当日、料理を並べてご先祖さまに捧げては、その後、自分たちが食べるというわけです。

ちょっぴり疲れますが、ご先祖様を大事する韓国の風習です。





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