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ソン班長の釜山ストーリーツアー 夜景めぐり編 (旅行特攻隊)

2017-12-05 | 観光スポット

「釜山の夜景の三大名所といえば・・・」とバスの中でず~っと話し続けるソンさん。

通称ソンバンジャン(ソン班長)と呼ばれている旅行特攻隊の代表。

日本にも10年間韓国人のグループの案内をしたという経歴の持ち主。

現在は「旅行特攻隊」という旧都心を中心に車内での解説付きでツアーをするベンチャー企業を立ち上げ、国内外の関心を集めています。

今回は昨日行ってきた夜景ツアーをご紹介いたします。

ソンさんは釜山の旧都心ツアーだけでも既に815回めになるという現地のストーリーを知り尽くしている人物。

身内はもとよりご近所も含め、いろいろなところから情報を集め、本まで出版しています。

普段ガイドブックには載っていない、その地域にまつわるストーリーをいろいろ聞きながら、また普段疑問に思っていたこともすっきりと回答してくれるソンさん。

時間さえあえば、1人からでもツアーをしてくれるというサービス旺盛の「旅行特攻隊」利用してみませんか?

  

今回利用したのはこちらのバス。25人ぐらい乗れそうです。

バスには旧都心にちなんだキャラクターのラッピングがされています。よく見ると虎や豚、モノレール、郵便箱があります。この地域に由来するものです。

解説者のソンさん曰く、釜山の特徴は避難民がたくさん釜山に移り住んでできた、山肌の街があること。

その一軒、一軒が他地域から住み着いてきた人たち。韓国動乱の影響で、故郷を追われ、北から、あるいは他地域から

家族と離れ離れになりながらも、つらい貧困生活を生き抜き、釜山に住み着いた人々。。

イ・ジュンソプという画家をご存知でしょうか。その奥さんは日本人まさこさんという方。 事情があってその息子や娘さんがいらしたそうだが、

みな日本に送り、イ・ジュンソプさんは韓国に残り再会することなく韓国で亡くなったといいます。

そのまさこさんに送った手紙が、記念館に刻まれています。









山腹道路沿いに西へと向かっていくと、釜山浦開港文化館があります。

ここは壬辰倭乱のときに、激戦地となったところだそうです。

ここからは釜山港がよく見えます。なかは安ヨンボクさんの業績も展示されています。

釜山は文字通り山ばかりあったのを、山を切り崩して、1902年から大々的な埋築工事が行なわれました。

日本人がたくさん移住してきた時代でもあり、日本の東洋拓殖会社がそれを行ったそうです。

当時は大陸へ進出する基盤を釜山に築こうとたくさんの日本の会社が設立され、大規模が街が形成されたそうです。

この記念館ではそうした釜山の街の移り変わりがわかりやすく展示されています。

目の前にはモノレール?これはエレベーターだそうです。

山腹道路は山肌にできた街と街を平行につなぐ大事な道。今ではバスが通っていますが、当時は簡単なつくりのバラック街であったそうです。

そして、山の斜面を行く筋もの階段がありました。釜山はもともと富山と表記されていました。海から見ると大きな「甑」つまり蒸篭を逆さにしたような形に見えたことから「富」を「釜」としたという説があります。

その「釜」「甑」に見えたのが、甑山、つまり、このエレベーターでのぼっていく山なのです。







この水色の部分は100年ほど前までは海だったところだそうです。

こちらは安ヨンボクさんの銅像。 独島日本でいう竹島が、韓国のものであるという証明を

日本の対馬から受け取ってきたとあります。釜山開港文化館には日本に渡ったであろう船の模型などがありました。

歴史のジオラマ館という展望台からの釜山港大橋。

右は影島の海洋大学があるアーチ島。

左はカンマン埠頭から第8埠頭まで大きなクレーンがならんでいます。

ここは大きな貨物船が入ってくる埠頭であり、釜山港への関門と呼ばれています。

次に向かったのは国際市場、富平市場。

雪花秀(ソルファス)をご存知ですか?

富平市場のカントン市場には日本へ輸出したり、輸入したりとどこかでみたことのありそうな品々がいっぱい。

韓国人が大好きなキャベジンや洗顔剤パーフェクトも。値段もそれほど高くない。

カントン市場のメインは夜市。この日はまだ時間が早く、ワゴンは出ていませんでしたが、午後7時を回ると世界の

特色豊かな食べものがここで食べられます。

この日は油揚げ袋とおでん、トッポッキを食べました。もちろんガイドさんの案内で。

ところでソンさん。すごっく忙しいですが、いろいろ知ってて質問すると何でも答えてくれました。

冬はこれがあったまる~

スープもお替り自由です。値段も一人分3千ウォンから4千ウォンとお手ごろ。(1000ウォン=約100円)

市場を歩くとこんな揚げ物やお餅、おでんなどいろいろなお店が並んでいます。有名なのはチキン。巨人トンダク(チキン)などいつでも行列ができている。

一羽6千ウォンくらいで安い。

そこから次に向かったのは影島の、先ほど釜山港大橋がよく見える「水辺公園」

刻一刻と色合いを変える釜山港大橋がとってもきれいです。

この日は左側に天安艦を引き上げたという大型のクレーンが碇泊していました。橋の向こうに見えるのは貨物船が碇泊するターミナル。大型のクレーンも見えます。







ソンさん曰く、釜山の夜景のベスト3といえば、荒嶺山、天馬山、そしてこの影島の水辺公園だそうです。

釜山市が強調している広安大橋はなぜ入らないのかというと釜山の旧都心のストーリーとは少し遠いイメージだとか。

まあ、比較するために二妓台入口へ。ここにはすでに夜景を楽しむためにベンツが~若いカップルが二人っきりで

夜景を見ながらカメラを向けていました。

ということで私たちはさっさと次へ行くことに。

それにしてもとってもきれいでした~



パノラマで撮るときれいに撮れそうですが、スマットホンなのでこの程度。

これで夜景ツアーは終わりですが、ここまで来たんですもの、民楽刺身センターでお食事を。

私たちが行ったのは「カルサングイ」。というのは熱した石鍋に薄いバラ肉をひき、貝と一緒にいただく料理。

豆もやしと大根、キムチなども加え、のりに包んで一口でパクリ。おなかも空いていたので美味しかったです~













お値段は大皿で6万ウォン。4人で食べるには十分でした。出しのきいた汁は最後にいためご飯や、麺を入れていただいても美味しそうでした。

この日はソンさんを交えて旅行特攻隊のお話しをいろいろと伺いました。

釜山のストーリーテラー、自称「イバグスト」ソンさん。楽しい釜山ツアーができそうです。



 

010-5669-4169、070-4651-4113 日本語応対可能です~^^


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