シチヘンゲ

キレイでいるための小さな心がけ

『火花』   又吉直樹

2016-03-17 | 日記
人を笑わせるのって難しい。

笑われることはあっても、笑わせることはできません。

計算をしつくしても笑いがとれないのに、バイトをしてでも芸人を続けている人たち。



花火大会の会場で漫才をすることになった徳永くん。

これじゃあ、書名『花火』と言われちゃうな。

これも又吉さんの笑いなのかな?



文学的な言い回しに、太宰をこよなく愛している又吉さんのあの顔が浮かびました。

無表情な、あの顔が。

又吉さんは無表情で淡々としているのに、なんなん?この流れるような文学的表現は?



難しい言葉がたびたび出てくるせいで、目の動きが止まりすーっと瞼がおりてきてしまいました。

それも2回。芥川賞を受賞する前から、又吉さんの大ファンですが。



一字一句を丁寧に読まないといけないと感じました。

先輩神谷さんとのカケアイの頃には、一字一句に笑いが込められていて、

文学的表現はどこかに行ってしまったようです。

高尚な世界から俗世間へって感じで・・・。

これも又吉さんの笑いなんでしょうか?

ピアニッシモのフレーズありがとうございます。



テレビで見かける芸人さんは、氷山の一角。

どの世界も同じだと思いますが・・・。

冷たい海の中で、芸人さんを支えている彼女たちは、きっと可愛い笑顔の素敵な人なんだと思います。









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