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太陽が見てるから<初代>

プロレス話を中心に日々思う事を書き留めます。
現在は主に2代目(2013年4月20日から開設)で更新しています。

ワイルド・ペガサスの強い闘い

2007-06-28 00:13:41 | プロレス
ワイルド・ペガサス(クリス・ベノワ)の自殺は衝撃ですよ。
もっと日本でも活躍してほしかったです。個人的には。今年はビガロ、グラジエーターと残念な死去が続いて、寂しいですよ…。

今日の大スポに何人かの選手が哀悼の声を寄せてます。
「信じたくない気持ちでいっぱいです。クリスとは何度も戦い、パートナーとして共に戦いました。
WCW世界クルーザー級初代王座決定戦、スーパージュニア決勝戦…。忘れられない試合はたくさんあります。
クリスに教わったプロレスに対する思いを、自分なりにこれからも背負って頑張っていきたいと思います」(大谷晋二郎)
…大谷vsペガサスのWCWクルーザー王座決定戦については以前にブログで書いたことがあります。→必殺技は"粘りと根性"凄い試合でした…。

大谷と共にペガサスと激しく闘った金本にもコメントをもらってる大スポでしたが、
ペガサスと一番多く、闘い、そして組んだりしていたライガーのコメントが無かったのが残念。

そこで、かつてのペガサスvsライガーの映像を探して、その試合を見ました。


1999(平成11)年10月17日 神戸ワールド記念ホール(新日本プロレス)
ワイルド・ペガサスvs獣神サンダー・ライガー

実況によると、WCW世界テレビ王座、WCW世界タッグ、USヘビー級王座を獲得していた、と紹介された当時のペガサス。
キシンシンクや逆水平チョップ、さらに連弾ジャーマンで攻めるペガサスの雰囲気がいい。変に見得を切らず、ただ相手を見据えて攻める、その佇まい。これぞストロング・スタイル。新日本プロレスの闘いにおちゃらけはいらない。
ライガーもパワーボム、直下型ブレーンバスター、雪崩式フィッシャーマン・バスターと力強い反撃。しかしカウント2で返すペガサス。
ペガサスはツームストン・パイルドライバー、ダイビング・ヘッド、パワーボムとまさに怒涛の反撃!
いつ勝負が決まっても、どっちが決めてもおかしくない展開…それを制したのはペガサス!ライガーの掌低打ちをかわして飛龍原爆!観衆の拍手と歓声がリングに降り注ぐ中、よっしゃ!という感じで会心の勝利を噛みしめたペガサスの姿…。
ライガーは試合後、こう語りました。
「今日はもうとにかく、ぶつかり合いたかった。ジュニアだろうが、ヘビーだろうが、基本はプロレスだよ。殴り合いだから。蹴り合いだから。天龍vs健介とか、中西vs武藤とか(いずれも6日前の東京ドームであった)見てたらわかると思うけど、やっぱぶつかり合わなきゃ。
俺はジュニアでもぶつかっていく。現にペガサスはアメリカでぶつかり合ってるんだから。
俺も今、ベルト持ってる(IWGPJrヘビー級)けども、もっともっと自分を高めたい。
もう俺が一番強いんだって天狗になりかけてた。そこにペガサスが来てくれた。(ディーン・)マレンコもいる。(ドクトル・)ワグナー(Jr)もいる。
いい刺激。俺はもっと自分を高めたい。もっともっと上に行きたい」


ライガーのコメントが凄い充実感溢れますね!
それもこれもペガサスとぶつかり合ったからこそ、沸いてくる気持ちがこぼれるほど、溢れたのだと思います。
まだストロング・スタイルといえる時代の新日本に入門して、武藤いわく「厳しい練習にもひたすら耐え、怪我をしても泣き言一つ言わない」姿勢で育ったペガサス。そんな姿勢や闘い様こそ、新日本に求められる、というか相応しい選手だったのではないだろうか!?
こんな形でリングから去ってしまうのは本当に残念…!
その強い闘いを、もっと日本で見たかったです!

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