HAIL HEAVY METAL

For Heavy Metal Warriors all over the world from Japan.

LAURENCE ARCHER

2010-09-17 | NWOBHM A, B, C



"Can't Getaway"

(1986/meldac 7MEA-9/Japan) 7"EP

Can't Getaway
c/w
Shades Of Blue

アルバム『L.A.』が非公式ながら(つまりブートレッグ)CD化された今、レア中のレア盤といえばむしろアルバムからカットされたこの7"EPなのでしょう。ギタリスト、ローレンス・アーチャーは Lautrec、Stampede、Phil Lynott's Grand Slam を経て、この日本でのみリリースされた『L.A.』を発表。その後、UFO へ加入、と渡り歩いたバンド遍歴から、あくまでもブリティッシュ・ハードにこだわったその音楽的嗜好が読み取れます。『L.A.』はヴォーカルまで披露していますが、内容はヘヴィ・メタルというよりもハードなギター・ソロが聴けるAORといったところで、Stampede 時代のあの音を期待して初めて聴いた時に肩透かしを喰らった記憶があります。B面は「シェイズ・オブ・ブルー ~フィル・リノットに捧ぐ~」という邦題がつけられているように、故フィル・リノットに捧げた曲。
ジャケットで抱えているフライングVはイエローで、ピック・ガードが黒1Pという珍しい80年代仕様。よく見るとペグとブリッジ、テールピース、PUのポール・ピースがゴールド・パーツ仕様となっています。


"L.A."







(1986/meldac MEL-9/Japan) LP

"ブリティッシュ・ハードのエナジーに、アメリカン・ハードのエッセンスを持った男。噂のL.A.ロンドンより登場! 情感豊かなギタープレイ、セクシーなヴォーカル、そして抜群のルックス! 誰もが待ち望んでいた新しきヒーロー!" (以上帯より)

国内盤アナログ、CD、そして帯の裏を見ると驚いたことにカセットまでが発売されていた元 Stampede ローレンス・アーチャーのソロ・アルバム。当時 Stampede の2ndも先にポリドールより国内盤が発売がされていましたが、さしたる注目を集めることもありませんでしたので、このアルバムの帯の文言にある「誰もが待ち望んでいた」というくだりが浮いてしまっています。リリースされたのがちょうどLPからCDへの移行期だったがためにどちらも希少性が高くプレミアとなってしまい、結果少なくとも現在2種類以上のブートレッグが存在する始末。シングルの項でも書きましたが、アルバム自体はお世辞にもNWOBHMファンやへヴィ・メタル・ファンにアピールするとはいえないくらいにAORテイスト溢れるサウンドとなっています。

LAURENCE ARCHER: All Guitars & Lead Vocals
ZAK STARKEY: Drums
MARK STANWAY: Keyboards
GARY LEIDAMAN: Bass & Backing Vocals

SIDE:A
Can't Getaway
Hard Fight
One Time
Hiding Away
Two Hearts

SIDE:B
When You Were Young
Claudiette
Surrender
Shades Of Blue

Recorded at Herne Place Studio, Sunnindale

Dedicated to The memory of Phil Lynott



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