ぶるぐ協会ブログ

~ブルグミュラー研究のための~

貴重なる報告。

2006年05月30日 | 気付いたこと
我が協会には一人、こういった追求調査に余念のない人物がいる。
以下は結果報告。なんでも「曜日占い」だそうだ。

F. ブルグミュラー、N. ブルグミュラー
木曜日生まれのあなたは…
長所:行動力があり、勝負にはめっぽう強い。負けず嫌いでプライドは高し。
弱点:現実的な損得勘定で行動する。
恋愛:恋愛は人と比べてそれより素敵な恋人を得ようと頑張る。

ブルグミュラーのお父さん(Franz )
月曜日生まれのあなたは…
長所:ひかえめで謙虚。努力家。繊細さも持っている。
弱点:周囲との「和」を大切にするあまり、ストレスを溜め込みがち。
恋愛:恋愛は理想が高く、誰を選んでも満足できないことがよくある。

ぶるぐ協会(2006.2.10)、ハノン(1819.7.2)
金曜日生まれのあなたは…
長所:直観力にすぐれ、個性的。独自の発想力あり。
弱点:誘惑に弱く、サバイバル力に欠ける。だが他の人から助けられる。
恋愛:基本的に恋多きタイプ。断りきれずつい浮気することも。

あたってる!
かどうか、わかりえないところがいいね。妄想が膨らむってものよ(笑)。
それにしても、我が協会とハノンくん、一緒なのね。光栄のキワミ。

00002 広報飯田

どこか

2006年05月27日 | 気付いたこと
ブルグミュラーの性格
Burgmuller was extraordinarily publicity-shy and kept much of his life private.

ハノンの性格
ultra-conservative in nature

われわれは、内向的あるいは一風変わった人たちの音楽を教則本として使っていたようである。でもそんな人の作る音楽にはどこか心通う瞬間がある。

00001 MM

音源公開日!

2006年05月27日 | 活動日記
先日録音した友清さんの演奏が、ついに公開になりましたよ~!!
トモキヨ・タランテラはじめ、トモキヨ・帰途、トモキヨ・つばめ、このヘンがすごいです!ヴィルトゥオーソです!その他もぜ~んぶ素敵な演奏ですよ。かっこよくて、しびれます。

演奏に入る前の私のウンチクがだらだら長くてすみません。編集作業中に興奮してしまい、ついつい書きまくってしまいました。ちょっともったいつけすぎですね(笑)

広報 飯田

チェルニー30番のすごさ

2006年05月25日 | 「教則本」ワールド
下記のインタビュー中に、湯口先生が「チェルニー30番」のすごさについても語ってくださいました。
シューマンの専門家であり、邦人現代作品までなんでも弾きこなされる先生。そんな先生に、「チェルニー30番をきちんと音楽的に弾きこなすこと。本当に素敵な作品よ。あれを音楽的に弾けたら、どんなものでも弾けるということなのよ。」といわれると、これはもうグーの音も出ません。「アタマから全曲通して弾いてこそ、あの曲集の本当のよさが現れる。」んだそうだ。
これこそは、そう、我がぶるぐ協会会長と私が「ブルグ25は、アタマから弾くべきだよね~、順番かえて弾くなんてなしだよね~、さようならの次はなぐさめだよね~」とか言っているのと、どこか同じニオイがしました。。。や、ちがうか。

ま、ともかく、本日私飯田、楽譜棚の奥底から30番を引っ張り出しまして、1番から弾き始めました。残念ながら、時間がとれず10番まで。かなりの高速テンポで「オシャレに、pもしくはppで」を意識しながらコロコロひいたら、これがもう、あなた。たいそう、可愛らしく面白い音楽になりましたよ!

今後時間があれば「ひとり30番全曲リサイタル」を何回もやってみようと思います。漆塗り方式で30曲を何回も弾いたら、さて、何がみえてくることでしょう♪楽しみです。

湯口美和さんのこと

2006年05月25日 | 活動日記
昨日、PTNAのインタビュー取材で、湯口美和さんにお会いしました。「さん」だなんていうのもおこがましいのです、本当は。飯田の芸大時代の師匠です。だから湯口「先生」です。

先生にどうしてインタビューをさせていただいたかというと、私にとって先生は、「ブルグミュラー」の強烈な一体験を与えてくれた方だからです。芸大の副科ピアノのレッスンで、毎回、バッハにラヴェルにショパンにブラームスに・・・と、ハリキリすぎていろんな曲を持っていっていた私。3年生のあるとき先生が、「あぁたねぇ、そんなにいろいろやりたいなら、あたし、ブルグミュラーから付き合ってもいいわよ。」とクールなお声で言われました。

何が何だかわからなかったけれど、とにかく次週からやりましたよ。「やさしい花」を。大まじめに。前期はそれでお終い。後期はいきなり武満「雨の樹素描」にとびました。このとき、なんやらわからないけれど、無駄な力が抜けたような、そんなピアノが実現できていたような気がしました。武満で臨んだ試験の結果、奇跡的に「秀」をもらえました。嬉しかったなぁ・・・。「やさしい花」を通じて、先生が楽譜の読み方、音楽の捉え方、感じること、聴くこと、工夫すること、そういったものを一から伝えてくださったことが、一つの私の分岐点になっていたのだと感じます。

インタビューでは、そんな時の話も出つつ、今一度、ブルグミュラーを通じての「譜読み」というものの真髄に迫るお話が伺えました。こちらも近日PTNA「みんなのブルグミュラー」にアップです。

それにしても、8年ぶりくらいにお会いした先生、まったくお変わりなく、「かっこよくて、ちょびっとワルい素敵な女性」でした!3時間あまりのインタビュー、心から嬉しく思いました。ありがとうございました。

春畑セロリさんのこと

2006年05月24日 | 活動日記
PTNAのインタビュー取材で、作曲家の春畑セロリさんにお会いしてきました。セロリさんは、昨年、音楽之友社から出された新版の「25練習曲」の解説をお書きになっています。

私はセロリさんによる今回の解説の立体感というかゴツゴツ感というか、溢れ出る熱いものと洗練された音楽的教養との絶妙なバランス感にとても感動しています。お会いできることがとてもうれしかった。

セロリさんの仕事場であるトリゴにおじゃましました。はじめましてのセロリさん、とてもとてもしなやかで、明るく、かざらず、優しく、面白く、「あぁ、描いていたとおりの方だ!」と思いました。トリゴのオフィスも緑溢れる目黒に位置し、とてもいい空気感、洒脱感でございました。なんだか楽しそう。

今回のインタビューでは、セロリさんの音楽的素養のバックボーンに迫るお話から、今回ブルグに「あの」セロリさんが関わった経緯、そして関わることによって見出されたものなど、多岐に渡ってお話を伺うことができました。
この内容は近々PTNA「みんなのブルグミュラー」で公開いたします。

さて、今回のインタビューを前にして、セロリさんの「空飛ぶモグラ」(音楽之友社)という曲集を見ました。こちらが大変に素敵。現代のブルグ25とも言えるんじゃないかしら。バリエーションに飛んだ楽しい曲集です。巻末にある「演奏のてびき」のセロリさんの言葉のひとつひとつにもまた、感動ですよ。

無駄がなくて隙がある

2006年05月20日 | 気付いたこと
昨日の録音作業を通して、感じました。
「25練習曲」の音楽は、無駄がなくて隙がある、と。

限りない解釈可能性を許す音楽。
折衷的だけれどごまかしのない音楽。

私見でした。

広報 飯田

25全曲録音完了!

2006年05月19日 | 活動日記
本日は、ピアニストでありぶるぐ協会会員である友清祐子さんの演奏で、「25練習曲」を全曲録音いたしました。場所はPTNAのホール。間もなくこの録音は、すべてPTNAのホームページ上で公開いたします!

25曲録音に費やした時間は4時間強。いくとおりもの演奏を試しながらの録音作業になりました。全曲をとおして弾いても40分くらいですから、友清さんは相当な集中力の持久力を要したことと思います。がんばってくれて心からありがとう。いくつもあるテイクの中から選りすぐりのものを公開したいと思います。

録音中、はからずも私は「なぐさめ」で涙してしまいました。「なんて音を出すんだ!!この人は!!」というくらい、切なく澄みきった音色。「狩猟」や「帰途」は私好みのテイストで俄然アップテンポで相当にかっこいい。「おしゃべり」があんな名曲だとは初めて知った。ヴィルトゥオーゾな「つばめ」、そしてモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を凌駕するほどの「アヴェ・マリア」・・・。生音が非常によかった。マイクを通した録音が、どれだけ彼女の優しい音色を再現できるかといえば、これはもう仕方がない。。。

使用した楽譜はPeters。息の長いフレージングと自然なデュナミークがやっぱりいい。現行のショット版という、ある種キワモノな楽譜を使用するという手も考えていましたが、まずは音楽的にシンプルに「よりいいもの」を志向しました。

録音には私飯田と、前島会長、そしてPTNAのスタッフTさんが立ち会いました。「25練習曲」にはそれぞれに思い入れがあったり、作品自体がさまざまな解釈をゆるす幅のある音楽ですから、みんなでやいのやいの言いながら作っていった感じもします。我々のワガママな要求にどこまでも応えてくれて、やっぱりありがとう、友清さん。そして、お疲れ様でした。

広報 飯田

ぶるぐ協会ブログ開設

2006年05月18日 | 活動日記
ぶるぐ協会のためのブログを作成してみました。
ぶるぐ協会は、ブルグミュラーについて真剣に楽しく遊び、発見と驚きを絶やさぬグループです。
このブログを通じて、少しの視点でも開示していかれたらと願います。
また、ブルグミュラーに限らず、ぶるぐ協会の関心事をあげていくのも楽しいかなと思っています。

今ぶるぐ協会は、全日本ピアノ指導者協会 PTNAのWEBページにてその活動の一端を掲載しています。
タイトルはみんなのブルグミュラー

どうぞよろしくお願いします。

広報飯田