
この本は店頭に並んでから購入するまでに結構時間がありました。というのも…"Vendetta"が何なのかパッと見分からなかったからです。
単語の意味が分からんんんんん!!字面から察するにイタリア人の女史か?しかし、パリだぞ!
えーと、アングロサクソンに留学していた身としては、若干ラテン言語(特におフランス語)が苦手でございます。それに、パリで何事かおこるかってなんだ?革命か?など諸々の理由で他のペーパーバック by Steve Berry に先に出していました。
書き出しは、ナポレオンが馬から降りてピラミッドを仰ぎ見るシーンからですぜ。
そして今回のお宝は、ナポレオンが宮殿、国、あまつさえバチカンから巨額の宝を盗み出し、それを息子に渡そうと隠してそのまま亡命して死んでしまいましたよー。がプロローグです。
ナポレオンて、脚が短くって馬に乗れなかったっていう話を聞いたんだけど、ホントですか?
いつもの軍隊上がりのCotton Maloneは突然の銃撃戦に巻き込まれるんですが、やっぱり主人公ですから巧い具合に乗り切って、彼の億万長者のデンマーク人の友人トーヴァルセンのところに転がりこむんだけど、大金持ちって大金を操るだけに、色々ととんでもないことも考えているようです。経済崩壊とかも起こせるんだろうなあ。
経済崩壊とは全く関係ないかもしれませんが、凱旋門賞で日本のディープインパクトが1倍台の1番人気に推されるということも、既にフランスギャロの経済は明らかに敵対的介入により、変なオッズになっちゃったってことなんだろうとひとり納得できました。
ナポレオンの埋蔵金を探す話だから、あちこち行くんだよな。なんとなく自分でかなり長い時間滞在していたのはエッフェル塔でした。
ただ、あんまり色々なところへ行かれるのって、意外と苦手で…というと、
「横文字の人名を覚えるのもヘタなくせに、歩き回ってどこかへ行くのもダメって、救いようもねーな」
と言われましたが、まあそんなもんです。
面白いですよ、宝がちゃんと見つかったり、やっぱり誰かがさくっと殺されたり、正当なミステリーだと思います。
あ、どうでもいいですが、vendettaじゃなくて、revenge とかvengence といってくれれば私の頭では理解しやすかったんだけどね。個人的にはvengenceの方がいいかなとか。復讐という単語にはもれなくvenがついているんだな。
そんな感想。
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