実は携帯を落とした(Day 4)

気温27℃のところから、気温8℃に帰ってくるので、機を降りる前に1枚着ようと思い、ロングシャツを脱ぎ着した時に、左のポケットから会社の携帯が落ちた模様。そしてそのことに気づかなかった。
荷物は預けてあるので、早く降機したところで荷物が搬出されなければどうにもならないので、いつも飛行機から降りるのは最後の方。のんびり通路を歩きながら何気なく左ポケットを探るとポケットが硬くない。
あれ？携帯どこに行った？とトートバッグを覗いてもみあたらない。
あれ？ないぞヤバい？
でもこういう時はたいていカバンのどこかにあるもの、いったん機を降りてゆっくり探そうかとも思ったけど、本当に落としていたとしたら厄介なことになると思い直した。
お片付け中のCAに｢すまん、携帯を落としたみたいなので、席で探したい｣と言うと、｢もちろんよ、席は何番？｣と対応いただいた。
｢それではみんなで探しましょう｣とシートの周りを4人くらいで探す。
我は、カバンの中身をすべてひっくり返して、携帯を身に着けていないことを確認。
｢携帯は持っていた？｣
Yes、なぜなら、着陸してすぐに時間を確認したので。
｢最後に見たのはいつ？｣
その時間と気温を確認した時に見て、左ポケットにしまったと答えつつ探すもない！
後方の席、前方の席、隣の席、前のダッシュボード、頭上のダッシュボードなどあらゆるところを探すが、ない。
飛行中に何回か｢どすっ｣という携帯をが落ちた衝撃音を聞いたのだが、我は衝撃音を聞いていないので、落としたという認識はなかった。
じゃあどこだよ？と焦る我に、
｢OK、落ち着こう、携帯は持っていたのね｣Yes。とやり取りをしていると、機内アナウンスが入った。
｢現在、乗客の降機が終了しましたが、1名が残って座席付近でスマホを探しています｣
本当にすまん！ご迷惑をおかけしていることを機内で共有されてしまったと引き続き捜索する我々。
そこへ機内アナウンス第2弾
｢CAは現在機内でスマホを探しています、with "HE"」
と言われたので、捜索隊は一斉に止まって顔を見合わせ、同時に
「HE！？」
と声があがったのにはちょっと笑った。
会社に始末書かよー！！と思った瞬間、座席のシートとシートの間にまっすぐに挟まっているスマホが目に入った。
｢ありましたっ！｣
と大きな声が出てしまったよ。探しても全っ然見当たらなかったのに、ここかよぉぉあおおお！って感じでCAの皆様もこれ以上どこを探すんだ？って状態だったので、
｢どこにっ！？｣
って反応だったよ。これ→と指さしても分からないようで、｢え？どこに？｣という声も。
くまなく探した、雑誌もめくって探したし、ゴミ袋も見た。我のスマホは本当にうまい具合にすっぽりはまっていて、持ち主でないと見つけられないような状態だった。お前、それ保護色でしょ？って感じ。
そろーっと持ち上げると、
｢Ohhhhh！！そこかよ？｣
と声が上がり、そして、全員で｢よかったーーー！！｣という達成感を共有した。
本当にありがとうございます！！心からお礼を言いたい。
ものすごく親切だったCatheyのクルー。次回香港に行くときも、絶対Catheyにするね。
機内でスマホを見失ったら、シートとシートのはざまに静かに挟まっているということを思い出して欲しい。
Thank you so much！