思いは様々。

昨日は日本中が追悼の1日でした。
もう1年たったのか？
まだ1年か？思いは人様々だったでしょう。
しかし、誰しも記憶に新しいあのお津波。流されるも、なすすべなく茫然と見つめる事しか出来なかったでしょう。

多分自分がその場にいたとしても何もできずただ泣き叫ぶだけだった事でしょう。
昨日は今までみる事の無かったアメリカ軍の救援や、人々の様子を映し出していました。

びっくりしたのは人々があまりにものんびりと津波を眺めていたこと・・・・逃げるのが遅れてしまったのはこういった事も原因の一つなのでしょうね。やはり自然災害は見くびることなく先人達の教えに従って即刻避難するべきなのですね。
自然災害に想定外は無く、太古の時代から脈々と活動を続けて来ているわけで、その日はたまたま自然活動の中のほんとひと時の事だったのだと思います。人間は神の作った自然の中では本当にちっぽけなものなのです。侮ってはいけないのですね。しかし、悲しいかな人には予想をする事が出来ません。動物的に鼻が効くわけでも感が働くわけでもありません。

出来るのは自然を侮ることなく、これでもかと言うほどの想定をたてることではないでしょうか。こんな事人類が生きている間にありえないよねきっと!と思うようなくらい考えて行かなくてはいけないのではないでしょうか。

いつの間にかこの狭い日本を取り囲むように原発が出来ました。まるで原子力の要塞のように。
この地震立国の日本に！！！
しかも活断層のすぐそばに・・・・日本なんて国、どこを切っても金太郎じゃないけれどどこを掘っても活断層じゃなですか？？
そんな国に知らないうちに原子力に取り囲まれて生きていました。

頼んでませんけど！！
そう言ったら、「今まで便利な生活をしてきただろう！！それは原子力のおかげだよ！！」と言う声が帰ってくるでしょう。
確かにそうかもしれません。でも、知らない間にそうなっていたんですから。知ったからと言って誰が山奥に入って、原子力や文明にに頼らない生活をしますか??気がついたらこの生活が当たり前になっているたですから。

今、原子力が定期点検で近いうちにすべてが止まります。
事故が起きたら、福島のように止める事の出来ない惨事となります。今が止め時、廃炉時！！！生活が不自由になるかもしれません。
でも、これから起こるであろうと予想されている大震災。その時に原発が稼働していて二度目の原発惨事が起こったらそれこそ大変です。もう取り返しがつかないと思います。

不自由と新エネルギーで少々電気料金が上がるかもしれません、しかし、家族はバラバラ、家はあっても帰れない福島の方々の悲しい現状を見たならば、今、方向転換しないでいつするのでしょうか。

追悼式典・・・東電社長は正式に福島に詫びは入れていませんね?!
あの人たちは自分たちが悪いとは思っていないのだから。地震が来て津波のせいだもの仕方が無いだろう、原子力については国の政策にのっとってやって来たことだから自分たちが悪いのではないと思っていますね。

確かに一理ありでしょうが、想定外であってはいけないものを想定外で済ませてしまっていることに間違いがあります。
予測のつかないほどの想定をしておかないで、原発にGOを急ぐからです、
人が普通に入って行って制御出来ないようなものは人ごときが作ってはいけないのです！！

東京に立つ高層ビルだって然り。
耐震構造などと言っていますが、大震災が起きたら???想像をするだけで恐ろしくなります。
人は富や繁栄の象徴として?!高ーいビルを好みますね。
奢りを捨てて原点に帰るべき時が来たと言う事なのではないのかな～と震災1年を経て考えた次第です。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。