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となりの車線はなぜスイスイ進むのか?

2010-03-26 | 最近読んだ本&コミック
Amazonによる書評は以下の通り。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4152089717/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

英訳本独特の回りくどい表現が多いので読み終わるのに随分時間が掛かってしまったけど、車、バイク、自転車、徒歩、道路におけるいずれの交通方法も利用するオイラにとっては、この本の内容は非常に興味深いものでした。

これだけきめ細かく規定された交通法規があって、それだけを見ると事故など起こりようがないように見えるけど、相変わらず交通事故が無くならないのは何故か?交通工学を深く理解するためには「人間心理学」を学習することが必要だ、ということ。なぜなら結局のところ「運転」をするのは『人間』なのだから。

バイク乗りとして面白かった一節。
バイクと車の間で多発する、いわゆる「右直事故」。車の運転者の多くは「バイクが見えなかった」というらしい。しかし自分の前方向から迫ってくるバイクが「見えていない」はずは無いのだ。これはつまり「見えていない」のではなくて、「見えていたけど、意識してなかった」が正しい。人間というものは「見えている」だけではダメで「意識」(または認識)しないと本質が見えないことがあるのだ。(ひとつに目の錯覚による原因もあるのだけど)こういうことが前提であると、携帯電話を持って電話するのはNGで、ハンズフリーで掛ける電話はOK、というのも非常に怪しい。電話をする以上は意識は必ずそちらに向くから。
という訳でオイラはバイクを運転してる間は、たとえバックミラー越しに車の運転者がこちらの存在を確認したと分かっても絶対に信用してません。すべての車はこちらの存在が見えていないと思って走ってます。

次に自転車乗りとして面白いと思った一節。
最近ヘルメットをかぶって自転車に乗ってる小学生がほとんどなんだけど、これまた相変わらず事故は減らない。ヘルメットをかぶっている側から考えると多少安心な気持ちになるけど、ホントのとこはどうなのか?反対に車の側から考えると、面白い実験結果があるらしい。ヘルメットを被って無い自転車を追い越すときよりも、ヘルメットを被った自転車を追い越す時のほうが、よりギリギリを追い越してゆく、ということ。実に面白い。車を運転する側からすると、ヘルメットを被っているだけで、まるでそれに乗る人間が丈夫になったような錯覚を起こす。(多少ぶつかっても大丈夫だろうと思う)たしかにそうだ。そして危険だ。オイラは自転車用のヘルメットも持ってるけど、ほとんど被らないしこれからも被らないと思います。

最後に車乗りとして思ったこと。
こうゆう一節があった。「自ら自動車を利用しながらこう言うのは偽善だが、体重数十キロの人間が二トン近い鉄の塊を乗り回し、出発地と目的地に必ず駐車場が必要で、ほとんどの時間は使われていないなどという無茶が、なぜ成り立つのか?」まさにオイラが以前から持っていた考えと完全に一致する。さらに加えていうと、「車を購入する」というのは間違いなく一生の内でも高額ランクの上位に入る買い物の一つなのだ。もっと公共交通機関を利用するとか、小型のバイクに乗るとか、そういうことで円滑な交通状況になるんじゃないかと思いながらも、車が無いと不便だから持っているけど、ほとんどバイクにしか乗らないオイラなのでした。

それでいて、車だけエコカー減税と補助金だと???オカシイだろ?
・・・と思った人にはオススメな一冊です。

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2 Comments

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Unknown (おおばかめぐみ)
2010-03-31 23:29:13
おいらはしゃべりながらセガラリーできるけど、きみはゲーム中は無口になるもんな。運転中は運転に意識を集中しないとあぶないもんな。今度、記録更新しにいきます。
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Unknown (buchi)
2010-04-01 00:20:40
うむ。記録更新は是非見てみたいモンだけど残念ながらもうウチにはセガラリーは無いんだよ。
プレステ版でも買うか?
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