スズキ美容室(飯田市)スタッフ・ブログ

スズキ美容室のスタッフによるWEB-LOG企画。

出発   ~「髪を染めたら、海へ行く 2 」③ ~

2023年07月16日 | 髪を染めたら、海へ行く 2

2023年 某日 閉店後

゛BEACH゛の色を探しに旅に出る。

 

PM6:00  スズキ美容室発  

 

東へ

PM9:30  首都高・代々木サービスエリア

東京の夜は、コロナの前よりどこか静か。

東京の夜は、それでも、何かキラキラしている。

東京の夜は、不思議。

 

 

PM10:00  品川

 

東京は、夜の10時

東京の品川駅は、昔と違って、嘘みたいに輝いてる。

待ち合わせのレストランは、もうつぶれてなかった。

お腹がすいて死にそうなの、早くご飯が食べたい。 ※

 

つづく。

※ tribute PIZZICATO FIVE


"Beach" って、どんな色? ~「髪を染めたら、海へ行く 2 」②~

2023年07月09日 | 髪を染めたら、海へ行く 2

ミステリアスなヘア・カラー、"Beach" にトライします。

 

前もって、

カラーの染色前の下地作りを済ませた髪。

アンダーレベル10の既染毛から、ブリーチ2回を経て、やっと、

このブロンドの髪の下地にたどり着きました。

 

毛量は豊富で、ユウメラニンを多く含む、堅強な彼女の髪は、

2回のブリーチのあとでも、しっかりとした強度を保っています。

が、一般的的な髪の強度のお客様の場合、

この脱色の作業が、

髪への大きなダメージと隣り合わせの工程であることは、忘れてはいけないポイントです。

 

それでも、

アンダー10より明るいレベルに、明度を上げる作業が、

アッシュ系の寒色系のカラーを表現するための、

もっとも重要なポイントであることに間違いありません。

 

前処理の、液体トリートメントで、ウェットな状態になった、染色前の髪色。

既染部に、うっすら残るウィービング(メッシュ・デザイン)のあと。

 

今回のように、「繊細な色味の」新色カラーを楽しむときは、

余計なデザインは、不要。

プレーンなデザインで、カラーそのものの美しさを楽しんでみたい。

とくに、

明るくもあり、奥行きもありの微妙なニュアンスを表現する

このカラーの場合には…

 

タラー・・・

これが私たちがたどり着いた、"Beach"の髪色です。

 

寒色系・アッシュのビミョーな色合いで、

新鮮な髪色。

仕上がりを肉眼で見て、

私たちとしては、してやったりの感がありますが、

写真表現では、

照明が、演出した結果という見立ても当然ながら、アリです。

 

そこで、

私たちの美容室のセット面の前の照明の情報をお伝えします。

前方のトップライトに、暖色系のLEDスポットライト、

後方のトップに寒色系のLEDのスポットライト。

という、ミックス光源を作っています。

 

つづく。

 

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口紅の新色が、出るように、 ~「髪を染めたら、海へ行く 2 」①~

2023年07月06日 | 髪を染めたら、海へ行く 2

まるで、口紅の新色が発売されるように、

いま、

プロ用の美容材料マーケットでは、季節ごとに、ヘアカラーの新色が発売されています。

 

 

一般のお客様方の目に留まる前に、新色のヘアカラーを手にする美容師は、

口紅の新色を初めて手にする時のようなわくわく感を、

独占的に楽しむことが出来ます。

 

長い長い辛抱の季節が終わりを迎える、今年、このタイミングで、

私たちが手にした、ヘアカラーの新色のカタログが、

これ。

新色は、3色ともに、

開放感あふれるリゾート地をイメージしたネーミング。

その中から、真っ先に目に留まったのが、「ビーチ」。

 

早速、商品チェックに入ります。

美容室では、

人毛や白毛の動物の毛束を使って、カラーの色味を確認しています。

印刷や、カラーチャートの色見本では確認できない、

実際の色素を確認するためです。

向かって左が、白毛を染めたもの。

カラー剤の持つ実際の染料の発色がこれ。

アッシュ系にブルーをほんのり感じる、クールな色。

 

向かって右は、

人毛のハーフブリーチ毛(すでにヘアカラーを施して、その色素が退職した後の状態)を染めた時の色。

それぞれの髪の色とカラー剤の色素が融合したのがこの色。

実際のお客様の仕上がりをイメージするのに、最もわかりやすいサンプルです。

 

カラー通の皆さんはもうお分かりの通り、

このビーチというカラー、

上級者でないと、自分のものにすることが、なかなか難しいハイレベルなカラーです。

 

このヘアカラーのイメージは、

ビーチの空。薄曇りの奥にある、うすいブルースカイ?

それとも、

乾きかけの、ビーチの砂の色のイメージなのでしょうか?

 

創造の翼を広げずにはいられない、ミステリアスなネーミングの新色です。

では、

「ビーチ」の色を探しに、出発しましょう。

 

つづく

 

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「髪を染めたら、海へ行く 2 」 < Photo Story >   

2023年07月04日 | 髪を染めたら、海へ行く 2

~オープニング連載企画 ~

長く、明かりの見えない、辛抱の季節が続きました。

そして、いま、

わたしたちは、表現する機会、旅する自由を再び手にするよろこびをかみしめています。

2023年の再始動。

このブログでは、スズキ美容室のスタッフによる、クリエイティブな企画を、お届けします。

 

姉妹店「グレープス・ブログ」と併せて、お楽しみください。

 

Presented by スズキ美容室.com