野比海岸にて。
三浦海岸(下浦海岸)から、海岸線を走る国道134号線を北上すると、
右手に、いくつかのビーチが連続して現れます。
そのひとつ、津久井浜海岸を過ぎると、
海岸線は、京浜急行の線路と別れを告げるように、右に大きくカーブを描きます。
そして、
そこから、岬の先端までつづく長い砂浜の海岸が、野比海岸です。
➡下の地図参照
※京浜急行「三浦半島まるごと切符」パンフより
想定外の、天候の変化で、空はピーカン。
はるか海のかなたの太平洋の水平線を、レンズに収めようと狙いを定め、
ここまで、小高い丘を登ってきましたが、
その結果、強烈な逆光に襲われる羽目に。
アイドルのグラビア撮影で使用するような、
目も明けていられないくらい強烈な、「銀レフ」の光を顔に当て、
直射日光による逆光を補正して、このカットは、撮影されています。
イルミナカラー・ビーチは、
こんな強い光をうける、特別な場面でも、渋く、魅力的な発色で写っています。
上の画像の奥に写る水平線は、太平洋。
三浦半島のビーチの多くが、(三浦海岸に代表されるように、)
東京湾を囲んで、内向きに配置されているため、
海岸線のその先には、対岸の房総半島を望むことになります。
が、ここ野比海岸の前方は、
東京湾の外側に向かって、海が開かれているため、
ビーチの先に、太平洋の大海原を望むことが出来ます。
太平洋からの波を、真正面に受け止めるその海岸線と、堤防は、
ときに、荒々しい海の表情をとらえる絶好の撮影スポット、という顔も持っていて、
この地で、多くの映像作品が撮影されているということも、知る人ぞ知るところです。
つづく。
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