ミステリアスなヘア・カラー、"Beach" にトライします。
前もって、
カラーの染色前の下地作りを済ませた髪。
アンダーレベル10の既染毛から、ブリーチ2回を経て、やっと、
このブロンドの髪の下地にたどり着きました。
毛量は豊富で、ユウメラニンを多く含む、堅強な彼女の髪は、
2回のブリーチのあとでも、しっかりとした強度を保っています。
が、一般的的な髪の強度のお客様の場合、
この脱色の作業が、
髪への大きなダメージと隣り合わせの工程であることは、忘れてはいけないポイントです。
それでも、
アンダー10より明るいレベルに、明度を上げる作業が、
アッシュ系の寒色系のカラーを表現するための、
もっとも重要なポイントであることに間違いありません。
前処理の、液体トリートメントで、ウェットな状態になった、染色前の髪色。
既染部に、うっすら残るウィービング(メッシュ・デザイン)のあと。
今回のように、「繊細な色味の」新色カラーを楽しむときは、
余計なデザインは、不要。
プレーンなデザインで、カラーそのものの美しさを楽しんでみたい。
とくに、
明るくもあり、奥行きもありの微妙なニュアンスを表現する
このカラーの場合には…
タラー・・・
これが私たちがたどり着いた、"Beach"の髪色です。
寒色系・アッシュのビミョーな色合いで、
新鮮な髪色。
仕上がりを肉眼で見て、
私たちとしては、してやったりの感がありますが、
写真表現では、
照明が、演出した結果という見立ても当然ながら、アリです。
そこで、
私たちの美容室のセット面の前の照明の情報をお伝えします。
前方のトップライトに、暖色系のLEDスポットライト、
後方のトップに寒色系のLEDのスポットライト。
という、ミックス光源を作っています。
つづく。
presented by スズキ美容室.com