1/俺sec

我撮る 故に我在り

Σ150-600mm

2015-06-21 06:25:22 | 撮影<機材>


キヤノン白レンズで100-400mmF4.5-5.6L、しかも解像しまくる2型オーナーまでも買うという評判のレンズ、
シグマ150-600mm/Contemporaryをヨドバシ店内ではありますが試し撮りする機会がありました。

最近のシグマレンズは描写は素晴らしいのに重くてデカいので手放しで喜べるレンズは無かったんですが
このContemporaryブランド(?)の高いバランス度はお薦めできるかもしれません。


一番気になるテレ側600mmの開放描写です。


この大きさ(小ささ?)だったら気になるほどの流れや滲みは無さそうですよ。
尤も、フォーマットが7D2でAPS-Cなので四隅が自ずとトリミングされてるわけですけども。

専用カタログ(50-500mmだけど)が飛行機をサンプルにして宣伝しているので、
離陸してギアアップした時や上昇しながら旋回している時は機体のロゴはこの程度の大きさでしょうし、
写真の捉え方その物が目を三角にして気にするレベルじゃないと思うわけですよ。
そう考えるとContemporaryは普通レベルで解像度が高いレンズと私は解釈しました。


んでもってこれが2/3段絞ったF8での描写ですが当然ながらこのピクセルだと分かりません。


強いて言えば微妙に左側に写る三脚の黒色のトーンが上がったかなって気もするけど、
どう見比べてもこりゃあやっぱり「気がする」レベルで落ち着くんでしょうね。







同じく、上が開放で下が2/3段絞ったF8で、これは等倍切り出しです。




下の中央部等倍画像も含めてこの四枚はシャープネスは掛かってないんですが、
やっぱり絞ると例えAPS-Cでも周辺部の滲みは少し改善傾向にあるようです。
でも、その周辺部から少し中心に向かった0071のバーコード辺りはそんなに変わらないですね。
って事はこのエリアから中心に向かっては開放から描写は安定してるって事も言えるでしょうね。


最後に、最も安定していると思しき中心部の描写です。




そもそもヨドバシのプライスタグの印刷がコントラストが弱い事を考えりゃ描写は優秀だと思います。
でも残念だったのはシグマお得意のUSBドッグを使ったチューニングが試せなかった事と、
手振れ補正が効いてるのかと疑ってしまうほどAPS-C&600mmでファインダー画像を静止させるのが困難な事。
これは手振れ補正モード1と2の両方で試しましたが、このシビアさは変わりませんでした。
でも飛行中の飛行機狙う時は静止させる必要は無いのでこれでいいのかもしれませんね。


因みに航空カメラマンの青木さんが撮影した専用カタログの写真のキャプションには、
「就航したばかりの787」と書いてあるのでこの50-500mmもそれ相応の時間が経っているはずですが
身も蓋も無い事を言うと、この頃の描写ですら高品位だった事を考えると別に新たに買う事も無いのかなと(笑




尤も、ワイド側が50mmだからと言って50mmからきっちり使う人が本当に居るのか甚だ疑問なわけで、
それを考えるとワイド側が150mmになってズーム比が低くなった分だけ解像度が上がったと考えれば、
同じ150-600mmでも重くてデカいSportsラインよりは安価で軽くて高バランスのContemporaryラインは、
小遣い貯めれば簡単に手が届く良レンズなのだと個人的にはそう思いました。



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