栄光夢見て地を這う営業物語

神戸の小さなベンチャー企業の営業部長で日々奮闘しています。
将来の上場を夢見る喜怒哀楽の物語です。

思いやりに助けられた1年だった

2011-12-30 21:20:56 | 日記

ようやく仕事納めができた。疲れた・・・。


父親のガン再発で穏やかでなかった


今年は昨年から体調が悪くなった。病院に何度も訴えたが,結局検査が遅れてかなり進行して肺がんの再発が見つかった。ICレコーダーを忍ばせて担当医と話をしたら落ち度を認めた。それでも一応信じて病院に通った。食べ物をこぼす,すぐにモノを落とすの異常があったのを伝えたが,それも急いで心配する必要はないと言われた翌日に痙攣が起こって救急車で搬送されると言うアクシデントがあった。医師は「聞いてない」の一点張りだが,ICレコーダーに会話が残っており,担当医がウソツキであることが分り,病院と揉めに揉めた。

担当医はダメだが,放射線科の医師や次の担当医は熱心だ。事務もボンミスが続くものの熱心にフォローしようとしているのは伝わる。結局年内最後の検査は骨転移の可能性が疑われたが,医師の素早い詳細な検査でガンではないことが分り,新たな転移が見つからずホット最後に旨を撫で下ろした。安心して年越しができる。もっとこの先生と早く出会いたかった

来年も年明け早々,抗がん剤治療が始まるので,父親には頑張って欲しい。はやり親の存在は子にとって唯一無二である。生きていてくれたら子供は大きな心の支えになるのだから・・・。


社長・同僚,部下,そしてお客さん・友人


そしてがん治療に僕が付き添うことを許してくれた社長,同僚,部下そしてお客さん。

僕の父親の病気の事を気遣って僕が病院に行くことを快く快諾してくれて,社内が僕を全力でフォローしてくれた。強いては,お客さんも「お父さんに食べてもらって」と色々心遣いを頂き,病院の不手際を相談するため有名な弁護士の先生などもご紹介していただいたりと僕一人では心が折れてしまいそうな時みんなが救いの手を差し伸べてくれた。ガン治療には莫大な費用がかかる。ミスした担当医は

「生活保護ならお金がかからないのに残念ですね」

と信じられない発言をして,人徳的にどうなんだろう?軽蔑して心が荒んでしまった。医者になると言えば凄く勉強ができて偏差値が高いんだろうけど,人間的には最低な医師だった。結婚資金を治療費に当ててしまったことを彼女に相談したら,

「お父さん優先にして,またお金は頑張ったら手にはいるよ」

と元気付けてもらった。後任の医師は

「病院の体制は未だに殿様商売と言う改善点があるけども僕は今年から赴任したばかりですが,全力を尽くすので,一緒に頑張りましょう」

と言われた。”一緒に頑張る”が嬉しかった。仕事で検査結果が分るまで病院に居ることができなくても,電話で結果報告と今後の手法を医師が教えてくれる。

どうしようもない人間もいるが,でも全力でフォローしてくれる人間が居てくれるので今年も無事に乗り越えることができるのだと僕はおもう。

人間頑張れるのは心の支えがあるからだと思った。みんな本当にありがとう。

 

 



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